時間泥棒

時間泥棒

ニューヨークで、ある日突如として時間の流れがおかしくなりはじめた。時計がどんどん遅れていくのだ。しかも場所ごとに少しずつ遅れかたが違う。その結果、周波数も影響をうけ、通信もままならない。著名な物理学者が言うには、「この世界と交差する他次元のエイリアンが、われわれの時間を少しずつ盗みとっているのです」!?エイリアンだか何だか知らないが、とにかく時間がたりなくなっていくのは本当だ。でも、いったいどんな手が打てるというのだ?議論は果てしなくつづく。だがやがて時間のみならず物質にまで異常事態が生じはじめ……。巨匠が贈る時間SFの新機軸!

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時間泥棒 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    局所的に時間の流れが早く(実際には遅く)なると言う事件の解決を命じられた警官、という主人公像が印象的。テンポよくほいほい読めてしまうんで遠出の際に持って行く事多し。この作家の本の中では飛び抜けて薄い1冊では。

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    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    SF。時間SF。
    時間を盗むエイリアン?
    サクッと読めるアイディアストーリー。
    ストーリーはシンプルながら、アイディアは良いし、キャラクターも個性的、読後感も良く、十分に満足。

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    2019年06月06日

    Posted by ブクログ

    ホーガンの割りと短めの中篇。ホーガンの小説は2冊目くらいかな。まだ代表作のアレも読んでない。

    ニューヨークで起こった謎の時計のズレ現象。何故か最先端のデジタル時計は遅れるのに、手巻きの懐中時計はずれない。また、遅れる地域もあれば、教会などでは遅れない。時間を盗んでいる何者かをなぜか追う羽目になった

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    2017年11月13日

    Posted by ブクログ

    なにしろ最初に書いてあるあらすじがおもしろそうすぎるんだよ!
    創元SFはだいたいそうなんだけど、これは特に。

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    2016年02月18日

    Posted by ブクログ

    ある日、ニューヨークの時間がおかしくなり始めた。
    全世界でもニューヨークだけ。しかも街の場所によって遅れ方が違う。
    しかし太陽は普通に昇り、普通に沈む。世界には何の変化もないため、まさしく「時間がなくなっていく」のである。

    ニューヨーク市の刑事であるジョー・コペクスキーは上司から、「エイリアンが我

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    2014年08月21日

    Posted by ブクログ

     ある日突然ニューヨーク中の時計が遅れ始めた。
    ある物理学者は「何者かによって時間が盗まれている」という仮説を立て、一人の警官が問題解決に立ち向かう。

     時間が題材だがタイムトラベルやパラドックスを題材としていない珍しい作品。
    作者のホーガンには有名な「星を継ぐ者」三部作があるが、本書は内容的にも

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    2014年04月13日

    Posted by ブクログ

    ニューヨークの時間が何者かに盗まれている!?という導入部は、おバカSF的でいかにも面白い。そのまま時間泥棒さがしのバカミス(お馬鹿ミステリー)展開かと思いきや、意外にもスマートな解決法。それでも赤方偏移うんぬんは馬鹿馬鹿しすぎる(笑)。爆笑しながら楽しく読みました。
    時間が盗まれる(消えていく)とい

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    2012年09月12日

    Posted by ブクログ

    ニューヨークの各地で時間が遅れていく。
    とある学者は「エイリアンが時間を盗んでいるのだ」と主張するが…?

    短めのお話で、若干突拍子もないオチではあるので、人によっては「え?」と思うかも。
    人物描写が多めで、登場人物が魅力的に思えます。
    個人的には面白いと思いました。

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    2012年02月26日

    Posted by ブクログ

    題材としては初期SFに近い空気を感じつつも、題材への切り口はアメリカSF的な空気も持ち合わせている不思議な一冊。すんなり読めるけど、練りこまれた良質な作品でした。

    事象の考察への切り込み方はホーガンらしいなという印象。ここらへんは星を継ぐものと同じかおりを感じました。印象的だったのが以下の一文。

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    2015年04月10日

    Posted by ブクログ

     「時間泥棒」と聞いて真っ先に挙げられるのは、やっぱりエンデの『モモ』。ファンタジーという形式を取りながら、現代を的確に風刺した『モモ』を真っ先に思い浮かべてしまうので、本書はちょっと物足りなさも感じてしまう。また、ホーガンらしい緻密な理論構築も、従来に比べて少々甘いような気もする。
     それでも、主

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    2009年10月04日

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