水使いの森

水使いの森

950円 (税込)

4pt

水使い、それはこの世の全ての力を統べる者――。水荒れ狂う森深くに棲む伝説の水蜘蛛族の女であるタータとラセルタは、砂漠で一人の愛らしい少女を拾う。少女は外見に似合わぬ居丈高な態度で、水を操る力を持っていた。それもそのはず、彼女は砂漠の統治者イシヌ王家に生まれた双子の片割れ、ミイア王女だった。跡継ぎである妹を差し置き、水の力を示したミイアは、自分が国の乱れの元になることを恐れ、独り城を出たのだ。そんな彼女に、水の覇権を狙う者たちが迫り……。第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞、驚異の異世界ファンタジイ。/第4回創元ファンタジイ新人賞選評=井辻朱美、乾石智子、三村美衣

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水使いの森 のシリーズ作品

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  • 水使いの森
    950円 (税込)
    水使い、それはこの世の全ての力を統べる者――。水荒れ狂う森深くに棲む伝説の水蜘蛛族の女であるタータとラセルタは、砂漠で一人の愛らしい少女を拾う。少女は外見に似合わぬ居丈高な態度で、水を操る力を持っていた。それもそのはず、彼女は砂漠の統治者イシヌ王家に生まれた双子の片割れ、ミイア王女だった。跡継ぎである妹を差し置き、水の力を示したミイアは、自分が国の乱れの元になることを恐れ、独り城を出たのだ。そんな彼女に、水の覇権を狙う者たちが迫り……。第4回創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞、驚異の異世界ファンタジイ。/第4回創元ファンタジイ新人賞選評=井辻朱美、乾石智子、三村美衣
  • 幻影の戦
    999円 (税込)
    砂ノ領の支配者、イシヌの女王が逝去した。秘術〈万骨ノ術〉の書の在処を、次期当主アラーニャと、双子の姉ラクスミィに託して。イシヌの代替わりを、野心的なカラマーハ帝家が見逃すはずはなく、ほどなく帝軍出陣の知らせと、アラーニャに皇帝のもとに嫁すようにという要求が届く。婚姻によってイシヌを乗っ取り、イシヌの女王が持つ治水の権限を手にしたいのだ。一旦は籠城を決意したイシヌだったが、帝国側の手段を選ばぬ攻撃に、姉姫ラクスミィは万骨ノ術をその身に収め、自ら敵城に乗りこむ。魔法と策略と陰謀が渦巻く『水使いの森』続編。/解説=三村美衣
  • 叡智の覇者
    1,300円 (税込)
    〈南境ノ乱〉で破壊された町の人々がやっとの思いで手に入れた平和は、カラマーハ帝軍の侵略、そして大旱魃で脆くも崩れ去った。今や頭領になったハマーヌは、人々を救うため禁断の術に手を染める。一方敵の陰謀を逆手に取り、帝家の玉座を乗っ取ったラクスミィだったが、国を潤す青河が涸れ始めていることに気づく。このままでは乳海が露わになり、丹の暴発が起きてしまう。それを回避するには、南境の民が命の糧とする砂漠の水を断たねばならない。それぞれの民の命と希望を背負った、ハマーヌとラクスミィの決断はいかに……。三部作完結。

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水使いの森 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    引きずり込まれる異世界

    読み応えのある濃厚な作品。本文のイメージ通りの禅之助さんのイラストが素晴らしいが、この物語は光景が目に浮かぶところも秀逸だ。また、比求式と舞によって力が生み出されるというメカニズムをはじめ、理論上の裏付けがあるかと勘違いするほど、丹念な科学的検証がなされている。庵野ゆきさんはフォトグラファーと医師の

    1
    2020年07月18日

    Posted by ブクログ

    雷、風、土、火、光、この世に存在するありとあらゆる力を使いこなした先にある水丹術。
    後継者である妹に先んじて水丹術の才を示した幼い王女ミリアが、政治的な諍いを避け、城を抜け出した先で出会ったのは伝説として語られる水蜘蛛族の彫り手だった……。

    イシヌ王家により統治されている砂ノ領を舞台としたファンタ

    0
    2022年02月16日

    楽しかった

    化学と物理学と魔法が合わさったような術を操る人々のお話。世界や歴史を様々な部族の視点から描いている。戦闘マンガ風に軽く読むこともできるが、よくよく読めばジェンダー論的な考察もあり。色々な読み解き方ができる。おすすめ。

    0
    2020年07月18日

    Posted by ブクログ

    ミイアとアリア姉妹。水蜘蛛族の女タータとラセルタ。ハマーヌとウルーシャの風と光の男術者コンビ。

    それぞれが個性的で面白いんだけれど、一番好きなのはハマーヌ。男は黙って… なところがいいと思う。

    1
    2020年04月04日

    Posted by ブクログ

    水蜘蛛族、見ゆる気こゆる者の一族、イシヌ王家の双子の姉の王女などワクワクする要素がこの一冊にギュっと詰め込まれたお話。ミイアの成長物とも言える。

    0
    2024年04月30日

    Posted by ブクログ

    この手のシリーズの1巻は「こういう世界観です」というご挨拶物語になるものだけど、読みやすかったと思う。フォトグラファーさんとお医者さんの共同ペンネームということで、それぞれの特性が活きていたのではと感じた。続刊も気になります。

    0
    2024年04月05日

    Posted by ブクログ

    個人的には秀作だと思います
    2冊めが出版されていることを知っていての感想です
    審査に当たった方たちの改善点は、多分、2冊めで対応していると思うので、2冊めを読むのが楽しみです

    0
    2022年03月31日

    Posted by ブクログ

    世界観のしっかりした、術を中心とした真面目なファンタジー。
    キャラクターは慣れ親しんでくるとなかなか個性的でよい。丹導術の描写も良いし、比求式や詠唱の歌や刺青や舞などよく考えてある。映像化したらさぞ綺麗だろう。
    展開はやや単調だが、最後の方の戦のあたりは止まらない。タータとハマーヌが戦うシーンはカッ

    0
    2021年11月12日

    Posted by ブクログ

    水蜘蛛族の設定が面白くて、もっと掘り下げてくれても良かった。
    ハマーヌのキャラクターがタータに対応するために作られた感ありすぎなのが欠点といえば欠点。

    0
    2020年07月02日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かったです!水を操る力を中心に、それぞれの思惑が交差して事件が巻き起こる異世界ファンタジーです。主人公のミミも良いのですが、ハマーヌが特に好みでした!

    0
    2024年02月17日

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