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  • “トウモロコシ”から読む世界経済

    Posted by ブクログ

    少し出版年がたっているので
    この本中で書かれている状況は過ぎ去り
    リアルタイムのことではありません。

    だけれども私たちにとっては
    食べ物の一でしかない「トウモロコシ」というものが
    いかに市場を表しているかがこの本を読み終えると
    わかってくるでしょう。

    それにただのトウモロコシの問題ではなく
    日本の食料自給率に関しての
    問題に関しても提起されています。
    この問題、この本が書かれて10年以上たっているのに関わらず
    いまだに解決の糸口が見えてきません。

    本当は結構そばに大問題な
    制度があるのですがね…

    そしてアメリカと日本の農家の違いも
    すごくはっきりしているな、と思いました。
    明らかに日本

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    2013年09月19日
  • “トウモロコシ”から読む世界経済

    Posted by ブクログ

    今後のトウモロコシ市場に注目, 2004/11/4


    世界経済に大きく影響を与えるものとして石油ばかり気にしていましたが、穀物市場、特にトウモロコシ市場というのが影響が大きいことがわかりました。
    トウモロコシというと食用のトウモロコシを思い浮かべますが、多くは飼料用だそうです。この飼料であることが、畜産にも影響を与えておりトウモロコシ市場を複雑化させているようです。
    また、トウモロコシをエタノールにして燃料として使う事と、トウモロコシからプラスチックを作るという事に非常に大きな可能性と期待をもちました。
    日本でも今後、ガソリンにエタノールを添加する可能性が

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    2009年10月04日
  • “トウモロコシ”から読む世界経済

    Posted by ブクログ

    人間の欲望を映す鏡といわれる穀物市場から見える、食生活、農業、経済を、スペシャリストである筆者が語る本書はトウモロコシという国際商品の重要性やそれに関わる人たちのことを思いださせてくれました。

    あまり詳しいことは書きたくないのですが、僕はかつて、ここに書かれてあることに『近い』仕事をしていたので、それが本書を手に取ったきっかけでありました。

    筆者は伊藤忠商事に勤務し、本場アメリカで穀物のトレーディングをされていた方で、いわば『筋金入り』であると思います。一般の方がトウモロコシと聞いてピンとくるのは『焼きトウモロコシ』ですとかもしくはラーメンの具材か何かに入っているもの、と考えるかと思われ

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    2012年03月30日
  • “トウモロコシ”から読む世界経済

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    人類の普遍的なテーマである食糧問題にも直結する穀物市場から見える、人間の食生活、農業、経済を、スペシャリストが語る。

    [ 目次 ]
    第1章 “トウモロコシ”で世界が揺れた
    第2章 穀物取引の現場を歩いて(グレーンメジャーの時代;アメリカ農業とアグリビジネス;アナリストとして)
    第3章 穀物市場を読む(穀物市場とは;市場価格を読む;天候を読む)
    第4章 穀物市場から見た世界経済(穀物市場から見た日本経済;エネルギー源としてのトウモロコシ;カギを握る中国とインド)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリ

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    2011年04月12日
  • “トウモロコシ”から読む世界経済

    Posted by ブクログ

    商社マンの経験から、トウモロコシという商材を題材にしている。
    アメリカの農業従事者の収穫ができたものをすぐに売るのではなく、そのときの相場を見て売る。
    さすがアメリカという感じだった。

    また、マネージャーにも大きな力が与えられている点も、面白いと思った。

    相場は、プロの間では噂の段階で値段が左右される。そして、その噂が現実になる。または、周知される時(素人が手を出すとき)には、利益を確定させるとか…
    そこから、著者は実業で新事業を興すときにも、その精神が必要であると云っている。
    他社が新事業を成功させてから、立案したのでは遅く、小さな成功しか掴むことが出来ない。

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    2011年04月02日

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