時期的には、映画天下分け目の前後ってとこか。
インパクト大な表紙。いっそ清々しいな。かっこいいぜ。
シンケンファンとしては新作が読めて(映画なら尚嬉しいんだが、まあ桃李くんがメジャーになりまくっているので多分もうムリだろう、いや残念)、ひっじょーに嬉しいのでそれだけで星5つ~!
まあ、企画ものだ
...続きを読むろうし、とあんまり期待してなかっただけに、
いい意味で裏切られた。
いやーお見事。本編だと警察とか、そーゆーのはおいといて、ってな役どころなんだが、そのへんもしっかり巻き込んで(つーかもう国家レベルです)話が展開していくとこがおもしろかった。
そっかーサムライオーとか、めっちゃオソロシイ最終兵器なのねー、
他国からみれば、としみじみ納得。(笑)
著者の方、脚本家、とゆーことで、ちょいちょい小説としては、
流れ、ぶったぎってんなーってな感じのとこもありますが、
まあ、場面転換、と思えば、全く問題なし。
状況にたいする各自の心境、とか対応とかを、
いちいちいれてくれるのも、ファンとしては楽しい。常に、大振りな流ノ介に笑った。
「蔦って書くのも楽じゃないんですケド」がイチバンツボだった。
千明さいこーだ。
直観で、真実ついてくるとこも素敵。
基本的には丈瑠目線、とゆーか、そこが主筋なのも嬉しい。
本編では丈瑠にとって父親ってのは非常に大きい存在というイメージで
私もそう捉えていたんだが、この作品の中では、物心つくかつかないときだったので、父親の死に対してもあまり実感がない、それゆえに大切な人を失うことに対して、頭で理解しているだけなんじゃないか、というような悩み(?)を丈瑠が抱いているわけだが、
そのへんの想いを丈瑠が西村先生とやりとりするシーンがとても印象的。
いやーこれ、実にいいシーンじゃない?是非、映像でみたかったわあ。
基本的に、特撮ものっていつものメンバー内でお話ができちゃうわけで、
ここでは、そうじゃない人達とのかかわりが見れてよかった。
あ、あと戦いながらケータイで電話、のシーン。これは完全映像的。
基本シリアス路線なんだが、こーゆーコミカルなシーンもあって楽しかった。うーん、かえすがえすも映画じゃないのが残念。
本編内ではいちいち説明されることのない、ショドウホンやモヂカラについての諸々を語ってくれるとこも嬉しい。
しかし、10分しかないとゆーのにいちいち名乗りはしなくてもいいのでは?っとはつっこんではいけないとこか?
まあ、とにもかくにも楽しかった。
是非、続編を!