作品一覧 2023/06/22更新 西洋哲学史 近代から現代へ 試し読み フォロー カント 美と倫理とのはざまで 試し読み フォロー 極限の思想 サルトル 全世界を獲得するために 試し読み フォロー 極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学 試し読み フォロー 極限の思想 ニーチェ 道徳批判の哲学 試し読み フォロー 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる 試し読み フォロー 極限の思想 バタイユ エコノミーと贈与 試し読み フォロー 極限の思想 ラカン 主体の精神分析的理論 試し読み フォロー 近代哲学の名著 デカルトからマルクスまでの24冊 試し読み フォロー 現代哲学の名著 20世紀の20冊 試し読み フォロー 再発見 日本の哲学 埴谷雄高 夢みるカント 試し読み フォロー 精神現象学 試し読み フォロー 西洋哲学史 古代から中世へ 試し読み フォロー 日本哲学小史 近代100年の20篇 試し読み フォロー 廣松渉哲学論集 試し読み フォロー 物質と記憶 試し読み フォロー マルクス 資本論の哲学 試し読み フォロー レヴィナス入門 試し読み フォロー 1~18件目 / 18件<<<1・・・・・・・・・>>> 熊野純彦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる 高井ゆと里 / 大澤真幸 / 熊野純彦 最上級に噛み砕いて、これほどわかりやすく『存在と時間』を解説してくれた本はない。 自分の生を日常性から一歩深い視点で見つめることができる。 初めて解説本を読んで、『存在と時間』そのものに挑んでみようと思えた。 Posted by ブクログ 極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学 山内志朗 / 大澤真幸 / 熊野純彦 「学」「二項性」の暴力性に抗うドゥルーズというイメージを持った。 これはかけがえのない収穫だ。 存在一義性、内在性は難しかった。 第四章の狂気、第五章の表面、第七章の無人島(なかでも他者論)はかなり引き込まれた。 著者の誠意を感じた。 Posted by ブクログ 極限の思想 ニーチェ 道徳批判の哲学 城戸淳 / 大澤真幸 / 熊野純彦 カント研究者の視点が随所に光る。 キーワードは超越論的。 ニーチェの道徳批判を『道徳の系譜』に基づいて丁寧に読みほどいている。 ニーチェの問題意識がよく分かる。 最後に著者が読み解いた、個人としてだけではなく、人類としても、歴史としても、道徳を解体していく「永遠回帰」の思想は魅力的だ。 Posted by ブクログ 極限の思想 バタイユ エコノミーと贈与 佐々木雄大 / 大澤真幸 / 熊野純彦 端的に言うと、聖と俗の二元論の浅はかさを撃ち、思索のうちに沈静するのでなく、この世の在り方、認識の仕方を根本的に超えていこうとするバタイユ論。 アイテムとしては、経済、死、戦争、エロティシズム、宗教を新たな文脈の元で捉え直している。 ハイデガー、サルトル、カイヨワ、レヴィナス、モース、レヴィ=ス...続きを読むトロースの論と対比させながら、バタイユの独自性を明らかにする。 繰り返しがくどくなく、深みを増す言及の仕方で、人間の根源に迫った好著である。 Posted by ブクログ 極限の思想 ハイデガー 世界内存在を生きる 高井ゆと里 / 大澤真幸 / 熊野純彦 自分がいまだに通読したことのない『存在と時間』についての読みをこの一冊で包括的に提供してくれた、(単行本ではあるが)新書的アプローチの本。注釈を中心に国内外の最新のハイデガー研究の成果が書かれており、読者としては信用がおける。 要約の仕方については論争的な部分もあることも含めて著者自身が丁寧に紹介...続きを読むしているが、素人目にはあまりその点はわからない。とはいえ木田元の「未完問題」アプローチがあることは知っており、それゆえ「未完のものをどう論ずるのか」という先入見が自分にも多少残存していたので、その懸念をかなり早い段階で棄却してくれた点は読み進める上でありがたかった。 ハイデガー哲学に必ずしも「(健常な)身体」概念を要請する必要はないこと、哲学における「自己物語」の話が現存在の同一性を認定する上で重要であることなど、20世紀哲学のあれこれを読みながらハイデガーをつまみ食いする上でしばしば引っかかっていたことをしっかり説明してくれたのも、よかった。 もしかして、このハイデガー本において示される自己論は、キルケゴールの実存主義哲学やメルロ=ポンティの身体コミの現象学より、プラグマティズム思想家兼社会心理学者であるジョージ・ハーバート・ミードの『行為の哲学』や、その後(主にイギリスの)質的社会心理学で展開された言説心理学(Discursive Psychology)のとる立場に近しいものとして読み直せるのではないか。そういう気づきを得させてもらった。それは著者が「ノンバイナリに気づく一人の男性」の事例について述べた時、ジェンダー論における哲学的アプローチとしてハイデガー哲学を参照したことで、より鮮明になったように思われる。 Posted by ブクログ 熊野純彦のレビューをもっと見る