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気位が高く威厳に満ちたココア、犬の血が混じっているのではないかと思うほど人懐っこいゲンゾー、遊び好きで無邪気なヘッケ、並外れて気の強い奈奈――縁あって共に暮らした、ちょっと面白い奴ら。手を焼かされ、言い負かされ、それでもいつも一緒にいた。写真と文章で綴った、猫たちとのいとおしい日々。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
猫派か犬派かと聞かれると「鳥派」と答えていた私が、実家の庭に来た野鳥が野良猫に食べられたトラウマを抱えながらも、町田康作品ならばと読んでみたら一気に猫の愛らしさに心を奪われた、そんな本です。
順番的に「猫のあしあと」の後になってしまったが、やはり面白く、やがて悲しき文庫だった。ヘッケの最期に涙があふれ、ココアの最期はウルウルきたが長寿をまっとうして良かったという思いの方が勝った。しかし、一緒に暮らしてきたものとしては逆なんだろうな。著者は10数年ココアと暮らし、本当にかけがえのない家族だ...続きを読むったんだと思う。
だいぶ前から積んでたのを読んだ。 ねこと同居している人が経験するねこあるある満載で夜中に笑けながら読んだ。ヘッケとココアのとこは読むのしんどかったけど引き込まれる文章でぐいぐい読んでしまった。
・・・同タイトル単行本の文庫化・・・ パンク歌手にして作家・町田康さんのエッセイ。 個性豊かすぎる4頭の猫たちに翻弄される町田さんの日常です。 ゲンゾーの犬疑惑、猿疑惑のくだりは爆笑。 齢20歳の古参猫・ココア姐さんが良い味だしてます。 他にも、儚げな拾い猫・ヘッケや、 神仏にすら喧嘩を売る気の強...続きを読むいお嬢・奈奈が登場します。 共に暮らした猫たちを看取る場面は辛いですが、 楽しいだけでない、猫と生きる日々が丁寧に描かれている素晴らしい作品です。
号泣必至。キュートなエピソードからお別れまで、全身全力で猫にかまけている日々が愛情いっぱいに綴られています。
この人の本、好きですね☆ 猫(私は犬もいますが…)と暮らしていたら、あるある!って感じで、共感できる部分がたくさんあります( ´ ▽ ` )猫ちゃんは一緒に暮らせば暮らす程、奥が深くてハマっちゃいますよw それに町田さんの猫を思う気持ちが、すっごく伝わってきます!! だからこそ、最後のココアとのこ...続きを読むとで、「しかしもっとも辛いのはココアがいなくなっても普通の日々が続いているということだ。今日も部屋に日が差し込んで、新聞が届けられ、私は仕事に出掛ける。ココアがいなくなってもココアがいたときと同じように毎日が続いていく。」と言う、文章に更に涙が止まりませんでした。ほんまにその通りだと思います。 でも、私もいつか通る道なんだなぁと思うと、感情移入せざるを得ませんでした(´Д` )
死期が近づいたねこの看病は辛い。痛みや苦しみを語る事なく、じっと耐え、でも飼い主には愛嬌を撒こうとする。ミーちゃんが亡くなって9ヵ月。
芥川賞作家町田康が猫たちとの「いとおしき日々」をつづったエッセイ集のシリーズ第一弾です。今ではもういなくなってしまった猫たちの在りし日の姿が胸を打ちます。 このシリーズの最新刊に関する記事をアップしながら、一番最初の本を紹介していなかったということに気づき、あわてて再読して、ここに掲載するしだいと...続きを読む相成りました。久しぶりにこの本を読み直したのですが、芥川賞作家、町田康さんと、彼を取り巻くココア、ゲンゾー、ヘッケ、そして奈奈との日々がまた自分の中に蘇ってきてなんとも言いようもない気持ちになりました。 ココアの貫禄やゲンゾーの様子にもほほえましいものがありましたがこの本の中でもっとも読んでいてつらく、また彼らのことがいとおしく思えるのは町田夫妻とヘッケという猫とがともに暮らした半年間の出来事を追ったもので、ヘッケは野良猫で奥様が拾ってきた猫だったということがその始まりで、ヘッケは掲載されている写真を見る限りではすごくかわいく、飼い主である筆者に来客が来たときは自分からケージの中に入ってうずくまっているといういじらしい猫ですが、白血病と腹膜炎を併発して、町田夫妻の懸命の治療もむなしくヘッケが旅立ってしまう場面は何度読んでも心が重くなってしまいます。 この本が秀逸なところは筆者がそういう事実について、きちんと向かい合っているということが痛いほど伝わってくるということです。そして、後半ではココアまでもが旅立ってしまうのですが最愛のココアやヘッケがいなくなってもいつもと変わらずに日常が続いていく。それが最も辛い、と赤裸々に吐露している部分が僕にとっては秀逸でした。彼らと日々をともにするという事はそういうこととも向き合っていかなければいけないんだなと、コミカルな日常のやり取りの中にそんな戒めのようなものを感じさせる本でございました。
最初は取っ付き難い文章に思えるけど、町田康節がどんどんクセになってくる。「ちょらちょらと歩く」等の独特な言い回しが大好き。 猫たちに翻弄される町田さんの泣き笑いの日々に、思わず「はは、おもろ」と笑ってしまう。 間に挟まれている写真がまた、良いなぁ。猫達がとても幸せそう。 ヘッケの章は、一緒に暮ら...続きを読むしていた先代猫の事を思い出し、悲しくなった。 町田さんはそうは思わないと言うけれど、たとえ少しの期間だとしても、ヘッケは町田さんと奥さんの元で過ごし、愛情を浴びることが出来て幸せだったんじゃないかと思う。 町田さんの猫愛に暖かい気持ちになる一冊。 猫様との時間をもっと大事にしたくなった。
他人の家の猫の話を聞いても…という思いがありながら、町田康はこういう場合どんな文章を書くんだろうという好奇心とちょっとの期待のもと読み進めていったらめちゃくちゃ良くてびっくりした。 悪口が全然書かれていない!人間が頭を垂れている! 文章の小気味の良さは変わらずあって読みやすいのもあるんだけれど、ず...続きを読むっと猫たちに対しての愛しさが滲み出ててちょっと笑っちゃったり切なくなったりほくほくしたりした。 挿入されてる写真もありがたい…
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