イギリスの旧MI5は現在は内務省の中の保安局と呼ばれる部門。国内の治安を守るための諜報活動を担当する。
リヴァー・カートライトは保安局の若手エージェント。だが、大きな失敗をしたために、ロンドンの辺鄙な土地にある「泥沼の家」と呼ばれるセクションに左遷される。
「泥沼の家」はリヴァーの様になんらかの失敗
...続きを読むをしでかし、免職ができなかった者たちが左遷されてくる溜まり場。そこに属する者たちは「スロー・ホース(のろまな馬)」と呼ばれている。
「泥沼の家」をまとめるのはジャクソン・ラムという男。嘗ては敵国にも潜入していてらしいベテラン・エージェントだったが、今は太鼓腹の中年でデリカシーにも欠けている嫌味な男だ。
そのほかのメンバーもアルコール中毒だった秘書の女性、機密の入ったディスクを電車内に置き忘れてしまった男、他人の左遷理由を調査することに喜びを得ているハッカーまがいなど様々だ。
ロンドンで子息の誘拐事件が起きる。パキスタン出身でロンドン在住の青年が突如拉致され、監禁され、その様子が動画としてインターネットで公開されている。
72時間後には首を刎ねるところを配信するという脅しつきで。
英国内の小さな極右グループが犯人と目されるが、、、。
泥沼の家というグループの特徴的な面々の裏側の顔を紹介しながら、誘拐監禁事件の解決に泥沼の家のメンバーが巻き込まれていく流れのストーリーが引き込まれる。一気読みしてしまう。
シリーズ化されている様なので続きが読みたくなる。
アップルTV +でもドラマ化されているらしいので、そちらも見てみたいけど、、、