田中芳樹のレビュー一覧

  • 銀河英雄伝説1 黎明篇

    名将と愚将に道義上の優劣なし

    ●帝国軍「常勝の天才」ラインハルトと同盟軍「不敗の魔術師」ヤンを軸に描く宇宙戦記。●黎明編では、アスターテ会戦での両主人公の邂逅、難攻不落を謳われるイゼルローン要塞攻略戦、撤退戦に注目のアムリッツァ会戦が見所だ。第三勢力の経済大国フェザーンや怪しげな宗教団体「地球教」の動向も興趣湧き立つ。●また、名...続きを読む
  • 銀河英雄伝説 29
    ヤン亡き後、頑張るみんな( ´∀`)だけどラインハルトの心の傷が一番深いかも?(・・;)今回、アンネローゼ様の登場が多くて嬉しい(^^)次回はラインハルトが薔薇を持ってポッとする姿が見られるのかしら(*´艸`*)
  • 銀河英雄伝説 28
    とても面白かったです。この巻だけは一気見したほうがいいかと思います。いつの時代も歴史家はわかる範囲でしか物を語れません。戦時を生きる人たちが、自身が生きる時代をどうしたいと考え、後世に何を残したかったのかは永遠に分かりません。ただ、今を生きる我々は彼らがいたことを知っておかねばなりません。と、考えて...続きを読む
  • 銀河英雄伝説 21
    とても面白かったです。銀河の覇権を決めるバーミリオン会戦が描かれます。天才ラインハルトがヤンを圧倒するのか期待がかかります。帝国主義と民主主義のメリット、デメリットがよく分かる話になっています。
  • 銀河英雄伝説 25
    とても面白かったです。ラインハルトと老将ビュコックとの戦いが描かれます。老害が多い中、後進を見据える傑物は珍しいです。日本人も見習った方がいいです。
  • 銀河英雄伝説 13
    面白かったです。読んでいて悲しくなったのは久しぶりでした。半身を失うことはどんな気持ちか推しはかることはできませんが、今後のラインハルトの行動が全てを示していくことと思います。良君となるか、暴君となるか、楽しみです。
  • 銀河英雄伝説 16
    面白かったです。英雄ヤンが前線から呼び出され、先の戦いの責任を問われます。謎の査問にかけられ大変な目にあいますが、この辺りの描き方は藤崎版ならではのユーモアが効いています。
  • 銀河英雄伝説 4
    面白かったです。原作は古いもので、何度も映像化された作品だと思います。私は原作未読でしたが、封神演義や屍鬼などで有名な藤崎さんが漫画化したため、興味を持ちました。前置きが長くなりましたが、本巻では、主人公である天才ラインハルトが中将になるきっかけとなった防衛戦が描かれています。同時に貴族社会の権力争...続きを読む
  • 銀河英雄伝説 29

    む。

    この方の作画には、力が在る。
    かなり突飛な服装、髪型、容姿のキャラが登場するが
    其れに拠る印象付けは成功していると思う。
    何より、話を削がない。むしろ磨いている。
    今後も注視していきたい。
  • 銀河英雄伝説 29
    大きなものを失った後の描写をなん度も読み返してしまう。
    個人的には、ムライの振る舞いが最後まで彼らしく役割を全うしていて好きだ。
  • アルスラーン戦記4汗血公路

    入り乱れる思惑

    パルス軍王都エクタバーナ奪還に向けて動き出し。ギスカール、銀仮面も動き、アンドラゴラス王までも、動く展開になり物語の予想がいい意味で読めません
  • 銀河英雄伝説 25
    ストーリーの中の重要な起点になっている巻。
    泣ける巻は他にもあるけれど、
    ぐっっっとくるのは間違いなくこの巻です。
    表情の描き方が上手い!
    それぞれの想いと未来と経緯と価値観と、譲れないものがたくさん詰まってます。
  • アルスラーン戦記(20)
    第2次アトロパテネの会戦の終結までを収める第20巻。ギーヴもダリューンもナルサスもそれぞれに見せ場があって嬉しい。
    ヒルメスの出生の秘密に続き、次巻はアルスラーンの生まれについて語られる場面から。続きを楽しみに待ちたい。
  • 銀河英雄伝説1 黎明篇

    2024年現在でも面白い

    政治的陰謀、戦略的な戦闘、そして登場人物の内面の葛藤など、さまざまな要素を巧みに組み合わせています。複雑なキャラクターとその人間関係が物語の深みを増し、読者を引き込んでやみつきにさせます。

    著者の田中芳樹氏は、宇宙空間での戦闘シーンや政治的なやり取りをリアルかつ詳細に描写し、読者を圧倒します。また...続きを読む
  • アルスラーン戦記(16)
    アルスラーンがやってきた貿易港では、商人は、粗野で盗み癖のある積荷業の男たち(奴隷も含む)を真面目に働かせるためにヤクザ(用心棒)を雇っており、海賊の撃退も自分たちでする。本来、防備をするはずの役人はなにもせず悠悠自適。商人の中には海賊とつるんでいる者があらわれ、街を乗っ取ろうとする。…あれ?日本の...続きを読む
  • 銀河英雄伝説 28
    回廊の戦いの終結、そしてヤン・ウェンリーの死。
    原作で展開を予め知ってはいても、ついにここまで来たかと感慨深い。雄々しくもなく華々しくもなく、名台詞も吐かない静かな斃れ方は、最後までヤン・ウェンリーらしい。
  • アルスラーン戦記(20)

    ついに

    いままでのいろんな思惑が重なりあって
    関係性も変化していきます
    退場する人、立場が変わる人いろいろいますが
    これからの展開も楽しみです
  • アルスラーン戦記(20)

    スカッとしたまま終わらせない

    とはいえ、人によってはスカっとするかな?

    ボダンにムカつくこと数年、やっとスカッとしたと思ったら
    ヒルメスの出自がついに明らかに。彼の心中はいかばかりかと、好きではないのに切なくなります。
    狂った親の犠牲者ですね。

    そしてアルスラーン王子の、「やはり」な出自も。
    それを受け止められるまでに大人に...続きを読む
  • アルスラーン戦記(15)
    アンドラゴラスは好きになれないが、シャーオとはそういうもので、アルスラーンが異端なのだと再認識した。其々の思惑で各陣営が動く様は、ゲームオブスローンズと似ていて、興味深い。
  • アルスラーン戦記(20)
    大陸公路の強国「パルス」。
    栄華を極めた大国の終わりを告げた時、若き王子・アルスラーンの運命が動き出す。