絶歌

ノンフィクション 1位

絶歌

1,650円 (税込)

8pt

1997年6月28日。
僕は、僕ではなくなった。
酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。

「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、
不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。

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絶歌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    寂しさと悲しさが人を狂わせる

    内向的で繊細で、親と相性がよくなくて
    居場所や心のよりどころ、安らぎやほっとすること
    自分でもどうにもならない、抱えきれない気持ちが
    溢れ出して狂気が生まれる

    やったことは、世紀のサイコキラーだけど
    だれもが共感する部分もある

    2
    2020年11月12日

    購入済み

    絶歌を読んで

     元少年Aさん あの当時あなたも何かの被害者だったのですか。性的サディズムに関して私は分かりませんが。同じ人間が数年でこんな感情がもてるはずはない、生まれ持った何かではなく、Aさん自身がその時代何かの影響を受けてしまった被害者だと。
    そして凡人では描けない文章力を持ち、、
    取り返しのつかないことをし

    2
    2020年06月08日

    Posted by ブクログ

    出版されてすぐ購入しました。
    文才がある。頭が良い。
    まず、憲法が存在する限り、本著は賛否両論。

    切なくなった苦しくなった。
    正直、本著を読んで、少年法の意義を見出してしまった。これが少年法が存在する意味なのかも知れない、と。今まで自分は何も知らなかったのだな、と。

    少年法廃止を望む人の中には、

    1
    2018年09月24日

    購入済み

    良かったです。

    とてもよかったです。
    あの悲惨な事件を起こした元少年Aが更生するなど思ってもみなかったです。

    1
    2016年10月12日

    Posted by ブクログ

    両親が書いた「少年A」に続き、少年Aの手記。読む前は一定数いる産まれながらのサイコパスかと思っていたが、キラーになる迄が書かれていてイメージが変わった。祖母の死を経て悪魔の作られていく様。多少の美化を差し引いて読もうとするが、読ませる内容。少年Aの心の叫びが胸に刺さる。表現者なのだなと感じる。
    出所

    0
    2023年07月11日

    Posted by ブクログ

    日本で大きな影響を及ぼした事件の犯人が本を書くなんてなかなか聞いたことなかったので当時学校帰って発売日に書店に行った思い出。
    本人の人間性と芸事は関係ないと考えてるのでいるので文章力すごいなあと純粋に思った。
    厨二的思考と精神異常が混在してて不気味だった。

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    これほどまでに読み手の感情の置き場所を迷わせる本があるだろうか。
    純粋に本の感想を書くと、とにかく文章が美しい。
    この文を本当に本人が書いたのなら相当読書家だし、頭も良い。
    ライターが代わりに書いたのかと思ったけど、文章の随所随所に独特の自己陶酔感が滲み出てるから、ご本人が書いたんだなと思ってる。

    0
    2022年09月25日

    Posted by ブクログ

    少年Aがしたこと、遺族に許可も取らずに出版したこと、反省の色があまり見えないこと、つらつらと事実だけを書き連ねて、自分のはっきりとした心情描写が感じられないこと、色々問題に挙がることは多い。けれど、平成の時代を揺るがした凶悪な未成年犯罪の事実は、決して忘れ去られてはいけない過去だし、この事件のことを

    0
    2021年11月03日

    Posted by ブクログ

    個人的には、絶版になった理由があまりわからなかった。
    本当に頭の良い人で真面目な人なんだろうと思った。犯罪を犯してしまう人とそうでない人の差は紙一重なのかもしれないという気持ちになった。

    1
    2019年10月30日

    Posted by ブクログ

    読みはじめてすぐは、本当に本人が書いたのか?と疑問を抱いた。言葉が文章表現がきれいに整っている。だが三島由紀夫や罪と罰などを貪り読んだ旨でそれなりに納得。本全体からはまだまだAの精神的未熟な面が垣間見える。根本的病もあるのだろう。父母の本を読んで救われないと思ったAだが「罪悪感」を抱いた。まずそこが

    1
    2019年04月20日

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