作品一覧

  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    数年前、オバマの年間ブック1位に選ばれ話題になった本。真っ直ぐすぎるタイトルと分厚すぎる厚み(とお高すぎるお値段、、)でしばらく避けてきたけど、読まずに生きるより読む人生が良い! と本屋で自分を奮い立たせ購入。大正解、圧巻の作品でした、ありがとうございました!!

    ドンとミミ夫妻に生まれた12人兄弟のうち、実に半分の6人が統合失調症と診断されたギャルヴィン一家を追ったノンフィクション。あとがきにもあるように、作中に出てくるエピソード全てが、膨大なインタビューや日記から起こされたノンフィクションという圧巻の作品。事実は小説よりも...的感想しか出てこない、ホント凄まじい読書でした。



    兄弟

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    2024年05月26日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    色んな意味で圧巻の一冊。
    学生時代に医学を学んだ際に驚いたことの一つは、統合失調症の有病率が自分の想像よりはるかに高いことであった。日本には100万人弱の患者がいるとされるから、おそらく誰の周りにも程度の差はあれ患者はいるのだと思うし、こういった書籍を通じて、この疾患(症候群)の正しい知識が広まることを願う。
    そんな私も本作品を読む中で、一人また一人と発症していくこの疾患の恐ろしさ、患者に対する当時の社会の目の厳しさを改めて目の当たりにした。その一方で病態や治療法の解明に向けた研究者たちの奮闘には頭の下がる思いがした(医学版「フェルマーの最終定理」のような知的なスリルがあり、大変面白かった)。

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    2024年04月25日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    かなりのボリュームがあり、また和訳独特の表現で読みづらさはあるが、素晴らしい作品。
    ノンフィクションであることの事実が強烈である。
    統合失調に立ち向かい、苦悩する家族の姿が心を打たれる。
    遺伝により自分や子供が統合失調になるかもしれないという恐怖は並大抵のものではない。
    マーガレットとリンジーの2人の姉妹の勇気は素晴らしい。

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    2024年03月27日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遺伝なのか、環境なのかわからないが、いつか医療の進歩で原因がわかると良いと思う。
    虐待や両親の環境など、精神病を取り巻くものがその人の病気を起こすのかもしれない。

    個人的に、虐待の連鎖についての関心が強まった。

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    2024年03月15日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    Posted by ブクログ

    最後未来に繋がって、こんな綺麗に終わってびっくりした。
    家族ドラマすごい
    両親は子供をたくさんもうけすぎたところ以外は至って普通だし、どちらかというと恵まれた人たち
    あとがきで訳者も書いていたけど、本当にもしあなたがこの家族に生まれたら、、っていうのが遠くない話だなと思った。

    ただ、これは本当に私の所為なんだけど
    カタカナの名前ピンとこなくて誰が誰なんだかぐちゃぐちゃのまま読んでいって終わってしまったので、これが分かりながらだったらすごいのめり込んだかもな。なので映像化してほしさある

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    2024年02月25日

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