天野喜孝のレビュー一覧

  • 吸血鬼ハンター(40) D-血風航路

    帆船密室バトル!

    Dシリーズには珍しい海洋冒険もの。もっとも立ち寄るのは孤島ぐらいで、もっぱら船内が物語の舞台ですが。
    今回の敵は神祖とも旧知の女貴族ですが、最初からDの素性を知っているなど、いつもとはちょっと毛色が違う感じ。
    Dはまたしてもご神祖の遠大な計画に巻き込まれます。
  • 吸血鬼ハンター39 D-鬼哭旅

    Dミステリー!

    ミステリー要素の入った短編5編。
    人妻吸血鬼のお宝、ホテル密室殺人事件、老貴族殺人事件、研究所遺跡探索、連続殺人鬼探し。
    異色の39巻です。作者も初めての挑戦で、あとがきにも苦労の跡がにじむ。
    逃走中の殺人鬼の話が一番面白かったな。敵も複数出たし。
  • 吸血鬼ハンター別巻 D―昏い夜想曲

    第3話は重め

    2話まではゲストヒロイン死なないのだが、3話目は切ないなあ・・・・・・
    やっぱりDの中編集となると、絶対ひとつは悲劇が入っちゃう。優しき巨人と遺伝子改造少女の宿命バトルは、結局誰も報われない結果に。
    まあそこそこいい感じに終わるのは1話目だけで、2話目も依頼人の婆さんとか割を食うんですけどね。
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  • 吸血鬼ハンター37 D-闇の魔女歌

    ゲストヒロイン強し!

     今回はなんと言ってもヒロインが単独でラスボスを倒しちゃうという快挙、これに尽きるかと。
     女武器屋だけに仕込み武器が凄いです。鋼糸銃や自家製炸裂弾、銃口逆さまのトリックガン等を駆使して大活躍。
     そして魔人夫婦の妻はDと幼少時の因縁がありましたが、やはりDシリーズっぽく最期は夫共々哀しい感じに...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター29 D―ひねくれた貴公子
    最後はなかなかファンタジックな終わり方だった。
    貴公子に感謝のチューをした村娘は世界設定上貴族に恐怖しないDNAの持ち主なのだろうww他の作品にも何回あったか、そんないつものBADエンド、でもハートフルな感じだった。
  • 吸血鬼ハンター29 D―ひねくれた貴公子
    菊地秀行は天才だな、と思うのは、惜しげもなくキャラを使い捨てるのを見る時。Dでは特にそれが顕著だ。
    なぜなら、Dは基本的に一作一話で、その回に出て来たD以外のキャラクターが続いて登場する事がない。
    滅ぼされる貴族しかり、後に残される人間しかり。
    それなのに、その一人一人に重厚なドラマ性が付与されてい...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター26 D―シルビアの還る道

    故郷…還る場所か思い出の場所か

    人間も貴族も生まれ出でた郷が必ずある。その土地を離れた者に取っては故郷のはず。
    でもその場所が果たして幸せな土地なのか不幸な土地なのか、それは本人以外は誰にも分からないだろう。
    Dという名を持つ若者でさえも…
    それが辺境、それが貴族達の住まう世界。
  • 吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”

    やっぱりいいですねぇ

    久しぶりに読みましたが、やっぱりいいです。とりあえず読みましょう!
  • 吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”

    大好きなシリーズです

    大好きなシリーズだけに電子化は嬉しい。
    このペースで出版して欲しいです。
    ただ、シリーズ別巻の「D-昏い夜想曲」が出ないでシリーズ8巻が出たのが気になる。別巻もきちんと出版して欲しい。
  • 吸血鬼ハンター22 D―悪夢村
    「山津波」から始まる密室サスペンス。
    Dの約束事として、ひとつのシリーズに登場した貴族に二度目の登場はありませんが、グレイランサー卿はもう一度出てほしいですねえ。
  • 吸血鬼ハンター10 D―双影の騎士1
    Dのシリーズの中で一番好きな作品。
    Dの過去と兄弟との再会。
    占い師リナとD兄弟の過去を探す旅が始まる。
    そしてリナとの三角関係?
  • 吸血鬼ハンター5 夢なりし“D”
    ゆの読書の出発点です。こんな世界(小説というもの)があるんだ…! という感動。空恐ろしく、美しく、脆く、かなしい。
  • 吸血鬼ハンター21 D―魔性馬車
    バンパイアハンターDシリーズの最新刊です。
    吸血鬼好きな方におすすめ!ちょっとエロとグロもあります。
    主人公のカッコよさにほれます!
  • 吸血鬼ハンター9 D―蒼白き堕天使4
    Dシリーズで現在、邪王星団と並ぶ4巻に渡る長編作品です。
    Dが貴族の護衛を引き受けるという珍奇な旅になるのですが、吸血鬼ハンターがその仕事を受けるということでDも厳しい。その貴族バイロン・バラージュ男爵の不思議な魅力が他の貴族と少し違ったのは、Dとの契約に基づくものだけではなかった・・、というのは、...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター2 風立ちて“D”
    吸血鬼ハンターシリーズ第二作目。
    一作目より実行的なエロス(しかも村長の汚い淫猥さったら・・。)も増え、神祖の実験に接触し、Dの孤独さもその実験結果を通して深まる一作ではないでしょうか。
    なんたって成功例は―、ですから。
    朝日ソノラマ版での250p7行目のリナの台詞は、今でも時折脳裏を掠めます。なん...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”
    吸血鬼ものは、やはりここから。
    登場するキャラクターの根底もしっかりとされていて、魅力的。
    文章の言い回しも物語の繊密さも素晴らしいです。
  • 知りたがりやの芽キャベツ
    TVでも放送されてますね。
    この芽キャベツ、本当に小さな人間の子のようで、愛らしく見ていて可愛いです。
  • 吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D”
    近未来、吸血鬼である貴族たちの世となり…それから数万年後の世界が舞台。
    遠い未来の地球で、貴族や他の夜の一族たちに命の危険にさらされながらも、人間はなんとか生き延びていた。
    そんな彼ら人間が、自分たちを狙う貴族たちから身を守るために雇うのがバンパイアハンター。
    この作品は、そのバンパイアハンターのひ...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター5 夢なりし“D”
    夢なりし“D”は、前作とは随分と間があいてから読んだのですが、問題なく楽しめました。
    そして、やはり美しい言葉と文章がとても心地よかったです。
    この作品は、同じ作者が書いた『夢幻舞踏会』という小説に別の形からアプローチしたものだとか。
    そちらも読んでみたいですね。
    今回気になったのは、少しずつDの性...続きを読む
  • 吸血鬼ハンター6 D―聖魔遍歴
    聖魔遍歴は… 今までからすれば珍しいDのグループ行動が見れます。
    もちろんD自身が望んで一緒に行動することになったわけではないのですが、やっぱりDの性格が少しずつまるくなってきているような…。
    今回登場するメンバーの会話のやり取りも好きな雰囲気。
    ハッピーエンドではないのだけど、未来に希望が見える感...続きを読む