池田香代子のレビュー一覧

  • 夜と霧 新版
    苦しさの中においても、わたしがわたしであることは、誰にも奪えない。人間の強さに希望を感じた。
    辛いとき苦しいとき、困難に立ち向かえるような強い心をじぶんが持てるとは思えない。けど、いや、わたしにはその強さがあるのだと、信じたい。
  • 世界がもし100人の村だったら
    _/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    出版から時間がたっているので、今は状態が変わっていると思いますが、世界に目を向けると、文字が読めないひとがいたり、きれいで安全な水を飲まないひとがいたり、日本での生活とは大きな違いがあることがわかります。

    それは、幾度となく聞いているこ...続きを読む
  • 夜と霧 新版
    ユダヤ人の精神科医である著者の強制収容所での体験及びそこでの被収容者の心理分析が綴られている。

    人生に意味を問うのではなく、あなた達が人生に意味を問われているのだ。
    これ程の苦しみや苦悩を与えられた今、貴方はどの様な決断をしますか。貴方の決断を神が、貴方を愛する人たちが見ている。

    人間はどれほど...続きを読む
  • エーミールと探偵たち
    懐かしい、小学生の時読んだ!もう大学生だけど結構内容も覚えてたし、なにより読んでる時のワクワク感は今でも思い出せるのが嬉しい!児童書だけど再読してみようかな〜
  • 夜と霧 新版
    私はこのような状態で生きていけるだろうが、ただ、死ぬことが怖くてとりあえず生きるかもしれない。

    フランクルが奥様にささげた言葉が素敵です。

    もう一度、君に感謝したいエリー。君が人生の中で私にしてくれたすべてのことにね。

    私も主人に贈りたいです。
  • 夜と霧 新版
    かなり前に読んだのだが、再読しなくてはならないと思っていた本。読むことに覚悟が必要な本でもある。
    戦争とはこういうものなのか、と平和な時代に生き、平和に暮らせている私としては、ただただ信じられぬ想いで読み進める。強制収容所と戦争はまた別ものという気もする。人間の愚かさ、愚劣さ、稚拙さを嫌というほど見...続きを読む
  • 夜と霧 新版
    「苦しむことはなにかをなしとげること」
    はたして自分がその境遇になったときに
    そのように境地に達することはできるのだろうか。
    解放されずに殺されてしまった人々は、どう思うだろうか。
    結論を出せるような問題ではないが
    自分にはない視点を得られた。
  • 夜と霧 新版
    名作中の名作が故にまずは一読してみました。1度で理解するにはあまりに深く考えさせられる内容でした。著名な精神科医フランクルの職業的フィルターを通して、第二次世界大戦下のアウシュヴィッツ収容所での生活を伝えてくれます。
    私たちがよく目にするアウシュヴィッツでの悲惨な様子のみを伝えることとは違い、人々の...続きを読む
  • 夜と霧 新版
    想像を絶するような過酷な環境の中での人々の生き様が、今何不自由なくなんとなく日々を過ごしてしまっている自分に突き刺さりました。自分の甘さ、根性のなさに恥ずかしさを覚えました。もっと1日1日を大事に、もっと感謝を持って生きたいと思いました。「もはやなにも残されていなくても」、「生きる意味を問う」、の段...続きを読む
  • 夜と霧 新版
    人間とは何か!
    とにかくもの凄い経験で、
    恐ろしくもあり、
    人の素晴らしさも
    感じさせていただきました。
    もう一度、読み直したいです
  • 夜と霧 新版
    私にとってのバイブル”神様のカルテ”で存在知って3年ほど前にようやく読めた本。
    この本を読むと、神様のカルテの世界観は夜と霧で問われるテーマにとても近いものを感じる。
    なにを自分がすべきなのか?どういたいのか?を考えるきっかけを私に与えてくれる本。
    いかに自分が幸せか再認識させてくれるも同時に、本当...続きを読む
  • エーミールと探偵たち
     前回読んだ、「点子ちゃんとアントン」の3年前に書かれた本書(1928年)は、まだ世界恐慌前の、新しいものに囲まれ目覚ましい発展を遂げたベルリンを舞台に、主人公の男の子「エーミール」を初めとした、子どもたちの活き活きとした個性が、爽やかな余韻を残してくれる、子どもに語りかけるような、ケストナーの文体...続きを読む
  • 夜と霧 新版
    本当によかった。
    ふらっと買ってみた本だったけれど、一気読みでした。この本の出版に関わった全ての方々に感謝です。
    特に後半。ふと気がつけば、現代にも通じる問いかけがあり、私たちはどう生きるべきなのか、世界はなぜこうなのか、静かに語りかけてくる本でした。
  • 夜と霧 新版
    生きることの意味を漠然と曖昧な言葉で語るのではなく、生きることに具体的な行動で答えていくこと。その状況は人それぞれで、人それぞれが答えを出していけるはず。
    強さと希望をもらえる一冊。
  • エーミールと探偵たち
    小学生の頃、何度も読み返した本。本当に面白くて、ワクワクしながら読んだ。50年以上経っても、今だに数々の場面が浮かんでくる。小学生の時にこんな素晴らしい本を読めたのは幸せだったなあと思います。
  • 夜と霧 新版
    腹をくくって読み始めたが、内容は淡々としており想像していたような息詰まりもなく読めた。
    地獄の中での人間の心理的変化が記している貴重な本。逃げていたが読めてよかった。
    大袈裟さの微塵もなく、ただそこに地獄があり、ただその中で生きている刻々としたもの。その静けさこそリアルで、身を硬直させる。

    平和な...続きを読む
  • 飛ぶ教室
    ドイツのクリスマスの話

    五人の子どもたちの仲間を思いやる気持ち、家族への思い、大人への思い
    たくさんの思いがこの本にぎっしりつまっています

    どの時期も大切ですが、思春期を迎えはじめる時期というのは、かけがえのない時期です

    周りの大人がどう導いていけるのか
    子どもは何を学んでいくのか
    大切なこと...続きを読む
  • 夜と霧 新版

    興味深い

    あらすじと名言を聞いただけで読みたいと感じ、購入しました。固い表現ばかりに見えますが内容がとても興味深く、何周も読みたいと思いました。
  • 飛ぶ教室
    勇気とかしこさについての物語

    寄宿学校で生活する個性豊かな少年たちのクリスマスのお話。悲しみを抱えながら一生懸命生きている少年たちや、彼らに寄り添う素敵な大人たちに出会えます。先生は「正義さん(ベク先生)」が好きで好きでたまりません。作家ケストナーの熱の込もった珠玉の言葉の数々も心の奥底を響かせま...続きを読む
  • 新装版 ソフィーの世界(上) 哲学者からの不思議な手紙
    児童文学×哲学。
    哲学入門にはちょうど良い。
    ヘレニズムのストア哲学、エピクロス主義が好み。
    プラトンの考え方は斬新。
    時間を置いて再読したくなる本。