作品一覧 2016/08/26更新 江戸文学の虚構と形象 試し読み フォロー 増補版 江戸の悪霊祓い師 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 高田衛の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 増補版 江戸の悪霊祓い師 高田衛 浄土宗・祐天信徒の天英院 主人公の祐天が生き生きと描かれていることに併せ、家宣の正室・天英院の祐天への信頼と、信仰が明らかになっており、たいへんに参考になりました 犀角独歩 増補版 江戸の悪霊祓い師 高田衛 浄土宗祐天上人のお話し。 累ヶ淵の祐天上人といえば分かり易いだろうか。 この方の凄いところは、当時抑圧されていた、女性、子供、さらには追善供養の対象でなかった赤子、水子までも普く救済の手を差し伸べ、もし感応せずば神仏までも踏み破ろうとする。 なぜか? 目の前の人をなんとか助けたいという、菩提心、大...続きを読む慈悲心によるものであろうが、幼少期、捨てられるように寺に入った身の上も影響しているのであろう。 悪霊祓いとはいうが、抑圧され虐げられたものが噴き出したことによる発露であればそれを治めるのは並大抵ではないであろう。 現代でいえば、病理的に名前がつく現象であろうが、当時そんなものはないわけで、念仏と自らのありようでそれに対峙する。 大慈悲心の聖(宗教者)の生き様から死に様まで。 是非。 Posted by ブクログ 高田衛のレビューをもっと見る