これが生活なのかしらん

これが生活なのかしらん

1,650円 (税込)

8pt

まさかこれが自分の生活なのか、とうたがいたくなるときがあります。

それは自分にはもったいないようなしあわせを感じて、という場合もあれば、
たえられないほどかなしくて、という場合もあるのですが、
それはもちろん自分の生活であるわけです。

その自分の生活というものを、つまりは現実を、
べつだん、大げさにも卑屈にもとらえず、そのまま受けいれたとき、
みえてくるのは「ほのおかしさ」ではなかろうかと思います。

ままならない生活にころがる「ほのおかしさ」を私はずっと信じています。
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自費出版作品としては異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』の小原晩、書き下ろし最新作!

まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。ままならない生活をめぐる38編のエッセイ。

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これが生活なのかしらん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    感性、言葉選び、文章がとにかく緩くて柔らかくて自由で、めちゃくちゃ好き。読みやすい。日常系エッセイが好きな人にはたまらない。

    「妖精がいた」「すべてがどうでもよくなったとき」「それより私とサボりませんか」など、目次からも惹きつけられるタイトルが多い。

    以下、刺さった文章引用。

    「生活がたちゆか

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    三人暮らしが一番楽しく読めた。
    「すべてがどうでもよくなったときのペヤング」は心強いお守りだなと思った。

    『火をつけて』は切ないな。
    そして『寮暮らし』は辛かった。

    そんな小原晩さんの暮らしのエッセイが面白かった。

    0
    2024年02月22日

    Posted by ブクログ

    皆自分のこととなると、他人は気にしていないようなちいさな部分でも気になるのに
    周りの世界のちいさな部分は流してしまう

    でもこのひとは、例えば高校時代に好きだった教師がよく飲んでいた缶コーヒーの銘柄とか、同居人のパジャマとか、待ち合わせした相手が金髪で木の下で寝てたからすぐわかったとか、そういう自分

    0
    2024年02月18日

    Posted by ブクログ

    小原晩さんの本は、誰にでも書けるようでいて、誰にも書けないような、そんな筆致が読んでいて心地よい。流れていく日常の中で、わずかにひっかかるものを捉えて書くのがとても上手く、自分のなかの似たような思い出を彷彿とさせるような文章。それが小原晩さんの魅力なのかもしれない。
    あとはやけに食べ物の描写がうまい

    0
    2023年11月12日

    Posted by ブクログ

    ◆きっかけ

    【ここで唐揚げ弁当を食べないでください】

     と一緒に
     事務のお姉ちゃんが
     おもしろいですよ、って 貸してくれた


    ◆気に入った文

    人生はときに 力業である


    ◆感想◆

    読みやすい
    繊細なことを、独特な文章で

    友だちと3人で暮らしたときの話が
    楽しそう
    若いときって いろ

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    日常をこんなふうに切り取れるのか。

    枠の中で当たり前のように生きるのではなく、
    もうちょっと面白おかしく生きてみたいなと
    なんかよくわからんけどそんなふうに思わせてくれる本だった。

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    生きたくなるセット。
    労働の健やかさとささやかな場所。
    恋は反射。
    揚げたじゃがいもからしか得られないもの。

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    優しい人たちも嫌な人たちも生々しすぎなくてでも人間くさい不思議な感じ。
    悲しさとか苦しさでしんどくならないのは小原さんの切り取り方が素敵だからなのかも。
    町とか家の見え方が特に素敵 大好き

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    読みやすいので、するする読めた。
    個人的には、3人暮らしが1番朗らかに読めた。

    読みやすくて、少し朗らかな気になれてというのがこの本の良さと思う。(全てがこのような話ばかりではないが)

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    噂の『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』が届くまでに次作を先に読ませていただきました。

    私はこの作家さんの擬態語がすごく好きでした。聞いたことのないのに、すごく頭に入ってきやすい言葉たち。
    それにそこをチョイスするのか!というエピソードのセンス。

    おもしろかったです

    0
    2024年05月05日

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