小浜裕久の作品一覧
「小浜裕久」の「傲慢な援助」「貧困なき世界―途上国初の世銀チーフ・エコノミストの挑戦」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小浜裕久」の「傲慢な援助」「貧困なき世界―途上国初の世銀チーフ・エコノミストの挑戦」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
貧困なき世界 ジャスティン・リン 東洋経済新報社
途上国初の世銀チーフエコノミストの挑戦
混沌の時代の台湾に生まれ
混沌からの脱出を体験し
中国に渡って同じ種類の体験をすることと合わせて
台湾の大学卒業の後北京大学で修士号を取得し
シカゴ大学で博士号取得という道を歩み
理論と実践の両面で裏付けられた上で
北京大学の享受になるが
2008年から4年間を世界銀行副総裁に抜擢される
何しろ博学で視野が広いことが専門バカばかりのこの時代に
貴重な存在となったのだろう
又二つの貧困脱出劇を体験したことから湧き出す
途上国への提案には現場を知る強みがあったようだ
経済という言わば社会を運営するための
Posted by ブクログ
「人はインセンティブに反応する」という基本原則に沿った論になっている。過去の援助について、明解に失敗の原因を分析している。さらにMDGsもその延長線上にあるとし、そのディレクターでもあるサックスを批判しているが、これも説得力がある。MDGsを批判的、客観的に見るためにも有用。共同責任から各々特化した個別課題について責任を持てば成果も上がりやすい、そのようなサーチャーが援助の主役になるべきなのはごもっともだけど、そのサーチャーにどう資金を分配するかはプランナーが決めるしかないんじゃないかと思う。
サーチャーとプランナー、これプロフェッショナルとジェネラリストの議論よね。ジェネラリストがG8とかで
Posted by ブクログ
「人はインセンティブに反応する」という基本原則に沿った論になっている。過去の援助について、明解に失敗の原因を分析している。さらにMDGsもその延長線上にあるとし、そのディレクターでもあるサックスを批判しているが、これも説得力がある。MDGsを批判的、客観的に見るためにも有用。共同責任から各々特化した個別課題について責任を持てば成果も上がりやすい、そのようなサーチャーが援助の主役になるべきなのはごもっともだけど、そのサーチャーにどう資金を分配するかはプランナーが決めるしかないんじゃないかと思う。
サーチャーとプランナー、これプロフェッショナルとジェネラリストの議論よね。ジェネラリストがG8とかで
Posted by ブクログ
本書全体を通じて、プランナーとサーチャーという立場が比較軸として語られる。
プランナーとは、援助対象から離れた場所で、大所高所に立ち、課題の理想的な解決が可能だと考えている援助者のこと。サーチャーとは、援助対象のすぐそばにいて、全ての課題を解決することは不可能だが、今よりも少しだけ物事を良くするためには何をすれば良いかが分かっている援助者を指している。
ちなみに、国連や世界銀行、先進国からの援助などは大部分がプランナーに属する。
なぜこのような比較軸が成立するのか。それは、プランナーによる援助が、ほとんど事態改善の役に立たないという悲しい現実があるからなのだ。
プランナーからの援助