最近、映画の「風と共に去りぬ」を鑑賞したばかりだったので、今作の主人公の一人・ロバート・キンケイドと、風と〜のスカーレット・オハラが、同じアイルランド系という偶然の一致が、何だかすごく嬉しかった作品ですo(^▽^)o←長い
で、そんな同郷の2人なんだけど、一方は自分の生まれ育った土地を愛し、もう一
...続きを読む方は風のように世界を放浪するっていう人物像の対比にすぐに気付けたのも、間を置かずに2つの名作に触れたからだよね〜と思えたのも嬉しかったのですo(^▽^)o←二回目
ロボートが引用したナバホ族の詩に触れた時も、これまた最近DVDで見たウインド・トーカーズのキーとなるナバホ族を思い出して、o(^▽^)oo(^▽^)oo(^▽^)oとなったのでした(笑)。ナバホと同じように、いつかリルケにも会えるかしら。
映画だけじゃなく、こういうシンクロニシティが増えると、もっともっと嬉しくなれるのかなあ。と思うと、いろいろアンテナ張っていたいなあとも思うんですが、うーん。毎度のことながら、実行力が伴わないんだぜ…(´・_・`)
前置きが長すぎたので、ざっくり本編感想を〜(・ω・)ノ
暖かい家庭を持っているにも関わらず、埋められない孤独を抱えたフランチェスカ。
幼い頃から人との縁が薄く、世界の風景の中に自分を移ろわせ、それらの一部を写真で切り取ることを生業とするロバート。
そんな2人が、マディソン郡にかかる橋がきっかけで、運命的に出会い、濃密な交歓の時を過ごす4日間が描かれます。
そして、フランチェスカの子供達が、彼女の死後、その事実に気付く…という物語。
要約すると、
「夫と子供達が不在の間に、突然現れた魅力的な男と不倫する女の話」
っていうだけのストーリーなんですね。うーん、身も蓋もない(笑)。
私、こういうジャンル、全然好みじゃない、筈だったのですが(前知識も全然なかった〜幸せ!)。
時間の都合で読むのを中断するのが惜しくて、貪るように字面を追ったの久しぶりぃ\(^o^)/し…至福〜!笑
各章を締めくくる印象的なセンテンス、スピリチュアルな愛とその表現、主人公2人のキャラクタや思い出をつづる言葉に、すごく惹かれました。訳がいいのかな!←浅い
久しぶりに、文章に恋をしました。前はどの作品だったかなあ。忘れた〜←浮気性
例えば、フランチェスカがちょっとした秘め事になれている女性だったら。
ロバートが家庭を持っていたり、女好きするような男性だったら。
こんなに魅力溢れる作品にはなってないんじゃないかなあ。
絶妙な人物描写と、美しい邦訳が生んだ名作です。名作です(二回目)。
なんか、めちゃくちゃ長くなってしまったわ〜(・ω・)