ヴィクトール・E・フランクルのレビュー一覧
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苦しさの中においても、わたしがわたしであることは、誰にも奪えない。人間の強さに希望を感じた。
辛いとき苦しいとき、困難に立ち向かえるような強い心をじぶんが持てるとは思えない。けど、いや、わたしにはその強さがあるのだと、信じたい。Posted by ブクログ -
私はこのような状態で生きていけるだろうが、ただ、死ぬことが怖くてとりあえず生きるかもしれない。
フランクルが奥様にささげた言葉が素敵です。
もう一度、君に感謝したいエリー。君が人生の中で私にしてくれたすべてのことにね。
私も主人に贈りたいです。Posted by ブクログ -
本当によかった。
ふらっと買ってみた本だったけれど、一気読みでした。この本の出版に関わった全ての方々に感謝です。
特に後半。ふと気がつけば、現代にも通じる問いかけがあり、私たちはどう生きるべきなのか、世界はなぜこうなのか、静かに語りかけてくる本でした。
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生きることの意味を漠然と曖昧な言葉で語るのではなく、生きることに具体的な行動で答えていくこと。その状況は人それぞれで、人それぞれが答えを出していけるはず。
強さと希望をもらえる一冊。Posted by ブクログ -
この本については知っていたけど読むのに勇気が要りそうで数年かけてやっと読むことに決定。それこそ、何度も著者フランクルについて話を聞くことがあり、たまたま見たオンデマンドで、またフランクルだったから私は呼ばれていると感じたのだ。
アウシュビッツ、強制収容所について読むのは怖かったというのが読む前の私。...続きを読むPosted by ブクログ -
目をそむけたくなる、でも決して忘れてはならない人類として最悪の歴史。
アウシュビッツで何が行われていたか、読めば読むほどとにかく悲しくて痛々しい。
地獄とはここのことだ。
この地獄の中で、沢山の人間が別々の思いを抱きながら過ごした。
一筋の希望を信じたもの、全てを投げ出した者。
何をするにも気の持...続きを読むPosted by ブクログ -
【概要】
第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト体験記録。ユダヤ人の心理学者であり、絶滅収容所に収容されながらも生還した著者が、その体験を心理学的観点からまとめた一冊。
【感想】
2023年に読んだ本の中で最も心に残った本です。
手にとって良かったと心から思える一冊でした。
理由は2つ...続きを読むPosted by ブクログ -
アウシュビッツに収容されたユダヤ人医師の記録。
前半は戦争裁判からわかったアウシュビッツで何が行われたのかの記録。後半は収容された医師とその周囲の人々の心理の変化が克明に綴られている。
ナチスや看守による、胸が悪くなるような残酷さと醜い行動に言葉がない。
もともと粗暴でサディスティックで無教...続きを読むPosted by ブクログ -
ある精神科医の強制収容所体験記。
もう20年以上の課題図書だった「夜と霧」、やっと読みました。これは、人間の尊厳を考察し、問うたまさに名著でした。もっと早く読んでおけばよかった。
なかなか手を伸ばせなかった理由は、アウシュヴィッツ強制収容所に収監されたことを書いた本だ、ということを知っていたからで...続きを読むPosted by ブクログ -
絶滅収容所での出来事が主なので、かなり残酷な描写や目を背けたくなる資料も多く出てきます。
ですが読後は何故か生きる事への希望が湧いてきます。
人はどんな状況に置かれても、自分の態度だけは選ぶ事が出来る。
恐ろしい程の説得力のある内容で、一生忘れられない生き方の指針となりました。
今何らかの理由で...続きを読むPosted by ブクログ