作品一覧

  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)
    4.4
    視聴率三冠・無敵のフジをどう破ったのか。  『俺たちひょうきん族』等のバラエティやドラマの成功で視聴率の王者だったフジテレビの黄金時代のこと。  低迷する日本テレビは、若手社員13名を集めてライバル局の徹底分析を開始します。その方法は、フジと日テレの全番組を録画し、特大の方眼紙に視聴率のグラフをつくり、1分1秒ごとに番組やCMの内容を書き出していくというアナログな作業でした。しかし、この地道な努力が様々な戦術(「コーヒーシュガー理論、タイ焼きのシッポ理論、紙ヒコーキ理論)を生み、フジテレビの真似をしない企業文化を作り、日本テレビの黄金時代につながっていきます。  今や、民放バラエティ番組の視聴率上位20番組のうち、16番組は日テレの番組(2016年4、5月期)。2014年、15年と日テレは視聴率三冠王でした。  すっかり視聴率の王者となった日テレですが、この原点は前述の分析・研究にありました。  無敵のフジを破った、大逆転のマーケティング術を、当時、分析に従事した著者が初めて公開します!
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    本書は「テレビ局間の視聴率競争」というモノを“モデル”に、「様々な仕事」への向き合い方を問うような側面が在る。テレビは「限られた、最大でも“1日が24時間”を絶対に超える筈もない放送時間」で、好いコンテンツと、それを支えるCMを放送し続けなければならない。“増産”とか“売場増床”が出来るでもない仕組みで、「最大の効率」は“高視聴率”なコンテンツを送り出し続け、CMの単価を下げずに上げることを目指すしかないという訳だ…

    そういう「テレビ局の興亡を語る」型で、読む側が「或る程度の一般化」もし得る興味深い内容の本書ではあるが…他方で、本書に在るように「“日本テレビ”が始めた」と視られる、「編成の工

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    2017年04月08日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    日テレの再生の道のりをリアルに描いているドキュメントタッチの新書である。
    業界は特殊であるが、構造改革に必要な要素が随所に見られる。おそらく自分の会社の体たらくをなんとかしたいと感じている若手中堅サラリーマンには面白い内容でしょう。

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    2017年03月29日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

    Posted by ブクログ

     ここまで手の内を明かしていいのか。まじで「ありがとうございます」って感じ。
     …でも自信があるんでしょうね、ちょっとやそっとじゃ抜き返されない。やれるもんならやってみろ的な、これはある種挑戦状だ。これを読んで奮い立たないなら、もうフジテレビやめちまいなですよ。もうフジテレビ、情けない。大好きなのに情けない。
     かと言って、フジテレビをばかにした本かというと、そうではなくてむしろ逆。がんばってくれよ、もう一度ライバルとして立ち上がってくれよという愛を感じる。

    「なぜフジテレビは凋落したか」でフジOBがフジのいけないところを指摘し、叱咤激励してくれた。この本はそれをなぞるかのように、日本テレビ

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    2017年01月31日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

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    この本のテーマである日本テレビで改革がおこなわれた時代、麹町にあったNTVにはしょっちゅう訪れていて、この本にも登場する方や番組にはお世話になった。だから、いろいろと知っている話もるのだが、知らなかったことも結構あった。この本にもあるが、フジの凋落や、テレビ東京の予算がなくてどうするかなどの話は本になっているが、日テレの本はあまり読んだことがなかったので、それぞれの本を読み比べると他局をどのように見ていたかがわかり面白い。

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    2017年01月10日
  • 日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    日テレの台頭について描いた一冊。

    巻末にもあるとおり、フジテレビの凋落について書いた本は何冊もあるが、日テレの台頭について書いた本はなかったので、勉強になった。

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    2019年04月26日

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