ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
葛城冬馬、13歳。明治元年生まれの髷頭の少年は、東京大學医学部教授・ベルツ宅の給仕として働くことになった。古式ゆかしき日本と日本酒をこよなく愛する教授は、比類無き名探偵でもあった。米国人水夫殺害事件、活き人形が歩き出す怪事……数々の難事件を、冬馬の調査をもとに鮮やかに解決してゆく。史実を絶妙に織り交ぜながら綴る、傑作ミステリー!
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
明治時代、東大の教授ベルツのもとで働くことになった少年が遭遇するミステリー。 も、古き良き時代満載で、ほのぼのいたします。 が、富国強兵で戦争に向かっていく日本の影みたいなものもしっかりある。その陰影がしぶかった。 ともあれ、ベルツの人物像が素敵。 こよなく日本を愛し、人を愛し、人生を...続きを読む愛している。とにかくポジティブな好人物だった。 嫌みなしで、こういう人物をえがけるのがすごいなぁ。 短編5本がはいっていて、作中で13歳だった少年は22歳に成長する。 なんか、先を急いでいたのかと思わないでもなくて、妙に切ないのである。
このタイミングでこの本を読み終わる。ざわつく。心だけでなく、場の空気が、時代が。だから、大丈夫って、そう思う。
天涯孤独となった十三歳の少年・葛城冬馬。明治元年生まれ。 東京大学医学部教授・ベルツ宅の給仕として働くことになった彼が 奇怪な事件に遭遇・解決していく短編集。 各話で少しずつ成長し、最終話では二十二歳の医学生になっている冬馬と、 反対に少しずつ老いの兆しが見え始めるベルツ先生になんとも言えない 寂寥...続きを読む感がふと…。 もう一冊分くらい読んでみたかったなぁ。 【収録内容】 ・なぜ絵版師に頼まなかったのか ・九枚目は多すぎる ・人形はなぜ生かされる ・紅葉夢 ・執事たちの沈黙 <解説>千街晶之
タイトルを見た時に、アガサ・クリスティへの オマージュか?と思ったのですが、どうやら色んな作家さんの 有名な作品名をもじっただけのようです。でも面白い(^◇^;) 「なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか」 「九枚目は多すぎる」「人形はなぜ生かされる」 「紅葉夢(こうようむ)」「執事たちの沈黙」の...続きを読む5編を収録。 明治のお雇い外国人として東京帝大で医学を教えたベルツと、 その弟子となった葛城冬馬たちが遭遇する数々の事件を描いた 軽めな時代ミステリですね。 シリーズ化している他の作品のようなミステリを 連想してはいけません。 カバーイラストからもわかるように軽い内容なので 箸休めにちょうどいいと思います。
おじがいるのに天涯孤独にされてしまった主人公。 日本大好きな医学部教授の元に奉公する事に。 5話の連続短編で、小さかった主人公は 最後には二十歳過ぎた大学生に。 不思議な話であったり、医学に関係する話であったり。 最初の話は、地味な仕返し、とも言えます。 2話目はそこまでして持って帰って 植民地...続きを読むにしたかったのか、と。 3話目は落ちの頑張る気持ちは分かりますが その後の事を考えると、大変なものがあるかと。 ちょっともやっとするのが4話目ですが この時代を考えると、こうなる事も。 そして最後の5話目は…忠誠心というのは すごいものだな、と。 そしてすべてに関連して、主人公の友人(?)は 結局きちんと長続きする職が持てたのでしょうか? お金には困ってなさそうに生活しているので あまり心配する必要はないかも?w
明治時代、いいなぁ。実在の人物に重ねて物語を紡ぐなんて、すごく自由な発想。そんで、面白い。面白いよ。
短編連作。 時は明治初期、とある事情から外国人講師の助手になった男の子が、色々な事件に巻き込まれて、解決していくお話。 まあまあ
北森氏の作品の中では冬狐堂シリーズや、蓮杖那智シリーズが好きなので、本書のようにライトなユーモアミステリー系はあまり好みではなかったです。 またこの時代の歴史に造詣がないため、史実との関係も楽しめませんでした。 数少ない未読作品だったのに、少し残念です。
明治時代、東京大學医学部教授のベルツ宅で働く少年・葛城冬馬が、ベルツと共に事件の謎を解決していく。 史実の人物や出来事が軽妙に織り込まれており、冬馬の成長と共に、急速に西洋の文明を取り入れていく時代の変化が描かれる。 そして、その成長が大きな伏線ともなっている。 個々の事件は、史実と絶妙に絡んでい...続きを読むて面白い。 表題作の「なぜ絵版師に頼まなかったのか」が一番よかったかな。
犯行動機が時代の転換機特有でおもしろかった。明治維新の波に乗れた人そうじゃなかった人、鬱屈があるんだなと。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
なぜ絵版師に頼まなかったのか
新刊情報をお知らせします。
北森鴻
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
孔雀狂想曲
暁の密使(小学館文庫)
冥府神(アヌビス)の産声
闇色のソプラノ
うさぎ幻化行
試し読み
屋上物語
親不孝通りディテクティブ
顔のない男
「北森鴻」のこれもおすすめ一覧へ
▲なぜ絵版師に頼まなかったのか ページトップヘ