ころころさんのレビュー一覧
レビュアー
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あとがきに慄く
作家さんが好きで、過去作をたどって見つけました。
あとがきの体調不良のくだりに慄きました。お大事にされたし。
ドクターのシークレットベビーもの、という内容にすごくぴったりなお話で、途中の展開に「お金の力ってこえー」と思いましたが、一方でもう狂気の沙汰でしたね。
綾子が怖すぎてびっくり。
ラストの番外編にはほのぼのの一言でしたが、孝生の執念もすごかったですな。個人情報がすごい利用されてるわと慄きましたが、まぁそれも込みでよかったです。
希生くんという名前がとてもよかった。
彼の大人になった話も読んでみたい気はします。 -
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悪役が頭悪すぎる
初めて読む作家さんでしたが、悪役の人々の頭の悪さにイライラが止まらず、もはやびっくり。
ヘレナも義妹も義母もアホすぎる。
皇太子もアホすぎてこんなのが皇太子だったというだけで国がヤバイ気がしました。
フレデリックはまぁいいとしてアデラインは人格が定まっていない感があったのが残念。
エロはてんこ盛りでしたが、私はあんまり読み返したい気持ちにはなりませんでした。
悪役の人数も多過ぎたんですな。もっと絞ってほしかった…。 -
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ファンタジーだけどよかった
イヤ、ラノベの8割はファンタジーだけども。
安倍晴明を思い出すような能力をもつミカエラと、彼を大好きで恋を教えてあげたいティアリーゼの結婚と色々にまつわるお話。
ティアリーゼの抱えるトラウマがけっこう重かったので、その描写の細やかさに元精神科医療界にいた私はヒヤヒヤしましたが、いろんな描写が丁寧で大変おもしろかったです。
ミカエラのニンゲン成長記みたいな部分もあってとてもよかった。
終盤になって怒涛の伏線回収があったので、おや?と思うとこもありましたが、また文字校正仕事しろと思うとこもありましたが、とにかくよかったです。
続編あったら読みたいなぁ。 -
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ハッピーエンド
作家さん買いです。
美人であるだけなのに、勝手にいろんな変な男が釣れてきちゃうクレアと、事情があって変人を演じていた一途なユージンの恋のお話。
結末にはざまあ感がすごくて、シンデレラだったか白雪姫だったか、悪者が熱された靴を履かされて踊りながら死ぬ童話がありましたが、あれを思い出しました。
ユージンの継母はもうビョーキだし、クレアにまとわりついてたオッサンもビョーキっぽかった。
もう怖すぎる。
ユージンの一途さにほっこりしたし、クレアの悩む様子もかわいくてニヨニヨしました。
ハッピーなお話です。 -
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すずね作品らしいお話
作家さん買いですが、まずはこのイラストレーターさんを褒め称えたい作品でした。
とっても美しいイラストで、イラストを探してしまうほどきれいでした。フレドリカのドレス姿には感嘆する一方で「内臓どこに入ってんだ」とは思いましたけどw
物語は、すずね作品には少しめずらしく、主人公が最初はとにかく意地っ張りというか両頬をつまんで伸ばしてあげたいくらいの様子でしたが、実は控えめである一方ですごくしなやかな女性でした。隠れたよいところが二度目の人生で出てきて磨かれていくプロセスがとてもよかったです。
この2人のお話ならば子孫の話とかめっちゃ読みたいです。
あとさすがすずね作品、エロが「そんなにいる? -
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悪役王女がエグイ
作家さん買いです。
久々に読んだので若干戸惑いましたが、おもしろかったです。
あの王女の腹黒さにはもはやびっくり。
よかったねぇ、永久に出て来れなくなって。スッキリ。
いろんな視点が読めておもしろかったです。
アドルフもバカでびっくりだったなぁ。
主人公カップルはとても好ましくて、テオドールも純情さんか!とツッコミたくなったし、リーゼロッテのまっすぐさは好ましいの一言。
若干愛し合うの早くね?とは思いましたがそれはそれ。
獣たちが超かわいかったです。
セドリック視点の番外編もかわいかったです。 -
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ループものではダントツでよい
作家さん買いです。
さすがマチバリ先生、と唸ってしまうおもしろさ。
すっかり寝不足になりながら読みました。
挙動不審にもほどがあるレオナルドの苦悩のシーンではびっくりとともにスッキリして、ここでこれを持ってくるのかさすがさすがという気持ちになりました。
カロリーネだっけ?悪役の娘さんはなんていうか大変だなぁとしみじみ。その父も悪者すぎてむしろびっくりでした。
クラリスが苦労する未来が見えるラストだったけど幸せな苦労は買ってでもするべきだからよかったです。
大満足!
次作も楽しみです! -
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占術師、ちょっとおもしろかった
作家さん買いです。
今回はループものでしたが、大体のループものはけっこう長い時間生き直さないといけなくて大変だよなぁと思っていたので、今回はわりと心やすらかに読めました。
とはいえ、どうしちゃうのよというハラハラ感はありましたが。
ルートヴィヒの愛が重くてよかったですねぇ。
周りから見たらただのストーカーじゃね?大丈夫うちのご主人…と仕える人は思ったのではないかと思う勢い。
ラストの占術師のあんなに効くと思わなくて、というセリフにずっこけました。
じゃあもしかして呪いとかなかったんじゃ…と思って冷や汗かいちゃった。
2人の苦労は一体…?
ルートヴィヒがわりと早めに協力しようと言ってくれ -
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設定がてんこ盛りだった…
多分初めて読む作家さんでしたが、物語はとてもおもしろかったです。
ただ、序盤にいろんな設定がドバドバーッと洪水みたいに押し寄せた感があったり、アレクシスとイーヴィスのキャラがかぶらなさすぎて戸惑いの方が大きくて、馴染むのにすごく時間がかかりました。
アレクシスのキャラクターがとても魅力的だったのですが、ミューティアの勝ち気なところと弱気なところがしばらく不安定な感じが強かった気がしました。
闇界の皇子が残念なのも残念だった…。
ハッピーエンドでとりあえずよかった。
何回か読めば色々分かるのかしら。
読後はスッキリですが、読中はわりとモヤっとします。 -
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意外すぎる展開だった
作家さん買いです。
ものすごくおもしろくて、エノーラはかわいいわ、エルネストはかっこいいわでするするっと読み進めてしまって寝不足になりました…。
森の中で生きるエノーラは、世間知らずだけど森のことはすごくよく知っていて、『ゴールデンカムイ』のアシリパさんを思い出しました。
性格もまっすぐなとこが似ている気がしました。
終盤の展開には本気でびっくり。
そしてエルネストの許すという叫びがすごく印象的でした。
切なくてかわいくて優しいお話でした。
ジョージは大変だったろうなぁ。
何度でも読み返したいお話でした。 -
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