日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書)

858円 (税込)

4pt

4.4

視聴率三冠・無敵のフジをどう破ったのか。

『俺たちひょうきん族』等のバラエティやドラマの成功で視聴率の王者だったフジテレビの黄金時代のこと。
低迷する日本テレビは、若手社員13名を集めてライバル局の徹底分析を開始します。その方法は、フジと日テレの全番組を録画し、特大の方眼紙に視聴率のグラフをつくり、1分1秒ごとに番組やCMの内容を書き出していくというアナログな作業でした。しかし、この地道な努力が様々な戦術(「コーヒーシュガー理論、タイ焼きのシッポ理論、紙ヒコーキ理論)を生み、フジテレビの真似をしない企業文化を作り、日本テレビの黄金時代につながっていきます。
今や、民放バラエティ番組の視聴率上位20番組のうち、16番組は日テレの番組(2016年4、5月期)。2014年、15年と日テレは視聴率三冠王でした。
すっかり視聴率の王者となった日テレですが、この原点は前述の分析・研究にありました。
無敵のフジを破った、大逆転のマーケティング術を、当時、分析に従事した著者が初めて公開します!

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日本テレビの「1秒戦略」(小学館新書) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書は「テレビ局間の視聴率競争」というモノを“モデル”に、「様々な仕事」への向き合い方を問うような側面が在る。テレビは「限られた、最大でも“1日が24時間”を絶対に超える筈もない放送時間」で、好いコンテンツと、それを支えるCMを放送し続けなければならない。“増産”とか“売場増床”が出来るでもない仕組

    0
    2017年04月08日

    Posted by ブクログ

    日テレの再生の道のりをリアルに描いているドキュメントタッチの新書である。
    業界は特殊であるが、構造改革に必要な要素が随所に見られる。おそらく自分の会社の体たらくをなんとかしたいと感じている若手中堅サラリーマンには面白い内容でしょう。

    0
    2017年03月29日

    Posted by ブクログ

     ここまで手の内を明かしていいのか。まじで「ありがとうございます」って感じ。
     …でも自信があるんでしょうね、ちょっとやそっとじゃ抜き返されない。やれるもんならやってみろ的な、これはある種挑戦状だ。これを読んで奮い立たないなら、もうフジテレビやめちまいなですよ。もうフジテレビ、情けない。大好きなのに

    0
    2017年01月31日

    Posted by ブクログ

    この本のテーマである日本テレビで改革がおこなわれた時代、麹町にあったNTVにはしょっちゅう訪れていて、この本にも登場する方や番組にはお世話になった。だから、いろいろと知っている話もるのだが、知らなかったことも結構あった。この本にもあるが、フジの凋落や、テレビ東京の予算がなくてどうするかなどの話は本に

    0
    2017年01月10日

    Posted by ブクログ

    日テレの台頭について描いた一冊。

    巻末にもあるとおり、フジテレビの凋落について書いた本は何冊もあるが、日テレの台頭について書いた本はなかったので、勉強になった。

    0
    2019年04月26日

    Posted by ブクログ

    個々の番組は良いのに「流れ」が悪いから続けて見てもらえない。番組を商品におきかえれば、一般企業でも十分に応用可能。しかし具体的にやる子k都と言えば、他局より5分早く番組を始めるとか、人気番組の中でタレントの「重大発表」を行うとか、基本的に姑息。人から「プライドがない」とそしりを受けても勝負に勝ちたい

    0
    2017年08月05日

    Posted by ブクログ

    ・視聴者にどんなニーズがあるか、と制作者ニーズではなく視聴者を見た企画にした。番組は作品ではなく商品である。
    ・自分たちが戦う相手のことを、なぜきちんと調べなかったのか
    ・外部に委託するのではなく、自分達が体験することでデータから導き出される分析結果だけでは見えてこなかった視聴者意識を体感できた。

    0
    2020年01月12日

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