感情タグBEST3
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最高。
泣き、笑い、考える。読書の醍醐味が全て詰まっている。本当に幸せだ。
一つ辛いのは、読んでいて、自分が恥ずかしくなることか。
ふいに、昨日のあの行動は無粋だったな…おとといの行動は不義理だったな…と。
ライムライト最後の一節
「でもーーおとっちゃんが映すチャップリンさんのほうが、ずっとすてきで、ずっとおかしいよ」
とたんに寅兄ぃは、ネオンの、瞬く六区の夜空を見上げて「あー」とどうしようもない声を上げた。
本当に最高だ。
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待ってました~の5。本はほぼ文庫でしか買わないので、5が出たことを忘れており、新聞広告見てテンション上がる。4までの全部も文庫発売と同時に読んでいたので何年ぶりになるんだろう。人物像とか背景をもう一度復習して、細かい部分までも自分の中に甦らせてから5を読みたい。本棚から1~4と読本まで引っ張り出して準備万端。さてと、1、に手が伸びるわけない。1~4を読み終わる自分を待ちきれず5を開く。結論。そんな準備は無用だった。松蔵の闇がたりで一気に目細の安吉一家が生き生きと動き出す。皆さん多少お年を召されたようだが、相変わらず粋で人情味があふれててかっこいいのだ。
チャップリンは何となく知っているだけで作品はまともに見たことはない。れえむれえと(笑)。
そういえば黒柳徹子さんはチャップリンと交友があったとか。と考えると松蔵と黒柳さん、銀座のどこかですれちがっていてもおかしくない年代かな。
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待ってましたの文庫化。いつも通りの粋な作品集で、安心して楽しませて頂きました。今回は、どちらかというと各人の”弱さ”的部分がクローズアップされてる感があって、圧倒的存在感でひたすらカッコいい一味、っていうイメージからは、少し距離を置いた印象が残りました。主人公の松もだんだん歳を取ってる設定だから、相対的に他の連中が小さく見えるようになってきている、っていう現れでしょうか。とはいえ、いなせなオチは相変わらずで、満足度の高い作品でした。
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いやー、久々の天切り松 闇がたり・・・
シリーズ5作目・・・
6話の短中篇を集めたもので・・・
シリーズものの定めで新鮮味はないけれども・・・
安定感のある面白さである・・・
今作1番は表題作のライムライトより、第五夜の琥珀色の涙・・・
チャップリンより根岸の棟梁!
涙そそられる、間違いなし・・・
大正・昭和の戦前期の帝都東京を舞台に、いわゆる義賊の目細の安吉一家の面々が・・・
その心意気や侠気、鮮やかな業や立ち振る舞いで、ままならぬ娑婆世界のモヤモヤしたモノをスカッと晴らしてくれる・・・
台詞回しもキレキレなもんだから、読んでると江戸言葉が使いたくなっちゃう・・・
単純過ぎだけど、形から真似したくなっちゃう・・・
だって・・・
格好良いんだもん、みんな・・・
目細の安吉親分・・・
説教寅・・・
振袖おこん・・・
黄不動の栄治・・・
百面相の書生常・・・
いや、格好良い・・・
惚れるよ・・・
痺れる憧れるとはこのこと・・・
読んでいて気持ちが良い、気持ちが晴れるし、心が洗われる・・・
たまに無性に読みたくなる・・・
浅田次郎の人情モノはやはりイイもんですね・・・
いやー、満足満足・・・
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天切り松最新刊。安定の面白さ、キレの良さ、安吉親分のかっこよさ。素晴らしい。★4.7くらい。
昔ドラマ化したみたいですが、もっとガッツリ気合いいれて映画化とかすればいいのに。
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いつもながら期待を裏切らない面白さです。おこん姐さんのエピソードが特に雰囲気あって心に残りました。舞台化や映像化するなら…と配役を考えながら読むのもいつもの楽しみです。
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いやー。相も変わらず粋で格好良い方達でした。
特に2夜ラストのおこん姐がたまらんです。
初期の天切り松の方が、やっぱり勢いがあって好みではありましたが。
まぁ、みんな歳をとっているので昔のようにいく訳はないですが。
でも、今作には今作の歳を重ねた一味の良さは勿論ありまして、
それはそれで面白く、また感慨深く読ませていただきました。
これでラストなのかなぁ。。。
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天切り松の新作。時代が昭和に入って登場人物も少しずつ歳を重ねている。派手で大きな仕事はしないが、目細の安一家、ここにありという話が収録されている。ここぞという時の、江戸弁口調がいい。
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久し振りだな。
所詮、泥棒の正義感、納得できない事も有りますが、何と言っても物語全体から立ち上るような大正ロマンの雰囲気が心地良く。
浅田さんの真骨頂ですね。
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いつものように天切り松の語りを堪能。
浅田次郎さんは、稀代のストリー・テラーだな。
戦争前の暗闇に向かう、モガ、モボの浮かれた時代を見事に描く。
水谷豊さんの解説で、浅田先生は1951年生まれ、水谷さんと同世代とある。とすると、当年65歳か。うっかり、この時代を知っているんだと思ってしまったよ。
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取り巻く粋な大人達の中で松造が更に成長していく相変わらず読後感のいい本。
兄貴分と育ての親との逸話、喜劇王と総理大臣のお話など…読み応えありました。
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天切り松 5巻目。虚実入り交えて描かれる昭和初期の風景は、さすがにネタ切れというか何というか、かなり破綻気味の個所も垣間見えるが、破綻するかしないかの微妙なラインで均衡を保つのも浅田次郎の芸の一つ。仕立屋銀次の葬儀を歌舞伎調で謡いあげる「男意気初春義理事(おとこいきはるのとむらい)」から、五・一五事件に巻き込まれるチャップリンを描いた「ライムライト」まで、やりたい放題の 6編。