卵の可能性は広く深く。卵レシピと、卵語りがメインの本。写真がおいしそう。
網羅性はないので、卵料理を隅から隅までとはいきませんが、著者さんの関心が向いた方向には、とことん深く。
ホームセンターで買える道具と、卵への愛(という名の根気)があれば、テクニックがなくてもふわふわのオムレツがつくれる、
...続きを読むふっくら卵焼きができる、そんな本。
レシピも楽しかったですが、卵が好きな人が、卵について語っていると、読んでいるだけで幸せな気分になれます。
卵黄のレシチンは水にも油にも溶けると知り、いろいろ溶かし込んで焼いて、実験料理を食卓に並べるようになりました。オリーブオイルこってりのスクランブルエッグおいしー。
ゆで卵の章が気に入りまして、この本を読んで以来、温度計とキッチンタイマーで試行錯誤を繰り返しています。
卵に関してはもっと掘り下げる余地はあると思うので、続編期待なのです。