ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
東風の吹く日に、こうもり傘につかまって、空からバンクス家にやってきた、ちょっと風変わりな保母の物語。彼女が語るお話は、子どもたちをふしぎな冒険の世界へと導きます。ユーモアと笑いのかげに人生の深みをのぞかせているこの作品は、『ピーター・パン』や『クマのプーさん』とならぶ、空想物語の代表作です。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
子どもの頃にドリトル先生と同じように親しんだつもりだったがあまり覚えてなかったのがショックでした。メアリーのエキセントリックさと、この町のメアリーの一味に驚かされる。 "大人にも読めるたいへん含蓄ある物語" なのでした。 しかし高校生の頃に大好きだった古いミュージカル映画、つ...続きを読むまりハリウッドとディズニーにすっかり毒されていた自分にがっかり&考えさせられました。 映画の中のジェインとマイケルが歌う 新聞広告の歌が大好きだったのに、そんなシーンどこにもありませんでした。新聞社に手紙を書いていたのはバンクス夫人。映画はもっとブーム提督のことを描くべきだし、素敵な絵描きさんは煙突掃除夫じゃない! トラヴァースさんと映画サイドが揉めたのも無理はない… ともかく、木のオランダ人形みたいなメアリー・ポピンズは、じゅうたんのバッグを提げてやって来ました。 …じゅうたん?!え、じゅうたんなの?と 原書まで持ってきて調べたところ、はい、しっかりと〖carpet〗とありました。 なるほどぉ、そうなると魔法のじゅうたんを思い浮かべれば、あの空っぽのバッグから次々といろんなものが出てくるのも納得。 メアリーとの日々が始まります。 この巻でいちばんの問題作は「わるい火曜日 」でしょうか。 マイケルの反抗期っぷりからはじまり、 小さな光る磁石のような円盤で世界を回ります。 人種問題に触れていますね、白人至上主義にもとれるし、それを揶揄しているようにも。。 ほろりとさせられちゃうのは「ジョンとバーバラの物語」 ムクドリとのおしゃべりが大好きな賢い双子たち。いつか自分の言葉が分からなくなるんだとムクドリにからかわれても、自分たちはそうはならないと言い張ります。。旅に出たムクドリが帰ってくると…。せつないけれど、素敵なお話。 メアリーは去っていきますが、なんとなく最後はにおわせて… いる。
半世紀ぶりに読み返す。妙なところをよく憶えていた。バンクス家の男の子がメアリー・ポピンズへのささやかな反抗で「わざと耳のうしろを洗わないでおきました」。 切ない「ジョンとバーバラの物語」、半裸のゲストヒロインが印象的な「クリスマスの買い物」など、憶えていてよさそうなものだが……。 なお、ラスト...続きを読むの置き手紙は記憶にあった。 ツンケンしたヒロインの性格は作者その人を反映しているのだろう。映画『ウォルト・ディズニーの約束』を観た後ではそうとしか思えない。
夢見るこころを忘れないメアリーポピンズ。 結局彼女は何者なのか分からなかった。けど、こんなに無愛想なのに惹かれるのは彼女が子供を甘やかしたりはしないけれどなんだかんだで優しいのが魅力なのかな。ウォルトディズニーの約束にでてきた作者自身みたいだと思った。デレがほぼないツンデレ。
全シリーズ持っていて、今でもときどき読み返します。誰かをやっつけるとか助けるとかそういう魔法でなくて、ちょっと便利でちょっと楽しくなる、こんなことも起きるかもしれないというワクワクする魔法。
小学生のときに出会って以来、何度も読み返している本。 メアリー・ポピンズは永遠の憧れです(*´▽`*)
わたしのイギリス好きの原点。自分史上No.1ファンタジー。映画も大好きだけど、原作もまた独特の味わいがあります。何でも出来て、魔法も使える最強の乳母(ナニー)ですね。
一番最初に読んだ幼少の頃の読解力では、ポピンズさんはいじわるなのかと勘違いしていました。 そして年をとるとともに物語の理解の仕方も変わっていったのです。また読んでみようと思います。
あくまで子供から見た謎の大人メアリー・ポピンズに対する子供の空想と読むことも、特別な人メアリー・ポピンズが子供たちを幻想の世界へ一歩連れて行ってあげる話とも読める。その振れ幅が一家の子供たちと一緒に謎めいたメアリー・ポピンズに「もしかして・・・?」と常にドキドキさせてくれる。ムクドリの話が特別切なか...続きを読むった。あの自惚れ屋で手厳しいメアリー・ポピンズの、ムクドリへの目線がおだやかでそこも意外性があって良かった。
有名な児童書のひとつ。ある日突然やってきたメアリー・ポピンズは、意外とツンケンしていてぶっきらぼう。バンクスさん一家の乳母として働きはじめる。彼女の周りにはいつも不思議なことが巻き起こる。 笑いガスという発想が良い。子どもが絶対に喜ぶシチュエーションだ。その後、何事もなかったように誤魔化して怒るメア...続きを読むリーと子どもたちの様子が面白い。「ぎろんしないほうがいいことを、ふたりとも、よく知っていたからです。」 メアリーの扱い方を熟知しているあたり、子どもたちの方が上手だ。 今さら読む作品だったが、楽しく読んで行くことができた。
映画版はミュージカルだったそうだが、そのイメージで読むと、意表を突かれるかもしれない。 意外と言ったら失礼なのだろうが、現実を忘れられる夢のようなファンタジーというよりは、ファンタジー要素すら、現実なのかもしれないと言わしめるような、超現実的なお話だと、私には思われた。 桜町通り十七番地に住む、バ...続きを読むンクス一家の子どもたち(ジェイン、マイケル、双子の赤ん坊ジョンとバーバラ)の世話をするためにやって来た、「メアリー・ポピンズ」だが、私の第一印象は「愛想の無い人」だった。 まず、子どもたちの世話をするという、それは仕事としてお給料を貰うわけだから、子どもたちの前でも平気で、きつい顔や目を見せたり、忙しいときや不機嫌なときはフフンと鼻をならしたり、ましてや、子どもたち自身に、「よっぽど気をつけていないと、どんなことにでもすぐ気を悪くする」と気を遣われるようでは、さずかに駄目なのではないかと思った。 しかし、物語を読んでいく内に、そんな私の印象は少しずつ変わっていき、機嫌が悪いように思われる場面が多い中でも、彼女の人間性はそれだけではなく、嬉しいときには「うわあ、すてき!」と言ったり、お店のショーウィンドーに映る自分の姿に惚れ惚れとする、オシャレ好きな一面や、クリスマスのあの場面では「まさかの涙!?」なんてこともあったりと様々で、時に、魔法のような奇跡を起こしてみせるメアリー・ポピンズも、他の人となんら変わる事のない、この星の一部であることを実感させられた事で、序盤に登場した、この台詞が、より鮮明に私の脳裏を過るのだった。 『だれだって、じぶんだけのおとぎの国があるんですよ!』 さすがに物語の終盤に来ると、私もメアリー・ポピンズは反面教師なのではないかと思うようになったが、もしかしたら、それすら間違っていたのかもしれないと今では実感し、それは反面教師では無く、ただ単に、子どもと大人の関係というより、子どもだろうが大人だろうが、同じ星に生まれてきたものとして、対等な関係を築こうとしていただけなのではないかと。 私は、ここまでの文章に於いて、二度、星を使った表現をしたが、序盤に書いた「超現実的なお話」というのが、実はこの『星』と繫がっており、思わず、以前読んだ、芳賀八恵さんの「星の子」に記載されていた、『私たちの身体は、星でできているらしい』を思い出した。 ただ、ここでいう『私たち』というのは、人間だけでなく、当然、太陽も月も海も大地も植物も動物も含まれている。 この物語では、超現実的なと書きつつ、夢のようなファンタジーのような現象もたくさん登場する。 しかし、そこで問い掛けられているのは、うわあ、素敵で楽しい事だねと思える一方で、普段見ている世界とは正反対であったり、あべこべであったり、逆さまであったりと、どれも似たようなものだが、要するに、『世の中に「絶対」なんてものが存在すると思い込むのは、この世界で生きているのが人間だけだと思っているから』なのではないかということである。 それは、ラークおばさんが可愛さのあまりに服を着せている、犬のアンドリューにも自分の意志があることから、生まれてきたばかりの赤ん坊の頃だけ、周りの自然や動物たちの言葉を理解出来るのは、生まれてきた原初の地が同じだからという、そんな切なさの極みのようなことまでと、様々で、メアリー・ポピンズが、子どもたちに質問の答えを簡単に言わないのも、子どもたち自身に、そんな二度と戻れない最果ての、この星に生まれてきたばかりの頃の、真っ新な気持ちで、あらゆる物事を考えて欲しかったからではないかと、私は思うのである。 そして、そんな素敵な体験を重ねることで、身体というよりも、心が大きく成長した子どもたちの様子からは、たとえ、メアリー・ポピンズがどんなにブスッとした顔をしていようが、その内面を慮り、ちょっとした仕種だけで、彼女の素の一面を見出す事が出来るくらいの信頼を寄せるようになったからこそ、最後の場面は子どもたちにとって、非常に辛いものがあったと思う。 しかし、メアリー・ポピンズの更なる一面として、『彼女がすると言ったことは、必ずする』ことを、その時、マイケルは思い出した。 そして、「オー・ルヴォアール」という言葉には、『さようなら』という意味の他に、 『また会いましょう』という意味もあることを。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
風にのってきたメアリー・ポピンズ
新刊情報をお知らせします。
P.L.トラヴァース
林容吉
フォロー機能について
「岩波少年文庫」の最新刊一覧へ
「SF・ファンタジー」無料一覧へ
「SF・ファンタジー」ランキングの一覧へ
帰ってきたメアリー・ポピンズ
試し読み
公園のメアリー・ポピンズ
とびらをあけるメアリー・ポピンズ
川をくだる小人たち
空をとぶ小人たち
野に出た小人たち
床下の小人たち
メアリー・ポピンズ
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲風にのってきたメアリー・ポピンズ ページトップヘ