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いま、「子どもを守る仕事」、すなわち児童福祉の仕事が見なおされています。社会がゆがみ、その悪影響が未来ある子どもに及んでいるからです。本書では、保育士、教員、児童養護施設職員、児童相談所職員、里親など、子どものいのちと生活を守る職業の魅力と意義、働き方を考えます。
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Posted by ブクログ
「子どもを守る仕事」をテーマに、日本の戦後の復興期から今日まで長年、社会福祉の道を歩んできた遠藤久江氏のオーラルヒストリーを佐藤優氏と池上和子氏による対話的聞き取りを基軸にしつつそこから投げかけられた現実と課題を検討。 キリスト教の考え方が前面に出てくる箇所がちょこちょこあって、馴染みのない者にと...続きを読むっては違和感を感じた。
「子どもを守る仕事」にはどんなものがあるのか、児童福祉制度の歴史とこれからや、子どもを守る仕事をする人に求められてることが書かれています。 メモ: ・子どもを守る仕事をする人に求められてるもの: ▶子どもをありのまま受け入れて、子どもの代弁者になること ▶時代のニーズを感じ取る感性を養うこと ・...続きを読む自分のエゴイズムを大切にする ・時には冷たさも必要
著者の佐藤優さんって、あのロシア通で元外交官作家のあの人と同姓同名なのかなと思ったら本人だった。佐藤さんは子どもの社会的養護のような分野にも関心があるようで、心理師の池上さんと二人して、その世界で長らく活動してきた遠藤初江さんのオーラルヒストリーを引き出すという趣向。 3人が同じ方向を向いている鼎談...続きを読むは、そうですね、そうですねとスムーズに話が進みいまいち面白さには欠ける。ネームバリュー的には佐藤さんが突出していて、だから筆頭著者でもあるんだろうけど、やっぱり現場で経験を積んできた二人に及ぶものではないはず。それなのにいろいろ解説してくれたり持論をぶってくれるのはちょっと煩わしい。 佐藤さんも遠藤さんもクリスチャンということもあるんだけど、「自力でできると思わないほうがいいですね。祈ることが重要なんです。」(遠藤、p.213)みたいな話で一致してるあたりはどうなんだろうと思った。確かに社会的養護の世界ってクリスチャンの人たち頼みのところがあるだろう。クリスチャンの人たちにとっては「祈り」ながらかかわっていくことが重要かもしれない。でも「クリスチャンの社会的養護」じゃなくて、社会的養護そのものがテーマなのだから祈りという概念はひとまずおいといたほうがよかったのではないだろうか。
◯表題と佐藤優氏に惹かれて手に取ったものの、この本は一体何がテーマだったのか…?と思うような内容。 ◯児童福祉に関係した職種は様々あり、それらの職種について解説及び連携について、児童福祉に関連の深い先生方からの現場に即した話が聞けるのかと思っていた。 ◯しかし、内容の半分は先生方の現在に至るまでの経...続きを読む歴(もしもこの先生方の生涯が児童福祉の歴史だ、ということであればそれはそれで良いのであるが、そこまでの傲慢さはこの本にはないと思うと、何故ここにこれだけのページを割くのか…?)、その後の展開は、みなキリスト教とだけあって、やけに宗教的な精神からの福祉に対する姿勢が描かれている。悪くいうつもりはないのであるが、なんと無く押し付けがましいのだ。 ◯学ぶところもあった。福祉の基本的姿勢、傾聴からさらに深めての全てを受け入れる姿勢というのは、なかなか困難な境地ではあるが、福祉には重要なことだと感じる。 ◯また、他にも得た点といえば、政府の方針で児童福祉施設から里親への転換を進めているが、この本では先行するイギリスの事例を踏まえて、施設の良さを説明している。なるほど、さもありなんと感じる。しかしやや先生方に配慮したのか、と穿った見方もしてしまった。 ◯結論から言うと、やはりある程度内容を確認してから読んだ方が良かったと感じてしまった…
経験主義に陥ることの危険性を論じている文章がとても腑に落ちた。 相手のありのままを受け止めることの大切さと難しさを再認識させられた一冊。
児童福祉の歴史とともに、子どもを守ることについて述べられています。 福祉の仕事を選ぶ人が、その仕事を続けていける世の中になっていけるといいな、と思いながら読みました。
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子どもを守る仕事
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