柴田哲孝のレビュー一覧
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未来を信じつつけて、お互いの幸せを想い続けた2人に心打たれ続けました。年月、規模ともに壮大すぎる愛の物語で、読み終わった後の喪失感は過去一かもしれません。大満足です。Posted by ブクログ
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着実に一歩一歩、犯人に近づく描写に思わず惹き込まれた。犯人の動機、人間関係、伏線回収等、上手く纏めていた。キンギョの抜かりと片倉の元妻の図々しさにイラッとした。まさか宗教絡みとは…。Posted by ブクログ
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素質馬×名伯楽=競馬を超えた何か
ステイヤーといえばメジロマックイーンやマヤノトップガンなどが想起されるが、ブルボンの三冠、マックイーンの春の盾三連覇に立ちはだかったスタミナと勝負根性は記憶に久しい。
日本でステイヤー血統が敬遠されていたため、種牡馬としての可能性を広げようと出走した宝塚記念での...続きを読むPosted by ブクログ -
原発。生活には欠かせないものだが、その周囲に暮らしている人にとっては危険と隣り合わせ。
生々しい震災の跡地を逃亡者を追いかけながら巡るのは少しでも悲惨さを紛らわしながらも現状を風化させてはいけない、もっと原発を考えなければならないと思わせるような、そんな小説で電車が運行された、ガソリンが供給される...続きを読むPosted by ブクログ -
久々に面白かったなぁ。
なんていうか人間、種、化物みたいなカテゴリーの小説は結構想像力を掻き立てられてわくわくする。
フィクションなのか本当に実在するのか、、、
今日も妄想が捗るのである。
あと彩恵子が美しい。Posted by ブクログ -
戦後史上最大の謎といわれる「下山事件」。その実行犯は自分の祖父なのではないか? という疑問から始まる、とてもスリリングなレポでした。吉田茂、白洲次郎、伊藤律などなど、聞いたことのある人物の名前が次々と絡んできて面白かった。
自殺か他殺かも意見が別れるなか、最後の証人・柳井乃武夫が、「"自殺説"という...続きを読むPosted by ブクログ -
古き良きハードボイルドのお手本のような(^ ^
殺し屋の男はあくまで孤独でストイックで、
女は男の唯一のより所になるが、さらわれてしまい(^ ^;
ただ清く正しすぎて、正直 展開は読める(^ ^;
が、そんなことは気にならない程度で、様式美の範疇。
「悪い」警官、小心者の売人、メンツで動く殺し屋...続きを読むPosted by ブクログ -
戦後の未解決事件としてあまりに有名だが、こうして詳しく内容を知ると、ますます興味深い。著者の祖父が本事件に深く関わったかも知れないことから進められる取材は、身内や核心に近い人物から情報を引き出すのに有利だったようだ。矢板玄氏への取材は緊張感と安心感があった。桜田会、M資金、松川事件・三鷹事件など戦後...続きを読むPosted by ブクログ