鳥はいまどこを飛ぶか

鳥はいまどこを飛ぶか

886円 (税込)

4pt

3.8

この小説は、最初の二節と最終の二節以外のaからlの配列を任意に変更して読んで下さって結構です――各章の間を自由に飛翔する鳥を異なる角度から追うことによって無数の物語展開を体験できる、実験精神に満ちた表題作の他、三島由紀夫・安部公房らに高く評価された異色作「X電車で行こう」、夜行列車で殺人を目撃した男の奇妙な一晩を描く「赤い貨物列車」、生きた首を拾った男が辿る数奇な運命「首狩り」など全10篇を収録。「季刊NW-SF」創刊、サンリオSF文庫創刊に際し先鋭的なSFや前衛文学の紹介に尽力、創作・評論両面で輝かしい軌跡を残す巨人による幻の傑作が甦る。/解説=高橋良平

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鳥はいまどこを飛ぶか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「鳥はいまどこを飛ぶか」
    「消えた街」
    「赤い貨物列車」
    「X電車で行こう」
    「マインド・ウインド」
    「城」
    「カルブ爆撃隊」
    「首狩り」
    「虹の彼女」
    「霧の中の人々」

    大当たり。
    山野浩一の作品は「X電車で行こう」しか読んでいなかったけれど、この短編集を読んで既刊を探そうと思った。
    端的に作風

    0
    2013年04月02日

    Posted by ブクログ

    ’60年〜’70年代に発表された作品群のためか、背景描写等に多少の古さは感じられるものの、その実験的なスタイルやアイデアにはむしろ新鮮さを感じる。全編を通してシュールさの中に虚無感が感じられるのも興味深い。
    お気に入りは、表題作、「X電車で行こう」、「カルブ爆撃隊」、「首狩り」かな。

    0
    2011年11月17日

    Posted by ブクログ

    内容紹介

    この小説は、最初の二節と最終の二節以外のaからlの配列を任意に変更して読んで下さって結構です──各章の間を自由に飛翔する鳥を追うことで無数の物語展開を体験できる表題作の他、三島由紀夫・寺山修司らに高く評価された「X電車で行こう」、単行本未収録作品「内宇宙の銀河」など全9 編を収める。サン

    0
    2013年05月05日

    Posted by ブクログ

     SF短編集。表題作の「鳥はいまどこを飛ぶか」が、一番印象が強かった。話を切り分け、時間も空間もバラバラに配置したという、実験作的な趣のつよい作品だが、それが独特な世界を形作っており、四十年も前の作品とは思えない新鮮な気持ちで読む事が出来た。
     現実から一歩だけ離れた世界を描いており、なんだか霧の中

    0
    2012年10月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    んー、なんともシュールっていうか、そんな感じの作風の方でした
    海外SFは良く読んだけど日本はほぼ知らないのよね
    作品の時代設定?っていうか舞台は全編通して40年位前?
    なんか、赤軍とか全学連とかそんな感じ
    教科書とかに載ってる安田講堂の立てこもりを思い出しながら読んだw
    映像とかでしか知らないからな

    0
    2011年12月08日

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