名著「知的生産の技術」を現在版に置き換えようというチャンレンジングな試み。
久々にこういう技術系の本を読んだ。
序盤はネタ本と梅棹先生の紹介、後半はEVERNOTEの紹介?
読む前の期待が大きかっただけに、少々期待ハズレな面も。
ツールをアップデートした(情報カード→EVERNOTE)した感じ。
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(目次)
第1章 そもそも「知的生産の技術」とは?
梅棹忠夫とはどんな人物だったのか?
40年以上読み継がれる『知的生産の技術』とは
「知的生産」という言葉は梅棹先生が生み出した
誰もが新しい情報を生み出すために
現代に求められる「考えて書く」技術
「知的生産の技術」は今も活かせる
第2章 「知的生産の技術」を支えたツール
すべてを同じフォーマットで記録「京大型カード」
「京大型カード」とはどんなカードなのか
京大型カードに何をどのように書く?
思考を筋道立てる「こざね」
日本語をタイプするのも一苦労だった時代に
『知的生産の技術』に書かれていないこと
先の見えない時代にこそ求められる「知的生産」
第3章 今は知的生産のための“センス"を磨く時代
デジタルの限界をどう克服するか?
道具は変わっても本質は変わらない
すべての基本はフィールドワーク
巨人の肩に乗る
3極モデルでセンスを磨く
個人のセンスってなんだ?
センスこそがフィルター
キュレーションには弱点がある
「売り場を見る」ではもう不十分
インプットからアウトプットへ
第4章 「情報」をインプットする場所はどこなのか?
好奇心が磨くインプットのセンス
梅棹先生の「発見の手帳」
自分を情報のフィルターとする
クラウド時代の情報カード「Evernote」
Evernoteで作る「発見の手帳」
情報は整理せずに分流する
第5章 何をインプットしていくか?
ウェブとのつきあい方とキュレーション
フィルターバブル問題
書籍によるインプットと、電子化による新しい読みの可能性
電子書籍時代の読む技術
知的生産の現場としての書斎
情報インプットの流れ
名詞的なニッチと、形容詞的なニッチ
変わる紙のノート、情報カードの役割
あなた自身がフィルターになる日
第6章 情報をどうアウトプットしていくか?
誰もがアウトプットしなければいけない時代
アウトプットへのハードルが下がった
これだけある知的アウトプットのプラットフォーム
「声」を持った発信と、リミックス
リミックスを加速する発想法
コラボレーションを可能にするサービスたち
ログの生み出す力を享受しよう
こつこつとコンテンツを提供できるサービス「note」
知的アウトプットの輪を広げる
わけの分からないことに身を投ずる
第7章 世界に+(プラス)の影響を与えるために
世界に+(プラス)の影響を与えるための素養
登山で磨かれた知的生産のためのセンス
専門に縛られない
たった一人で世界を変える
一人の熱意が伝染する、活動の拠点を持つこと
かけがえのない人材になろう
逆境を手なずける
梅棹先生が私たち=未来に託したテーマ