折口真喜子の作品一覧

「折口真喜子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 恋する狐
    前作「踊る猫」で与謝蕪村の人柄の良さにほれ込み、単行本化されるのをずっと心待ちにしていました。前作ほど前面に出てくることはないものの、より一層魅かれました。悲劇的な終わりが想起されるエピソードが意外な形に収まるのがとりわけ印象的でした。
  • 踊る猫
    与謝蕪村を狂言回しに据えた9つの短編とデビュー作が収録されており、そのうち3回ほど泣かされました。たまにはスマホ弄りの手をちょいと休めて、江戸時代の幻想奇譚に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
  • 月虹の夜市
    匂いとか音色とか気配とか、不確かで目には見えないものなのに、忘れ去られた遠い記憶を蘇らせるものに人は弱い。
    何故かは分からないけれど、心の奥を揺さぶり自然と涙してしまう。

    見えないモノが見えてしまう、不思議な力を持つお涼の周りで起こる摩訶不思議な連作短編の続編。
    この世とあの世を行き来する妖しいモ...続きを読む
  • 恋する狐
    シリーズ2作目。9編の短編集。
    今回も蕪村が関わるちょっと不思議なお話がずらり。
    前作同様とっても面白かった。全てを受け入れる蕪村の懐の深さと朗らかさが際立つ。9作目の表題作は、してやられたり感が何とも小気味好い。
    それが解説によると夢幻能に長けているともっと楽しめるのだとか。
    調べてみたいものであ...続きを読む
  • 踊る猫
    江戸時代の俳人にして絵師の与謝蕪村。
    蕪村の見聞きした摩訶不思議の出来事を綴った幻想奇譚。

    蕪村の怪異に対する目線がとても柔らかいから、どれも優しく温かな気持ちになれる。
    切なく泣けるものも多かったけど、読後は爽やかで清々しい。
    不思議を不思議と真っ正面から受け入れて愛おしむ。
    蕪村の案内で素敵な...続きを読む

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