月岡小穂のレビュー一覧

  • 巡航船〈ヴェネチアの剣〉奪還!
    ちょっと変わったヒーローがやってきた。

    アニメ番組の知識でキーワードを解き、無重力の部屋でガラクタを組み立てる。

    “探し屋”稼業の主人公、望んでもいないのに、関わった周りはどんどん悪い方へ向かう。
    連続して振りかかるピンチに対し、主人公ファーガスの考える作戦はどこか笑えるところがあり、そんなとこ...続きを読む
  • 巡航船〈ヴェネチアの剣〉奪還!
    スペースオペラを久々に読んだこともあるかもしれないが、これはめちゃくちゃ面白かった。

    凄腕の捜し屋ファーガス・ファーガソンが、盗まれた巡航船〈ヴェネチアの剣〉の捜索中に、星間の勢力争いに巻き込まれていくという話。
    スペースオペラだけあってさまざまな出自の人物たちが出てくる。その誰もが魅力的で面白い...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス
    未来に蘇ったジョン・ギアリー大佐を中心に展開する、ミリタリーSFの彷徨える艦隊シリーズ第1巻です。
    2つの星間人類文明であるアライアンスとシンディックは、終わりの見えない泥沼の戦争を続けています。
    危機的状況のアライアンス艦隊は古戦場で漂う救命ポッドを回収、それには100年前に死亡したと思われていた...続きを読む
  • ビンティ ―調和師の旅立ち―
    SF。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ノンモ賞受賞作。
    宇宙・冒険・超能力・コンタクト・民族学。
    著者はナイジェリア出身の両親を持つアフリカ系アメリカ人女性。

    連作中編であるようだが、続けて読むことで感動が増すように思うので、長編として読みたい。
    宇宙、異星種族、奇妙なコミュニケーション、身体改造など、...続きを読む
  • ビンティ ―調和師の旅立ち―
    三話のうち二話目途中でリタイアしました
    面白いし、文体も変わってて楽しい。訳者の方の力量かも。
    ただ、読んでいて夢中にはなれなかった
    僕だけの印象だと思うけど、アメコミみたいな入り込めない感じ
    そのうち再チャレンジするかも
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス

    一気読みしてしまう

    戦記小説を探していて、評判が良かったので読んでみたら大当たりでした。
    往年のスペースオペラ、SFファン。銀英伝が好きな方ならきっと気にいるはずです。
  • 彷徨える艦隊 3 巡航戦艦カレイジャス
    原書名:THE LOSTFLEET COURAGEOUS

    今回は大きな戦闘が行われ息つく展開です。敵の罠である大軍と接触した艦隊。ギアリーは自信を喪失し職務放棄を考え出します。そこに慢性的な兵站問題。ギアリーと艦長同士の衝突。ギアリー周辺に飛び交うありがちな噂。そして異星人の影。艦隊は敵を振り切る...続きを読む
  • 女王陛下の航宙艦
    女王陛下の……ここで飛びついた人は、間違いなくイギリス海洋冒険小説のファンなのだと思う。
    そう、英国海軍の軍艦はかならず、「女王陛下の艦」が冠せられる。略してH.M.S. となる。
    これを冠したタイトルの名作は、同ジャンルのファンならきっと読んでいるはず。マクリーンの『女王陛下のユリシーズ号』だ。
    ...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 2 特務戦隊フュリアス
    これも前作に続き面白かった。
    ギアリー率いるアライアンス艦隊は敵基地で捕虜収容所の解放に成功する。しかし、その中にはギアリーと同じように伝説となった猛将ファルコがいた。味方の損害を顧みず猪突猛進するタイプであるファルコはギアリーと衝突。しかしファルコには信奉者も多く、ついに39隻の艦とともに離反しギ...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス
    地球人は二つの勢力に分かれ100年以上も戦争を続けている。100年前の戦闘で救命ポッドによって冬眠状態だった主人公は、味方艦隊に救われる。しかし、その時味方は敵艦隊に圧倒されていた。首脳陣が全員殺害され、主人公は艦隊を率いることになってしまう。彼には3隻のチームを指揮したことしかなく、100年前の戦...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス
    久々に、睡眠時間を削ってしまう面白い話に出会えました。
    壮大な話、シカケに溢れた世界設定、想像をかきたてられる描写、散りばめられた知恵、個性豊かなキャラクターとその掛け合い。著者も凄いけど、訳者もまた素晴らしい。

    これでSFでなかったら、万人にオススメできるんですが(笑

    著者ジャック・キャ...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 10 巡航戦艦ステッドファスト
    きました!戦いとなれば最も難しい敵は……。これが本巻の最後に立ちはだかってくる。この仕掛け、登場した時からだいたい見えてしまうんだけど、黒幕が誰かは,全くわからず、この先の展開がやはりアライアンス内の陰謀に直結する事だけは読める。
    しかし、そうなるとベア=カウ族や、その巨大戦艦インビンシブルや、ダン...続きを読む
  • 孤児たちの軍隊 ガニメデへの飛翔
    最近戦争SFものを読むようになった。

    仕事で直面する理不尽な状況や、なんとか問題を解決しようともがく姿に共通するものが感じられるせいかもしれない。

    仕事で失敗しても死ぬことは無いけれども、デフォルメされた世界があるのだと思う。

    ことに9.11以降の作品は明らかにそれ以前の作品とは違う。戦後体験...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 外伝2 星々を守る盾
    やはり外伝の方が読んでて楽しい。
    ミッドウェイ艦隊の兵員を確保するため、シンディック捕虜をアライアンスから受け取る作戦を実施。
    メインストーリーも楽しいけれど、個性的な各キャラクターの人間関係とか様々な思惑とか。
    マーリンとモルガンの関係は、あぁヤッパリそうきたかとういう感じではあったけれど。
  • 彷徨える艦隊 外伝1 反逆の騎士
    彷徨える艦隊シリーズってこんなに面白い話だっけ?
    サッサと本編9巻を読んで外伝2を読みたい

    話は負けてしまった敵側シンディックの辺境星系ミッドウェイ(戦略的には結構重要)の反乱独立話なんで至って普通の設定なんだが本編よりは好きだ。★4.7ぐらいかな。

    本編が百隻以上艦隊を率いる過去から蘇った悩め...続きを読む
  • 月面の聖戦1 下士官の使命
    ミリタリーSFというと、異星人との戦いというスペース・オペラ的設定が多いのですが、ここには異星人は出てきません。戦う相手は自国の企業を脅かす他国の軍隊。地球のほとんどは米国の支配下におかれ、残る場所は月。月をも自国の土地と宣言し諸外国の施設を占領するために軍隊を派遣するでのす。主人公のスタークはその...続きを読む
  • 孤児たちの軍隊2 月軌道上の決戦
    第1巻もおもしろかったけど、この第2巻もおもしろい。最初に、物語の最後の部分が有り、その後、そこに至るまでの話が始まるので、少々、くどい感じもするが、全体的に、話の展開が早いのでどんどんよめる。
    次の第3巻が12月に発売予定とのことなので、これも楽しみ。
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス
    冒頭から、いきなり戦闘中のシーン。その中で冷凍睡眠から目覚めた大佐ギアリーは呆然とする。救出ポッドで冷凍冬眠にはいってから100年もたっていたのだ。挙句、完全降伏を迫られている艦隊の指揮を引き継ぐことになった。果たして故郷に帰れるのか!

    なんだか、その昔の「宇宙空母ギャラクティカ」を思い出させるよ...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス
    新章が発売されてたので復習のため再読。面白いね、いわゆるスペースオペラなSFで主人公の戦艦がやられて脱出して脱出装置の冷凍睡眠から目覚めたら100年が経過してて自分は英雄になっていて絶望的な状況の艦隊を任されてしまうと。作者が海軍出身てのもあって艦隊の雰囲気がよく出てていい。ご都合主義でうまく行きす...続きを読む
  • 彷徨える艦隊 5 戦艦リレントレス
    彷徨える艦隊も漸く星系同盟(アライアンス)宙域へと近づきました。とは言え、未だ惑星連合(シンディック)宙域。
    現在、ディワラ星系。ヘラダオ星系、アタリア星系などを通過すれば、アライアンス宙域のヴァランダル星系へと帰還できるところまで来た。なお残るシンディック艦隊の脅威、アライアンス艦隊内部の裏切り、...続きを読む