日高六郎の作品一覧

「日高六郎」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 戦後思想を考える
    著者は自身を戦中派と呼びますが、丸山真男のように「1910年代生まれで、1930年代の世相を相対化して過ごした世代」のようです。終戦間際に書いた時勢の所見では、大変冷静に戦時下の日本を俯瞰しています。まず、国が経済的利益の追求で始めた戦争を、アジアの解放というきれいごとでカモフラージュしていることに...続きを読む
  • 戦後思想を考える
    日高六郎の描く戦後日本の見取り図と問題構成。

    真の左翼とでも言ったらいいのか、的確かつ冷静な指摘に驚かされる。

    敗戦後の民主主義的なモチベーションが衰退し、経済的条件が社会を支配し、緩やかに管理社会化している。その中で、差別や疎外がますます強くなり、個人が無力化する。社会主義にも資本主義にももは...続きを読む
  • 戦後思想を考える
    [ 内容 ]
    安保闘争の頃に生まれ、高度成長と共に育った若者たちに、どのように「戦後」を語ったらよいのか。
    敗戦の混乱と、民主化への高揚した気分をどう伝えるか。
    平和運動、民主教育運動、市民運動などに積極的に参加してきた著者が、自らの体験と重ね合せて戦後史をふり返り、新しい視角を提示しつつ、若者と連...続きを読む
  • 戦後思想を考える
    1980年に読んでいる。それから約30年たっている。
    当時の時代状況を踏まえて書かれているのだが、過去の事としてとらえることができない。
  • 戦後思想を考える
    戦中・戦後の連続性/非連続性、戦後の経済発展における管理社会化と価値観の画一化、60年安保と韓国四月革命の共通点/相違点、大学での学生観察。これらのテーマの考察から日本人の「受動性」ないし「民衆の脆弱さ」を明かし、行動的な知識人や連帯の思想の必要性を説く。

    内容としては今直近の問題であり、やや言い...続きを読む

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