著者の今野華都子さんは「1953年、宮城県生まれ」
ということで、私と全く一緒。それだけでも、親近感が。
内容は、まさしく「心洗われる」ものでした。「一流」の
人達に共通するものは、「目に見えない世界への畏敬の念」を持っている、ということを思います。今野さん、
本当に素晴らしい人生を送ってらっしゃい
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〈本から〉
自分の人生や運命を変えていくには、大きな努力なんていりません。必要なのは、日常の小さな習慣を積み重ねていくことです。
毎日のよい習慣は、やがてその人の心の品格、ひいては魂の品格まで高めてくれると私は信じています。品格を伴った心や魂は、決してほかの人をおろそかにしようとはしません。自分を大切にできるようになった人は、必ず、人をも幸せにしたいと思えるようになるのです。
私は、心をこめてすれば、すべてに命が宿ると実感しています。お掃除だってそうです。私は、人から見たらもう何も掃除するところもないような状態でも、毎朝、部屋の掃除に時間をかけていました。それでも朝、どうしても家を出る前に時間がなくて、できなかった日と、ていねいに心をこめて掃除した日では、そのことを忘れていても、帰宅してドアを開けた瞬間に部屋の光り方、輝き方がまったく違って見えるから不思議です。ですから、どんなものにもていねいに接したのと、無造作に扱ったのでは、大きな違いがあるのです。ものにも必ずそれが伝わります。ましてや、自分の顔は自分そのものでしょう。それを、あなたご自身がどう扱うか。大事にいとおしんで取り扱っているのと、無造作に扱うのでは、目に見えて結果の違いが現れてきます。
皮膚を通して感じて、いつくしむ。
ほとんどの人の
悩みや迷いは
「自分と人を比べること」や
「他人の評価」を気にするために
起きているのです
自分が誰と比べることのない
唯一無二の存在なのだと
いうことがわかれば
比べることで悩みが生じたり
他人に「どう思われるか」
で揺れたりすることも
なくなるでしょう。
「技術は愛情」
私の幸せの基準は、「心が騒がぬこと」。静かな湖面に月が映っているような心境でしょうか。
私たちは時の旅人です。
自分の存在を喜びましょう。
ここに形ある存在ー肉体という部分と
心としていただいた「自分」を喜びましょう。