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川端康成の珠玉の「青春小説」二編が甦る! 昭和33年に月刊誌「平凡」に連載されたものの、その後長い間単行本化されずに埋もれていた『遠い旅』は、青春を彷徨する若者の人生を描いた作品。 『川のある下町の話』は、恵まれない大衆の生活の重みと苦しみが渦巻く町で、必死に生きる若者たちの姿を描いた群像小説で昭和28年の作品。 川端青春小説が奇跡のカップリングで、いまここに甦る!
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Posted by ブクログ
川端康成にこういう青春群像劇的な作品のあることを知らず。 「川のある下町の話」は3人の女から思いを寄せられる医学生・義三の話。彼らの人間模様を通じて、戦後動乱機の社会混乱も垣間見える。
「遠い旅」「川のある下町の話」はいずれも若者たちの青春群像小説。登場人物達の間を複雑に交差し、縫い合わせる愛情の縺れが嫋やかな文章で綴られている。 「遠い旅」は人を深く愛すれば愛すれ程、狂気を孕んだ感情へと変貌を遂げていく一面を描いている。抱いた感情が、ふと洩らした言葉が、思わぬ作用を及ぼして、意...続きを読む外な結末を生んでしまう悲劇。だからこそ、情感が昂り、戦き、強く不安定に揺れ動く愛情が絡んだ物語は読んでいて面白く、興味深い。ただ「遠い旅」は何となく物語の結末が中途半端な印象が否めない。 「川のある下町の話」は貧困に喘ぎながら暮らす人々を背景に男女の恋愛模様を描いた作品。天涯孤独のふさ子は何処までも転落してゆくし、手を差し伸べようとする義三も己の立場や地位が邪魔をして思うようにいかない。経済的な格差やその人の置かれている境遇によって、想いあっていても結実しない愛が悲しい。物語の終わりに告げられる民子の台詞が現実の惨さとふさ子の絶望を全て言い表しているようで心が痛む。
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