作品一覧

  • 「移民国家」としての日本 共生への展望
    4.3
    1巻902円 (税込)
    私たちの周りでは当たり前のように外国人たちが働き,暮らしている.もはや日本は世界的な「移民大国」となっている.しかし,その受け入れは決してフェアなものではなかった.雇用,家族形成,ことば,難民……彼ら彼女らが生きる複雑で多様な現実を描き,移民政策の全体像と日本社会の矛盾を浮き彫りにする.

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  • 新版 外国人労働者受け入れを問う
    3.5
    1巻638円 (税込)
    2018年末の改定入管法により、外国人労働者の受け入れ拡大が進められている。だが、そこでは彼らは労働力として扱われ、人として受け入れる視点が欠けている。移住女性の状況やヘイトスピーチの問題などにも目配りしながら、いま日本で暮らす、そして新たにやって来る外国人と共に生きる多文化社会への途を考察する。改定法を踏まえて見直した新版。

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  • 自殺論
    5.0
    1巻1,650円 (税込)
    自殺は個人的気質の結果か、それとも社会的事実か? 十九世紀ヨーロッパにおける自殺率の統計を仔細に分析し、自殺を「自己本位的」「集団本位的」「アノミー的」「宿命的」の四タイプに分類。生の意味喪失や疎外感など、現代社会における個人の存在の危機をいち早く指摘した、近代社会学の礎となる古典的名著の完訳。
  • とことん考える 人口減
    -
    1巻220円 (税込)
    日本の人口は2008年の1億2808万人をピークに減り始めていて、国立社会保障・人口問題研究所は、2048年には1億人を割り込むと推計している。このため政府は2014年6月、「50年後に1億人程度の安定した人口構造」を目指すという基本方針を決定したが、そもそも人口減は問題なのか。本当の問題は、高齢者が多く、生産年齢人口が少なくなる人口構成ではないか。女性が子どもを産むことを躊躇する社会環境ではないか。こうした視点から、「人口減」を考えてみた。本書は週刊エコノミスト2014年9月2日号の特集「とことん考える人口減」を電子書籍したものです。  主な内容は以下のとおり ・2040年代人口1億人割れの日本 ・インタビュー ここが問題!ニッポンの現状 出生率の低い東京へ若者が集中 増田 寛也 「産めない」が年間20万人の異常 野田 聖子 ・歴史は教える 近視眼的政策が招く人口問題 ・どうなるニッポン1 低成長でGDPは減る? ・どうなるニッポン2 地方自治体は消滅の危機? ・どうなるニッポン3 移民の受け入れは進む? ・歴史は教える スウェーデン社会政策の源流 ・どうなるニッポン4 年金、医療保険は維持可能? ・どうなるニッポン5 フランスをまねると出生率増? 家族政策の基礎も違う ・どうなるニッポン6 人手不足は深刻化する? 労働の担い手に進化するロボット ・どうなるニッポン7 コンパクトシティーうまくいく? ・歴史は教える ローマ帝国衰退とは無関係
  • 「移民国家」としての日本 共生への展望

    Posted by ブクログ

    先進国の中だけでも顕著な出生率の低下、少子高齢化が止まることのない現代日本。移民は原則受け入れないという日本政府のモットーに問題点が多く欧米社会からも批判が多い技能実習制度などでサイドドアから労働者を入れようと取り組んできた日本社会ですが、著者は本書で日本社会がいよいよ移民ということについて真剣に向き合わなくてはいけない状況にあると指摘しています。グローバルスタンダードに則って人道的な移民受け入れ方針に日本政府が向かうべきと言うのは理想論に感じますが、出生率の低迷が日本経済の病巣になりつつある現在、やり方を変えないにしても変えるにしても今まで以上に外国人の方々をより多く受け入れて移民というもの

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    2023年08月01日
  • 「移民国家」としての日本 共生への展望

    Posted by ブクログ

    移民が日本でどのように扱われているかについて、法の面からの問題提起である。さらにSDGの問題でもあり、また朝鮮や多くの移民についてもその歴史から学ぶシティズンシップ教育が重要であるという指摘は他の書籍ではなかったような気がする。SDGに日本への移民は入っているのであろうか?

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    2023年01月03日
  • 自殺論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社会科学の原点のような本で、自殺率の高い国と低い国の違いは一体何なのかを解明していく本。

    結論から言ってしまうと「宗教の違い」で同じキリスト教でも自己責任論の強いプロテスタントのほうがカトリックよりも自殺率が高い傾向があるとのこと。

    自殺率と宗教には強い相関性があって自殺を明確に禁じるイスラム教は低く、無宗教が最も高いというデータもあるそう…

    日本は閉鎖的な社会だから自殺率が高いんだ!と言われますが原因はそこだけじゃなくて日本人の宗教観の薄さにもあるのもしれませんね…

    とても面白かったです! 

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    2021年11月23日
  • 自殺論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自殺って何なんだろうと、この度、読むことにした。


    19世紀末のヨーロッパに増加した自殺について、社会現象として各国各都市のデータをもとに、考察している。
    なんで昼間に自殺が多い?なんで都市に多い?なんでプロテスタント教徒に多い?なんで離婚した男性に多い?殺人との関係から言えることは?

    120年以上前のヨーロッパなんて、全然違う社会だと思っていたけれど、今の状況についての説明ともなる部分が多く、興味深かった。自殺、という行為が、人間の生と死という時代や文化を超えた普遍的なものであるからでもあると思った。これまでの人間社会の中で「自殺」の持つ社会における意味や価値がどのように変化してきたか、

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    2020年08月01日
  • 「移民国家」としての日本 共生への展望

    Posted by ブクログ

    移民について、何も知らなかった私が基礎から学ぶことができた一冊でした。今後の日本が移民をどのような形で受け入れていくべきかを考えなければならないと感じました。外国人労働者に寄り添った制度が導入されることを願います。

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    2023年12月18日

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