作品一覧

  • ロンドン幽霊譚傑作集
    3.3
    1巻1,200円 (税込)
    19世紀ヴィクトリア朝、文化・産業ともに飛躍を遂げた大都市ロンドン。その栄華の陰では、犯罪のもたらす恐怖、そして超自然がもたらす恐怖が蔓延していた――晴れ渡ったケンジントン・ガーデンズの一角で目に見えぬ何かと交信する、美しき寡婦を巡る愛憎劇を主軸とした出色のサスペンス「ザント夫人と幽霊」。アイルランドのバンシー伝説を背景に、野心家の外科医が運命の奇蹟に遭遇する「ハートフォード・オドンネルの凶兆」。周囲から憧憬を集めた愛らしい令嬢が、死に際に抱いた最後の願いを描く「揺らめく裳裾」ほか、魔都ロンドンを舞台に贈る様々な趣向のゴースト・ストーリー13篇を収録する。集中12篇が本邦初訳。/【目次】ザント夫人と幽霊 ウィルキー・コリンズ/C―ストリートの旅籠(はたご) ダイナ・マリア・クレイク/ウェラム・スクエア十一番地 エドワード・マーシー/シャーロット・クレイの幽霊 フローレンス・マリヤット/ハートフォード・オドンネルの凶兆 シャーロット・リデル/ファージング館の出来事 トマス・ウィルキンソン・スペイト/降霊会の部屋にて レティス・ガルブレイス/黒檀の額縁 イーディス・ネズビット/事実を、事実のすべてを、なによりも事実を ローダ・ブロートン/女優の最後の舞台 メアリ・エリザベス・ブラッドン/揺らめく裳裾(もすそ) メアリ・ルイーザ・モールズワース/隣牀(りんしよう)の患者 ルイーザ・ボールドウィン/令嬢キティー ウォルター・ベサント、ジェイムズ・ライス/編者あとがき――魔の都(みやこ)、霊の市(まち) 夏来健次
  • トキメキ夢文庫 秘密の花園
    -
    1巻935円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の名作をマンガとイラストで、楽しく&読みやすく編集しました。シリーズ第5弾の収録作品は、「秘密の花園」と「砂の妖精」。物語のハイライトには漫画を取り入れ、挿し絵も豊富に盛り込むことで、はじめて名作にふれるお子さんでも楽しく読めるように工夫しています。学校の朝読にオススメ。小学6年生までに学習する漢字を使用(すべてふりがな付き)。プレゼントにもぴったりの1冊です。 【ストーリー】「秘密の花園」の主人公メアリーは、甘やかされて育ったわがままで気難しい少女。両親を病気で亡くし、引き取られた先の叔父の屋敷で、閉ざされた「秘密の花園」を発見して…。
  • ディッキーの幸運
    3.5
    ロンドンに住む、貧しい孤児の少年ディッキー。ある日意地悪なおばさんの家を飛び出して、ふとしたきっかけで知り合った物乞いの男と一緒に旅に出る。だが賢く健気な少年ディッキーには、本人も知らない秘密があった。亡き父にもらったおもちゃのガラガラとムーンフラワーの種を並べると、十七世紀にタイムトラベルできるのだ。そこでは彼はアーデン家の御曹司で……。〈ハリー・ポッター〉のローリングがこよなく愛した英国児童文学の大家が贈る、愛と感動の時間旅行ファンタジー。解説=永島憲江
  • アーデン城の宝物
    3.8
    エルフリダとエドレッドの姉弟は、おばさんと崖の上の家に住んでいた。ある日ふとしたことからエドレッドがアーデン家の当主であることが判明、アーデンの城に移り住むことに。そしてアーデン家の紋章にある不思議な白いモグラを呼び出したふたりは、モグラの助けで過去の時代を訪れ、伝説の宝を探すが……。〈ハリー・ポッターシリーズ〉の著者がこよなく愛した英国児童文学の大家の、タイムトラベル・ファンタジーの草分け的名作。訳者あとがき=井辻朱美/解説=永島憲江

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  • アーデン城の宝物

    Posted by ブクログ

    貴族の子孫エルフリダとエドレッド姉弟のタイムトラベル物語。子どもらしく純真なやり取りが可愛らしく物語には心が踊る。特に魔法の白モグラ・モルディワープは心に染み入る可愛らしさだ。ここのところ、人生に疲れた中年向け「ファンタジー」ばかり立て続けに読んでいたので、本物のファンタジーとはこういうものだよと目が覚めた。

    しかも、百年以上前の児童小説でありながら、近ごろのディズニー映画のように少女が主体的に冒険していて非常に頼もしい。魔女の描き方も公平であり、社会的弱者への深い共感も見てとれた。あとがきを読むと、著者のE・ネズビット氏は当時の先進的な女性だったらしく色々と納得した。そこ含めてJ.K.ロー

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    2023年10月14日
  • ロンドン幽霊譚傑作集

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝英国の魔都、ロンドンを舞台とした、
    幽霊譚のアンソロジー。本邦初訳の作品を中心に13篇を収録。
    ・ロンドンの地図
    ザント夫人と幽霊 ウィルキー・コリンズ
      ・・・父娘が出会った未亡人の不可解な行動と、
       邪な者への不可視な者の怒り。
    C―ストリートの旅籠 ダイナ・マリア・クレイク
      ・・・旅籠の窓を叩いた音。それは鳥か?それとも?
       そして不幸が。
    ウェラム・スクエア十一番地 エドワード・メイジー
      ・・・代々の当主たちが去らざるをえなかった邸に、蠢く者。
    シャーロット・クレイの幽霊 フローレンス・マリヤット
      ・・・生前も死してからも繰り返される愛人の訪問の恐怖

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    2024年03月27日
  • ディッキーの幸運

    Posted by ブクログ

    素直で、賢くて、機転がきくディッキー少年が健気でねえ…。なのでモグラたちから認められた時には、にまにまでした。どうしても2人よりも贔屓目にみてしまうのは仕方ないでしょう。
    前作の時のような、超えてる感覚は少なくて残念です。
    あとはビールおじさんとのやりとりに、いつ崩れてしまうかとはらはらでした。家具を買いそろえる際の描写が好きです。
    ダウントンアビー見ていたので、相続問題、複雑やな、と。

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    2015年01月19日
  • アーデン城の宝物

    Posted by ブクログ

    児童文学初のタイムトラベルものとのこと。
    年代を感じるのに、ちゃんとしたタイムトラベルで、点在する魔女や少年に驚きです。(SFには疎いので)
    挿絵で見ると、真面目でいいこぶった感じの主人公二人かな、と思いますが、読んでみるとそうでもなく。
    とゆーか青年と少女もえ!何故もっと出てこないのか。あとリチャード少年の、一族の長に借りがある、とは!?
    続編もあるらしいので、そちらでもっと出てこないか、と期待します。

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    2015年01月20日
  • ディッキーの幸運

    Posted by ブクログ

    『アーデン城の宝物』に登場していた
    もう一人のタイムトラベラーの
    男の子ディッキーが主人公。
    アーデン城を読んでおいた方が楽しめる。
    あちらより、つまづくところなく
    先へ先へと読まずにいられず…寝不足に。。。
    100年前のイギリスのお話。
    その頃のイギリス社会も垣間見れる。
    おもしろい。

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    2014年11月10日

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