夢枕獏のレビュー一覧

  • 餓狼伝 正史・登場人物一覧

    さて

    懐かしいタイトルに引き寄せられてダウンロードしてみました。大学を卒業したのが約36年前。新卒で就職した会社の営業部に配属。そこで、営業担当役員の方が餓狼伝を差し出して『これ、面白いぞ』と。かなり、長い間隔で出版されてあて終わってない事を思い出しました。笑笑
  • 陰陽師
    Netflixのアニメと陰陽師0で興味を持ち、手に取りました。
    これまでなんで知らなかったんだろうと悔しく思うくらい物語にのめり込みながら読んでいました。
    元々バディものが好きな性格をしているのですが平安バディも本当に最高でした!
    そして博雅がいい漢すぎる!
    続きもどんどん読んでいこうと思います。
  • 陰陽師
    この本に出会えてこんなに嬉しいことはない。
    晴明と博雅のかけあいは、読んでいて実に楽しかったよ。
    いい気分だ。
  • 陰陽師
    公開中の映画の原作とは知らずに読んだ。

    安倍晴明と源博雅の関係性・会話の空気感がとても好き。
    特に「白比丘尼」の雪の庭を見ながらぽつりぽつりと会話するところ。毎回事件解決の場面より、その前の会話が趣深くていいなあ・・・。

    陰陽師シリーズ続きも楽しみ。
  • 陰陽師0
    映画を観た後に補完として読ませていただきました。

    映画の追体験もできましたし、登場人物たちがこのセリフの時にどんなことを思っていたのか、映画では分からなかった細かいところが分かって読んで良かったと思いました。

    映画をこれから観る方も、観た後の方も楽しめるノベル版だと思います。
  • 陰陽師
    『陰陽師0』を観てから無性に読みたくなったので、久し振りに再読。
    やはり本家の晴明様と博雅様からしか得られない栄養がある。
    二人の会話シーンだけで胸いっぱいになる。
    そして晴明様と一緒にしみじみと「博雅(様)はいい漢だなあ」と感じ入るのである。

    やはり原点では思い込みや暗示要素は出てきませんね。
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  • 陰陽師
    陰陽師=安倍晴明。
    野村萬斎様の顔を浮かべながら一気に読み終えました。
    下手な怪奇小説なんかより遥かに面白い!
    晴明様が次々と妖怪を退治する。でもただ退治するだけでなく退治される側の思いも浮き彫りにしてくれる。鬼になったのはそれなりの理由が…哀しい思いが…
    大変面白かった。
  • 陰陽師 生成り姫
    作者もあとがきで触れていたとおり、これより前に発刊された本に収録されていた「鉄輪」という短編に新たなエピソードを混ぜ、省略されていた背景を詳らかに語り直した長編。
    既刊をしっかり読んでいる読者には、もう知ってるぞその話は、と思わせるところもあるが、相撲節会や琵琶のくだりは新たなエピソードだったし、な...続きを読む
  • 陰陽師 螢火ノ巻
    夢枕獏の「陰陽師」が映画化されると聞いて原作を探しに書店へ!
    無事原作を発見し、他の読んでない巻はあるかなとみていたところ、帯に書かれた「蘆屋道満大活躍!」の文字に目がとまりこちらも購入!
    やはりやはり、道満が出て来るお話しは味があって面白いですね!今回も期待を裏切らない感じが良きでした!
  • 別冊NHK100分de名著 時をつむぐ旅人 萩尾望都
    俄然、『ポーの一族』シリーズを読み返したくなる。
    そして読んだことのない、『バルバラ異界』が気になる。
  • 陰陽師0
    映画で公開の予告を見て是非映画も見たいし、原作も読もうということで手に取りました。
    本シリーズ一作目の陰陽師は読んでいたので、あの二人が慣れはじめがどうなるのか、知ることができてよかったです。
    ストーリーも面白くて、映像として映画館で見るのが楽しみです。
  • 瀧夜叉姫 陰陽師絵草子【分冊版】 1

    おどろおどろしい世界を

    原作者夢枕獏のおどろおどろしい世界を、伊藤勢が細密 緻密な筆致で 妖気な世界を見事に描きあげている。NHK大河ドラマで雅な世界と渦巻く陰謀を放送しているが、底辺にはこのような世界が広がっていたということを感じさせられる。ストーリーも絵も見事である。
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻
    月の和歌を判じる話が好きだった。愛する人を残して旅立つとわかって、遺産をただ渡すだけでなくて、気の利いた和歌にのせて渡すなんてことを、かつてはできたんだなぁと感動。今の世でそれをしたとしても、残された人に詩歌の教養がなければ、その周りのひとたちに風雅を解する気持ちがなければ、達成されない。なんて貧し...続きを読む
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳短篇集
    たいへんおいしくいただきました。
    「鳥葬の山」は文庫版を持ってるから再読になるけどシェルパのモデルがこんなところに!
    「呼ぶ山」の主人公はあの人!スピンオフ!
  • 陰陽師
    夢枕獏先生の陰陽師は、野村萬斎さんで読みました
    2024年は、山﨑賢人さんらしいけれどイメージは
    安倍晴明は野村萬斎さんなので書き換えられません
    若い山﨑賢人さんも多分素敵だろうけれど
  • 神々の山嶺 下
    最上の読後感!
    北極、南極と並ぶ三大極地エベレスト山頂。高度8,000m。ジェット機が飛ぶ高さ。地表という枠を外せば宇宙や深海に並んで人間を寄せ付けない場所。自然vs人。そんな俯瞰の知ったかなどはねのけるように、泥臭いほど人間の一人称視点によって切り取られている。

    ──神聖な場所だから人はそこを目...続きを読む
  • 神々の山嶺 上
    夢枕獏さんといえば陰陽師。幻想的な昔語りのスペシャリスト、だとばかり思っていたら全くのお門違い。
    ゴリゴリに現実的で、瑞々しい山岳エンタメだった。
    ヒマラヤを取り囲むチベット・ネパールという異国情緒も生々しく映る。これはハマらないでいられない。

    山登りといえば、ゴルフや釣りと並んで三大老後の楽しみ...続きを読む
  • 陰陽師 付喪神ノ巻
    「鉄輪」はとても哀しい話だった。平安の世においての恋愛はほんとうに身を破滅させるだけの熱量をもって行われていたのだな、と。恐ろしいやら、素敵なもののような気がするやら。博雅が涙ながらに生成になってしまった女に、自分を喰って楽になるならそうしてくれ、と訴えかける場面は、晴明が「よい漢」と表現する理由が...続きを読む
  • 神々の山嶺 下
    とにかく没頭してしまいました。

    羽生という男の素性が明らかになっていく上巻を助走に、一気に物語が動き出す下巻は圧巻でした。

    山に生きる男が山に登る、ただそれだけを直球に描いた作品を通して、男にとっての山と読者である自分にとっての人生がリンクして、相当のめり込めました。

    登山の知識や経験は全く必...続きを読む
  • 陰陽師
    ずっと読みたかった陰陽師の話。想像以上に面白かったです。真面目すぎる博雅とどこか掴めない晴明との軽やかなやりとり。そして恐ろしく、儚い怪異たち。どれも面白く一気に読み進めてしまいました。