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作品一覧 2019/10/11更新 あじさしの洲 骨王 試し読み フォロー アポロンの島 試し読み フォロー 海からの光 試し読み フォロー 彼の故郷 試し読み フォロー 試みの岸 試し読み フォロー 生のさ中に 試し読み フォロー 止島 試し読み フォロー 虹よ消えるな 試し読み フォロー P+D BOOKS 悲しみの港 値引きあり 試し読み フォロー P+D BOOKS 悲しみの港 上・下巻 合本版 値引きあり 試し読み フォロー マグレブ、誘惑として 試し読み フォロー 弱い神 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> 小川国夫の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 彼の故郷 小川国夫 生死の境が曖昧な世界を立体的に構築する圧倒的描写力。著者の自伝的小説とありましたが、彼の生きてきた土地の実在をはっきりと感じられました。実在の世界なのに、観念の世界である、というと、カートヴォネガットジュニア『タイタンの妖女』に通じるところがあります。 文学を文章の美しさでもって味わえる人には必読。 Posted by ブクログ マグレブ、誘惑として 小川国夫 モロッコ、チュニジア、アルジェリア……アフリカ諸国をマグレブと呼ぶ。 土色の土地と独特の熱気を持ち、妖艶な目をもつ女たちが住むモロッコを舞台にしながらエログロはない。爽やかささえある。 旅のお供。幻想と現実の間。生活の差。 読中、頭に浮かんだ言葉。 Posted by ブクログ アポロンの島 小川国夫 日本人版ビートニクのようでもあり、もっと儚げで、清々しい小説。 淡々と綴られる装飾性のない文体から、ギリシャの強い日差しや土埃の舞うでこぼこ道、霧に煙った港などが迫ってくる。 この作家の作品は難解で、途中で止めちゃうものが多いのだが、このデビュー作は何度も手にとってしまう不思議な魅力がある。 他...続きを読むの方のレビューにあった「激情しないランボオ」という表現がぴったりです。 Posted by ブクログ アポロンの島 小川国夫 素直な文章ゆえにヨーロッパの情緒が漂ってきます。私小説ですが、放浪する小さなバイク、ヴェスパで走り回る作者の姿はまるで実体の無い煙のように感じられ、ロマンがあります。 これも慥かに、幻想小説を冠せられる文学だと感じます。 名著。朝靄の中にいるような雰囲気を楽しんでください。 Posted by ブクログ アポロンの島 小川国夫 僕の読む、ごく限られた日本の作家のひとり。地中海世界を旅する作家の若き日の記録。形容詞のない、肉体の運動のような文章。立った。走った。殴った。疲れた。即物的な行動の記述が聖書世界とつらなる内海の光を現前させる。あるいはこれは平易な言葉で綴られた散文詩なのか。激情しないランボオ、空想しないロートレアモ...続きを読むンのような世界。 Posted by ブクログ 小川国夫のレビューをもっと見る