あらすじ
「何故も何もない。君はわたしの妻だ」
魔法をかけられて妹の姿になり、身代わりに政略結婚させられたヴァイオレット。婚姻相手で暁公爵と呼ばれるシリウスは、実は彼女の初恋の人だった。「どうしても君が欲しい……今すぐ、ここで」シリウスはなぜか最初から魔法に惑わされず、ヴァイオレットの本質を見抜き優しく愛してくる。だが可憐な姿の妹にコンプレックスがあったヴァイオレットは、なかなかシリウスの言葉を信じられず―!?
書き下ろし番外編も収録!
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
感情タグBEST3
面白かった
この作家さんのヒロインは猪突猛進タイプですが、このお話のヒロインも結構そうでした。妹が可愛くて悪女で、お姉ちゃんに色々と押し付けてる関係です。しっかりしたお姉ちゃんで、ヒーローが惚れるのも仕方がないですね。
妹が不愉快すぎた
びっくりするほどしたたかで頭の悪い妹のために悪女扱いされ続けちゃったヒロインと、ちょっと見当外れの気遣いの結果その妹と結婚することにした公爵の恋のお話。
この妹がマジで不愉快で、主人公2人のよさが彼女の登場シーンごとにかき消される勢いで不愉快人物でした…。むしろナゼこんなんで生きていけるのみんなおバカちゃんなの?と思ってしまいました、
終盤のシリウスの魔女を罵倒するシーンでようやくスカッとしましたが、後でまたもやタリアが出てきてキイィィィと思いました。大人になれ、私。
勘違いに一直線なヴァイオレットがなんとも気の毒で、社交界ってクソだなとしみじみ思いました。
ラストでヴァイオレットに何もかも押し付けた人がみんな報いを受けることになるのが救いでした。
時々不愉快になりますが、概ねよかったです。
でもタリアがいい感じに報いを受けるのはスッキリ、
そこまで耐えられればおもしろいです。
次回作も楽しみです。