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エルフリダとエドレッドの姉弟は、おばさんと崖の上の家に住んでいた。ある日ふとしたことからエドレッドがアーデン家の当主であることが判明、アーデンの城に移り住むことに。そしてアーデン家の紋章にある不思議な白いモグラを呼び出したふたりは、モグラの助けで過去の時代を訪れ、伝説の宝を探すが……。〈ハリー・ポッターシリーズ〉の著者がこよなく愛した英国児童文学の大家の、タイムトラベル・ファンタジーの草分け的名作。訳者あとがき=井辻朱美/解説=永島憲江
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Posted by ブクログ
貴族の子孫エルフリダとエドレッド姉弟のタイムトラベル物語。子どもらしく純真なやり取りが可愛らしく物語には心が踊る。特に魔法の白モグラ・モルディワープは心に染み入る可愛らしさだ。ここのところ、人生に疲れた中年向け「ファンタジー」ばかり立て続けに読んでいたので、本物のファンタジーとはこういうものだよと目...続きを読むが覚めた。 しかも、百年以上前の児童小説でありながら、近ごろのディズニー映画のように少女が主体的に冒険していて非常に頼もしい。魔女の描き方も公平であり、社会的弱者への深い共感も見てとれた。あとがきを読むと、著者のE・ネズビット氏は当時の先進的な女性だったらしく色々と納得した。そこ含めてJ.K.ローリング氏が好きな作家として名をあげているのも分かる。
児童文学初のタイムトラベルものとのこと。 年代を感じるのに、ちゃんとしたタイムトラベルで、点在する魔女や少年に驚きです。(SFには疎いので) 挿絵で見ると、真面目でいいこぶった感じの主人公二人かな、と思いますが、読んでみるとそうでもなく。 とゆーか青年と少女もえ!何故もっと出てこないのか。あとリチャ...続きを読むード少年の、一族の長に借りがある、とは!? 続編もあるらしいので、そちらでもっと出てこないか、と期待します。
ずいぶん昔に書かれた、タイムトラベルものの児童文学。タイムトラベルの仕方が面白い。姉弟のやりとり、宝探し、友人の謎などなど、古い城をめぐっての姉弟の奮闘ぶりから目が離せない。もう一つのアーデン本も楽しみ。
“アーデン卿いまだ十にならざるが 九つはすでにすぎしとき 宵の口にアーデン卿を アーデン塚に立たしめよ 呪文をとなえるわざあらば 宝みつかり幸あらん” 1907年、アーデン家のエルフリダとエドレッドの姉弟は、先祖が隠した一族の宝物についての言い伝えを知る。 偏屈でチャーミングなモルディワープが可...続きを読む愛い。
読んで良かった。続編があるそうだけど、読まない。それはそうだよね。長女はかわいかったのだけど、主人公がちょっと。語り部も、あまり好まない。古色というと、あんまりなのだけど、古典にはなりきれない理由も何となく分かる。ほんのり楽しかったのだけど。
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E・ネズビット
井辻朱美
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