池永陽のレビュー一覧

  • 下町やぶさか診療所 傷だらけのオヤジ
    今回は色んな事件が大小様々に出てきて 生々しいものもあるし、と言って不快にならんし、なんだかなぁもあったけど、ラスト60ページを途中でやめられず一気に行く。ラスト山形と知子父が対決するのは絶対だと思っていたが、死なないでよかった。麻世の一言の手作り結婚式も良くて、何より知子の人物像が全面に出ていたの...続きを読む
  • 珈琲屋の人々 : 3 宝物を探しに
    淹れたて珈琲そを〜を出されるたびに心温まるいい話でした。いいですね…こんな店で読書に耽りたいです笑 結婚しても歳をとっても恋愛感情とはなかなか抜けるものではないのだと。逆にいつまでも持ち続けていいのだなと…思わされるのでした。
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神
    単に同じ店に集まるマスター、常連さん達の人間関係、人間模様。
    人を思いやる気持ちに共感、感動を覚える本。
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路
    やぶさか、珈琲屋に続き、ゴツいゴリゴリの生き様が出ている本でした。殴り込みの場面で、あと数ページからどんな終わり方するんだよとソワソワして、黄昏商店街の事が語られないで終わりって嘘だろと思いながら。面白い風な源ジイに翔太君に不倫する七海に、でも面白いだけでないシリアスな風景が印象的でした。三匹のオッ...続きを読む
  • 下町やぶさか診療所 沖縄から来た娘
    私おじさんを好きになるかもしれない。はずるいよ、思い込ませるよね。麟太郎しか思えないって。でも実は比嘉先生で、もう既に一緒に暮らしてもいるし、生まれた時から馴染んでるし、問題Zero。節子の登場がラストで謎めいて、御嶽が舞台で、沖縄の歴史も見れて、3度の沖縄の舞台に、麻世の新しい出会いが深いです。古...続きを読む
  • 珈琲屋の人々 : 4 どん底の女神
    2年間なんだね、しかも4冊って、どれだけ人殺しの行介に会いに人が来たのか。みんな心に闇を持ってどうしてら良いのか解決策がなくて、常に同じ態度で接する行介は浩然の気を養うだよ。悩みが無くなると珈琲の熱さと美味しいものと身に染みる。なんだか行介の自分なんだよという気持ちが珈琲に伝わったのかな。話の途中で...続きを読む
  • おっさんたちの黄昏商店街
    源じいの忍者 登場人物みんなハテナの飲み込めないが、とてもいい選択です。眉唾物と思う人も必ずいるけど、逆もまた然りって事、何よりワクワクする。対決する相手がいてこその忍術だけど、黄昏商店街に道場が出来るとかワクワクしかないから。豆腐店に銭湯にスポットライトにと着地と街づくりをしながらの物語が進んで行...続きを読む
  • でいごの花の下に
    ギリっとした心が何度も出ていた、これは好きになれないし、自分の心の傷を代償に、仲の良い恋人に向けて牙を剥くこと、まして相手が中学生で、自分が世の中で1番不幸で何をしても許されると思う傲り、女の嫉妬は、女の武器を使えるものなのか?圭を誘惑してそのオバアに慰められたい願望、本当に気分が悪くなりました。オ...続きを読む
  • 珈琲屋の人々 : 5 心もよう
    あれまあ5作目なのかいて、出る度に嬉しくて弾んでしまうんだ。いつものカウンター席に冬子に島本に、ふと1人になると右手の掌を見つめる行介。誰に対しても同じ思いに接し方に、ブレないね。梶原に放った自分の物差しで物事を測るんじゃない大馬鹿者がとはっきり言う島本に好感度が急に上がってしまい、あー思いがあった...続きを読む
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束
    続きをこんな直ぐに読めるとは嬉しいし麻世が診療所に一緒に生活出来てることがまた嬉しい。1番最後にお母さんとのやり取りがあったけど、そのまま次回に続くのかな思うた。あれは前回の刺したとき麻世を殺人犯にさせない看護婦にさせたい為にで、ギリギリまで心が戦っていたから、外道の梅村、他にも色々な人間が出るし、...続きを読む
  • 下町やぶさか診療所
    大先生をおお先生と読むんだね、2の後に読み直す。恋煩いで診療所に来るとか、こんな先生いたら良いだろうなーとしみじみ思う。風鈴屋のお喋りで挑発する江戸っ子、水道屋が本当の癌で驚くとか、看取る大先生の生き様。麻世を住まわせる、住まわせる迄のやり取りが実直で好きだ。
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束
    今回もやりきれなさや切なさを感じる話がたくさん(T-T)全てが幸せな終わりになるわけでは無いけれど、なぜだか心が温まる(^^)辛い経験をしてきた麻世ちゃんも、これからは心を癒しつつ素敵な女性に成長していくんだろうなぁ(*´-`*)潤一には悪いけれど、私は米倉さん推し(^^;)最後に、かかりつけ医はや...続きを読む
  • おっさんたちの黄昏商店街――それぞれの恋路
     池永陽さん、「おっさんたちの黄昏商店街」の続編「おっさんたちの黄昏商店街 それぞれの恋路」、2021.6発行。面白くて読み応えがありました。純粋で純情な65歳の男たち、高2の天才少年、そしてそのまわりの魅力的な女性たちの物語。続編を希望します! ①人は理屈では動かない。人が動くのは、何らかの行動を...続きを読む
  • コンビニ・ララバイ
    『コンビニに集う人たちの、様々な愛のカタチ』

    妻子を事故で亡くしたミユキマートのオーナー幹郎。そこには様々な悩みを抱えた人たちが集い、各々の愛のカタチを貫こうと藻掻き苦しみながらも前を向く。そんな人たちの葛藤を温かく描いた連作短編集。いろんな愛のカタチがあり、いろんな幸せのカタチがある。そんなこと...続きを読む
  • 下町やぶさか診療所
    医療現場ではあるあるの老老介護などのテーマだけでなく、毒親問題も出てくるこの小説。麻世にはもう毒親と縁を切り麟太郎先生の元で自分の過去を癒しながら新しく看護師としてやり直してもらいたい。性的虐待は最も踏み込みにくい問題だけに、そこに手を差し伸べられる麟太郎先生の素晴らしい生き方に共感する。麟太郎医師...続きを読む
  • 珈琲屋の人々
    「あぁ、これは、池永さんが淹れてくれた、熱々の珈琲だ(吉田伸子さん解説より)」ホントそんな感じです…珈琲はいつもインスタントなんですが、ドリップして飲みました♬ シリーズ物なのでまた飲み(読み)たいと思います。オススメの小説です
  • 下町やぶさか診療所 いのちの約束
     池永陽さんの「下町やぶさか診療所 いのちの約束」、2020.10発行、大満足です。真野浅草診療所の大先生、真野麟太郎64歳、若先生で大学病院勤務の真野潤一29歳、麟太郎のところに居候している元ヤンキー、武道家、高2、17歳の麻世。連作短編7話。純愛・恋愛・不倫あり、義理と人情とアクションあり、7冊...続きを読む
  • 国境のハーモニカ

    泣!

    現実は辛いけど、一条の光が見える
  • 下町やぶさか診療所
    下町人情あふれる診療所の医師・真野麟太郎と一緒に暮らすことになった女子高生・麻世。
    この二人がなんかいいコンビなんですよね。
    ラストはちょっとドキドキしました。
    牧野さんのカバーの絵も雰囲気が出ています。
    あとがきにも書かれているように、新たな物語のスタートです。続きが楽しみです。
  • 珈琲屋の人々
    駅前商店街 バブル景気 地上げ屋 服役 シャッター街 幼馴染。
    そんな時代だからこそ 人々の心に荒んだ風が吹いて 時に迷い悩み過ちを犯すのかもしれない。
    主人公は過去の過ちを持ち、不器用ながらも誠実にまっすぐに生きていく 幼馴染もそれぞれに過去があり どのお話も人間臭くて楽しかった。
    ドラマ化された...続きを読む