【感想・ネタバレ】三体X 【観想之宙/かんそうのそら】のレビュー

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Posted by ブクログ

途中読み辛いところもあったが、いい締め方だと思った。
あえてここまで書かないことも含め、改めて三体が面白かったと実感させられた。
最初に書いてある通り、Xは三体シリーズとは別物、別の可能性の一つの物語。それをこのクオリティで書かれたら、そりゃ三体ファンなら面白いし、世界観が再び味わえるだけで喜ぶ。
めちゃくちゃ良かったです。

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2024年04月23日

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最後のあなたが書き残してって話はどうなのってなったけどAAと雲天明の話と歌い手の話は大好き
なんかロマンチックだった

あと智子は想像を絶する美女であってほしいから実在の人を持ってこられたのはちょっとね〜どんなに素敵な人でも違うって思っちゃうかも

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2024年03月27日

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すごく面白かったんだけど、読み終えて一番残ってるのは「雲天明もエンドレスエイト見たんだ…」っところかな

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2024年03月12日

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死神永生の救いのない転回が、この作品で中和されるような感覚があった。
この作品を読まなかったら、このシリーズに対してはネガティブな印象を持ち続けたと思う。

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2023年11月06日

匿名

購入済み

面白かった。
本編に会った色んな疑問を凄いしっくりくる解釈で解消してくれた。
ファンメイドとは思えない。とてもよかった。

#エモい #深い

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2023年03月13日

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2次創作とは思えないクオリティ。とは言え、死神永生を読んだ後に読まないとあまり前提がわからないから、その後に読むのがいい。

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2024年01月30日

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ネタバレ

三体シリーズの二次創作の公式スピンオフ、なんて聞いたら読まずにはいられなかった。もはや三体シリーズの細かいことを忘れているため、思い返しながらの読書となった。
作者は"原作を隅々まで読み込んだ三体オタク"なのだろうという熱量がひしひしと伝わってきた。あの物語と並行して謎を解き、あちこちを繋げて伏線を回収し深く掘り下げ、かつ物語として丸くおさめるのはかなり難しいことだと思うけれど、それをやってのけている。
統治者や潜伏者、次元逆転のあたりは話がややこしく、何を言っているのか分からない場面もあったけれど、当の天明もよく分かっていないことが明かされたりしてホッとしたりした。
特に最後、懐かしい面々が現宇宙で自分の新たな人生を全うしている描写は胸が熱くなった。
全人類が記憶を失って幾度となく人生を繰り返しているとしたら。三体の小説から人類が何かを得られるかもしれない、なんて希望を持たれているとしたら。実際ベストセラーになって夢中にさせられている。可能性が残されていて優しさを感じるラストだった。

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2024年01月10日

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三体原作とは別著者の二次創作。
三体原作はリアリティーのある物理理論や法則をもとに描かれていて、非常に面白かった。
こちらは完全なSFでちょっとどうかなと言うところもある。
ただ原作との辻褄はよく合ってるし、面白い。
原作者が認めているだけの事はある。
ただ最終的には原作で謎にしておいて、世界観を保っていた部分を明らかにしてしまって楽しい部分ではあるけれども、つまらなくなってしまった部分でもある

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2023年10月01日

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ネタバレ

・8月15日に読み始め、19日に読み終えました。

・すごい!めちゃくちゃ同人誌だ。おもしろかった。Ⅲで「どうなった/なるんだろうな」と思ってた箇所がたくさん補完されてて、良かった。すっごく楽しく書いたんだな…… ってわかって楽しかったです。私も二次創作をする人間なのでなおさら……


・AAの前世の話から成る天明とAAのロマンチックな運命、よかったな~。AAと死に別れたあとの天明の使命もそうだけど、天明に科せられたさまざまのもののスケールがすごい。三体世界に行ってからの三体人との攻防もおもしろかった。

・二次創作の感想を書くにあたって、原作と比べたり原作を引き合いに出したりするのは違うよな~と思っているんだけど、天萼のところはだいぶ原作に近い雰囲気ですごかった。すでにSF作家として活躍されてる方らしいので、しっかり商業でやっていけてる人なんだなと実感した。そしてやはり難しかったです(難しいけど面白かったよ!)。


・要所要所、に、二次創作すぎる……!!と面白くなるシーンがあって楽しかった。ラストのメタフィクションなんかその代表的な例だけど、元々こうして出版されると決まってたら書けなかった場所がいっぱいあっただろうな~と思った。

・Ⅲラストの程心と智子のエコスフィアが宇宙にきらめくシーンが結構好きなので、それが智子の策略だったという話はえ~さみしい!と思ったけど、そういう解釈も良いなとも思うので、二次創作のいいとこだわな。人それぞれの解釈。

・最後の新宇宙のとこで、もしかしてこの宇宙って……と思い始めたあとのあのラストはきもちよかったね…… ファンメイドならではの終わり方だったと思う。


・ほとんどがⅢ本編を補完するような内容だったからか、読みやすかったな。ただ『三体』本編と同じ装丁で出すのは紛らわしいかな~と思った。賛否両論分かれる内容だと思うし…… でも全然違う装丁でもわかんなくなっちゃうもんな。公認スピンオフという立ち位置なら変ではないし。

・最初にも書いたんだけど、とにかく楽しんで書いたんだろうなというのがひしひしと伝わってきて、なんかこっちも嬉しくなった。こうして出版の経路に乗らないと絶対に読めない作品だから(これはまあ何にでも言えるけども)この作品が出版されるに至った経緯にも感謝やね。非常にたのしかった!

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2023年08月20日

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二次創作感は否めないのは誰もが感じたことだと思うが、〈三体文明〉や「死神永生」についての解釈は“これを超えるものはない”と感じた。

“歌い手”などの存在しない用語と単位によって交わされる異次元のやり取りは魅力的なものだった。

「三体」シリーズに奔走し、結末を見届けた者へのボーナストラック。
「三体」ロスが冷めないうちに、ぜひ。

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2023年07月27日

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「三体 死神永生」以後について、また、それまでに描かれてこなかった側からの話を描いたファンフィクション。
原作で特に気になっていたアイAAとユン・ティエンミンのその後は、この本全体にとってはプロローグ的に書かれ、そのあとからこそが、このファンフィクションの凄いところだった。
大胆な発想で自由に、三体という作品を本当に愛しているのが伝わりつつも、オリジナルの作品としての強度があって非常に楽しく読んだ。
訳者あとがきにもあるように、「第三部 天萼」での異世界描写が特に凄まじく美しかった。。
地載亀、均衡鳳、歌い手と王、滅びゆく毋世界。。
かつて歌い手が清めた世界、太陽系と同じように彼らもまた終わりを迎える。
終わる、ということの幸福と、永遠への憧れと、繰り返す、ということ。
今を生きることへの喜びや悲しみ、原作が示唆していたであろう(←個人的見解)、そのような「刹那の美しさ」(流れていく壮大な何百万年もの時間が主軸の作品だからこそ)が、より強く描かれた作品だと感じた。

最終章以降の挿話は、よりファン目線になっていて好き嫌いが分かれるところかと思うけど、ダーシーの話があって個人的には嬉しかったな。
あと、チェン・シンの最後の最後のあの描き方。。原作中でも、あまりに「良い子」なところが気になっていたので、これを書いたバオシューもそんな気持ちでああいう風に書いたのかな、などと思った。(あまり詳しく書くとネタバレになる為抽象的です)。

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2023年07月05日

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『三体』の二次創作。インターネットに発表した作品が評価され、本家公認となって出版された。雲天明が三体世界に囚われた状況を語る。拷問は過酷であった。三体人側には残酷なことをしているという自覚もない。現代日本の人質司法や外国人収容と重なる。三体人は地球人と接触することで、だますことを覚えた。その結果、だまして商品を売買することが行われ、三体世界は混乱した。ルールに基づいて競争することが市場競争である。それがなくなると市場は崩壊する。
智子は日本人をモデルとした。三体人は自己を大陸を侵略した日本になぞらえている。良くも悪くも中国人にとって日本は存在感のある国なのだろう。

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2023年06月27日

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ネタバレ

「三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)」刊行直後(なんと1ヶ月以内!)に当時アマチュアだった宝樹(パオシュー)さんが二次創作として本作をネットで発表。大きな反響となって本家、劉慈欣さんからも公認されて出版されたという。
なんだか、90年代後半から瞬く間にネットで拡散された「僕が勝手に考えたドラえもんの最終回(仮)」のような展開だ(個人的には「三体X」より、ドラえもんの最後のセリフ「のび太くん、宿題終わったのかい?」の方が好き)。傑作の裏ストーリーを二次創作した名作品としては、三谷幸喜の「オリエント急行殺人事件(第二夜)」も素晴らしかった!…おっと、話を本書に戻します。

正直、本作のすべての登場人物に感情移入ができなかった。「本編でないから」という心の壁だけが理由ではない。特に女性、AAとチェンシンの描き方に違和感がある。本編とは別人格の印象を最後まで拭えなかった。セリフ(言葉の選び方)や表情、仕草のどれもが違いすぎる。それに「終章 プロヴァンス」でチェンシンとユン・ティエンミンは再開して欲しくなった。ここまで話を展開しておいて再開はないだろう。しかもチェンシンというキャラクターをぶち壊してしまってる。

…でもまぁ、丹念に作り上げたキャラクターを何の未練もなく「使い捨てる」のは本家の劉慈欣さんも同じだけどね。

しかしこれだけの情報量の二次創作をネットに公開してしまうところに中国の奥深さを感じる(もちろん宝樹さんの才能なんだけども)。

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2023年05月24日

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三体シリーズとは別の著者が書いたスピンオフもの。三体世界のことを調査するため人類が主人公の同級生の脳を送り込んだ後、理解できた世界が描かれる。謎解きが明かされるワクワクもあり、面白い。

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2023年05月07日

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「三体」にどっぷりハマった著者がそのロスを抑え切れずに書いた本家の「余白」。それが公認として発売される展開もスゴいし、そのストーリーも良かった。本家らしい重厚感もあり、スピンオフらしいポップさもあるような、公式っぽくも読めるしジャンク品っぽくも読めるというか。天明が三体世界に拿捕されてからの歩み、AAが持っていた秘密、そして繰り返す歴史。最後のオチも良かった。
ラストがこれで良かったと思う。これで「三体」コンプ!

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2023年02月19日

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ファンによる二次創作とは思えないクオリティ。三体本編で良く分からなかった部分などが上手く想像で補われている。巻末に三部作目の簡潔なまとめがあるのも有り難い。
想像を絶する(もはや読んでもイメージしきれない)技術による闘いのスケールに、よくわからないのに感動する、という不思議な体験が出来た。

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2023年01月16日

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とても面白かった。少し俗っぽいところがあるのがオリジナルとの違いかな?世界観の広がり、物理学的なアプローチなどは遜色ない。三体の三部で曖昧な理解だった事をおさらいをしながら説明しもらえる感じ。ますます三体ワールドが好きになってしまう一冊だった。

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2022年12月30日

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二次創作としては驚くべきクオリティである一方、訳者あとがきにもあるとおり、ちょちょちょっとやりすぎじゃないか…?と感じる要素も多々あり、本編に比べると気持ちよく入り込めなかった。快く公式として認定した劉氏は器が大きい。

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2024年03月23日

Posted by ブクログ

三体Ⅲから少し時間が経ってしまったが、巻末にあらすじが書いてあったので難なく思い出すことができた。ありがたいです。
内容は面白かった部分もあるし、いや、随分ここぶっとんでるな?的な部分もあった。(程心とAA、雲のからみが少なすぎないか!?)でも総合的に見れば上手くまとまっていたように見える。特に最後の章始まりから終わりまでは、そういう未来もあるのかもなとワクワクしながら読みました。個人的には好きな終わり方でした。

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2024年02月19日

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脳男「雲」大活躍のアナザーワールド

三体第三巻はかなり難しい。次元とか宇宙とか。それを別角度からアプローチした作品かな。美人だらけでAV女優さんまで出てくる(実在かな?)柔らか感はさておき、宇宙を駆け巡る新ヒーローを生み出した本作は、スピンオフというか別のマルチバースの物語と捉えたほうが良いかも。

三体第三巻て置き去り感がある5kgの謎や繰り返し宇宙との関係はとてもうまく昇華できていると思う。楽しかったよ。

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2024年01月30日

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これを三週間で書き上げたのか?という驚きがすごい二次創作。本編で触れられなかったところをたっぷり想像していて、なるほどよくできている。どこまでが原作要素だったのかわからなくなってくるくらいには、原作愛を感じた。
ただ、いくらなんでも僅かな登場人物だけで全て解決しすぎなのでは、などと思ってしまった。

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2023年08月18日

Posted by ブクログ

あの壮大な物語の続きを読めるのだから悦ばしいこと間違い無し。
しかし、いざ頁を捲ると、終始これじゃない感が拭えなかった。
二次創作は所詮二次創作。結局は読んでいてどこかで他人の世界観だと思ってしまう。

これでもかとオリジナルな用語の名詞や代名詞が頻出し、混乱する。
まるでFF13のパルスのファルシのルシがパージでコクーンである。

非常に残念。
劉慈欣が書いた続編とNetflixでのドラマに期待するしかない。

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2023年07月08日

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面白いんだけど複雑
でもコレただの二次創作なんでしょと定期的に悲しくなる
やめてくれよ作者じゃないただの他人が何でこんなの出しちゃうんだよ偽物じゃないか
いやいや、コレは三体人に見せられてる夢でしょう、どうせ
ああでも、あ~その辺のときの話知りたかったよ、って二次創作なんでしょうコレ
複雑。

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2023年06月25日

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三体シリーズの公式二次創作とのことで、死神永生の続きがメイン。ちょっと壮大過ぎて追いつかなくなりそうだったが、「こういう続きもあるんじゃないか」という形。本編同様諸々想像力に試される部分もある。

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2023年05月02日

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まぁ…うん。読まなくても良かったかな。
オタク(≠geek)丸出しのネタが気持ち悪いったらない。本家はライン弁えてたのに。

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

本編で描き切れなかった部分を想像して補完するのかと思いきや、完全に本編を飛び越えて独創的に宇宙観を拡張している。正直、やりすぎ感がいなめない...
よく書けているにせよ、ネットに転がっている2次創作の域を出ないなぁ。

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2023年04月09日

Posted by ブクログ

劉慈欣の作品で三体の続編と思って借りたが、実際は他の作者が、三体の世界観だけ丸パクリしてスピンオフみたいな世界を描いた作品。まず、著作権を気にせずに、そんな物語を公開するこの作者にもびっくりしたし、それをOKと受け入れる原作者にもビックリした。
内容は三体の3部作の隙間を穴埋めするような内容。三体自体を読んだのが随分前だったので、そんなこともあったと思い出しながら読んだ。

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2023年03月19日

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うまくまぶしてあるのだが、前作さっぱり覚えてなくてと思ったら、巻末に前作のあらすじが。5kgなんて何のことか覚えてなかったよ。
これは、巻頭に載せてくれよ大森くん!

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2023年01月21日

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三体シリーズのファン(当時アマチュア)が書いたスピンオッフ。マニアが書いた本だけあって、元の作品の細部をおぼえていないとよくわからないところ多数。

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2023年01月19日

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期待を遥かに上回るスケールの大きさに感心した。二次創作の枠を越えており、それでいて二次創作でなければ書けないような大胆すぎるラストなどすばらしい作品と思った。

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2023年01月15日

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ネタバレ

三体のスピンアウト小説。
ファンによる隙間埋めのものがたり
三体世界の世界観を踏襲しつつつ、三体三部作で語られていなかったことの隙間を埋め、また地球や宇宙のその後の展開を描く。
三体同様、壮大なスケールのSFである。
しかし、本家と比べると、小粒な印象。
まぁまぁですけど、かろうじて及第点といったところか。

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2022年12月20日

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