この本を読むと、中国を理解するのが、(日本人にとって)どれほど難しいのか
よくわかります。私も中国で数年働き、業務は中国語で行うが、
「なぜ、そのように考えるのか?」
「なぜ、そのように行動するのか?」
あまりに、日本人のそれと違うので、仕事上でも葛藤の連続である。
言語の問題というより、(当た
...続きを読むり前ですが、、、)文化そのモノが、違うなとつくづく感じていました。
この著作を読み、「潜規則」に関して、おぼろげながら、理解できるものの、
その習慣を受け入れることは、到底できません。そして、
どのように、対処していけばいいのか、、、まるでわかりません。
ただ、なぜ、中国で文革のような、何千万人も犠牲となった事件、運動が起こった理由がわかった気がします。
それは、潜規則に代表されるような、不透明で、理解し難い、慣習が脈々と受け継がれているからだと思います。
日本での中国の事件に対する報道は、どこか、見下したような、失笑が含まれていますが、
こういう著作を読むと、「笑えない」現実が、中国にあるのだと、つくづく思います。