影法師

影法師

792円 (税込)

3pt

「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」
友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。

頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。二人の運命を変えた二十年前の事件。確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。その真相が男の生き様を映し出す。『永遠の0(ゼロ)』に連なる代表作。

「泣くな」父が討たれた日、初めて出会った少年は言った。「まことの侍の子が泣くな」
勉学でも剣の腕でも敵わない。誰よりも優れていたはずの彼が迎えた最期は、予想もしないものだった。

単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!

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影法師 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     感動の嵐。忘れられない物語となった。沢山の人にお勧めしたい。

     武士の家に生まれても、長男以外は家を継ぐことができない。婿入りか養子縁組できなければ、一生部屋済みの厄介な叔父となる。次男以下は藩校で良い成績を上げることで婿養子の道を待つしかない。とてつもなく切ない時代背景が心に刺さった。

     表

    1
    2023年08月23日

    Posted by ブクログ

    初めての数ページは古めかしい名前や身分に眉毛を曲げたが、数分後にはのめり込んでいました。
    武士というものの意思の強さ、知らないところで誰かが自分を守っているということ。人生の色々な気づきを教えてくれる本です。

    0
    2023年11月29日

    Posted by ブクログ

    文句なしの星5つ⭐️
    江戸の侍の生き方、男の熱い友情、夢等様々な要素を含んだ圧巻の一冊。
    10年前に読んで真相を知って2度目の拝読。
    一度目よりもより一層彦四郎の行いを知ることができた。

    0
    2023年10月28日

    Posted by ブクログ

    古き時代の侍の生涯を描いた作品。歴史小説特有のとっつきにくさがあるかと思いきや非常に読み易く次々と先を読みたくなってしまう。主人公・勘一と竹馬の友・彦四郎の少年時代からの話を主軸としており、大人になってからの彦四郎の行動には不可解な点が多くあったが彦四郎の死後、真実を知った勘一は後悔に苦しむ。最期は

    0
    2023年07月31日

    Posted by ブクログ

    下士の息子として生まれ、茅野藩・八万石の筆頭国家老にまで上り詰めた・名倉彰蔵。
    その彰蔵が、憧れ、目指していた男・磯貝彦四郎が、頭脳明晰で剣の達人。将来を嘱望されていたのに、不遇の死を遂げたと聞き知った。

    彦四郎の過去を追う、彰蔵。
    二人が初めてあった時彦四郎に「武士の子が泣くものではない」と言わ

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    また、百田さんに泣かされた。 自分のすべてを捨てても守るべきものがあり、それを疑わずに影となって守り通す。 そんな彦四郎の生き様に感服! 
    再読本に入れる。

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    感動!で涙が滲み胸が熱くなった。
    これまで時代劇を避けてきたけど、いいもんですね。百田さんが時代劇を描いていたなんて知りませんでした。正直、フォルトゥナの評価が高くなかったので、期待していませんでしたが、見事に裏切られました。お父さんが切られる最初から読者は衝撃に見舞われるわけだけど、自分の成功の裏

    0
    2023年04月16日

    Posted by ブクログ

    凄い小説に出会ってしまった。
    こんなにも美しい男の友情があるだろうか。壬生義士伝に匹敵する感動の時代作品。
    至誠と敬愛の物語。

    0
    2023年01月24日

    Posted by ブクログ

    信念、友情、愛。それらが何も矛盾することなく純粋なものとして描かれている。
    それぞれの純粋さにより爽やかな気持ちでありつつ、全体を見るとやるせない気持ちでもあるもいう読後感。

    数年ぶりに読んだけれども、全く色褪せていなかった。

    0
    2022年10月31日

    Posted by ブクログ

    時代ものが苦手で、漢字の読み方や役職がどんなものかも定かでない状態の自分だが、読み進めるうち、もっと情景を理解しこの物語を頭の中でリアルに想い描きストーリーに入り込みたい!と思わせる、なんとも魅力ある話でした。

    生まれとはつくづく運だな。
    この時代に生まれてよかった。

    0
    2022年09月02日

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