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地球のジャーナリスト、リン・ジャクスンに届いた手紙は、ジャムと結託してFAFを支配したというロンバート大佐からの、人類に対する宣戦布告だった。ついに開始されたジャムの総攻撃のなか、FAFと特殊戦、 そして深井零と雪風を待ち受けていたのは、人間の認識、主観そのものが通用しない苛酷な現実だった。『戦闘妖精・雪風〈改〉』『グッドラック』に続く、著者のライフワークたる傑作シリーズ、待望の第3作。
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Posted by ブクログ
言葉にすること、言葉によって作られるものに関した話が印象的だった。最後のシーンは爽やかで清々しく、希望を感じさせる美しいシーンだった。
凄いのひと言。好きそうな人をイメージできる作品なので好きそうな人に勧めたいシリーズですね(笑)大変な力作で快作です。
「科学」「宗教」「哲学」「論理」「思想」とかそういうあたりのことを 正体不明の異星体との戦いを通してえんえんこねまわすSF つまり結局SFとは何なのかに戻ってくる気がする とりあえず「哲学」は正体不明で「思想」はなじみうすいので「宗教」で代表 小説としてみるといわゆる作者のライフワークという名の下...続きを読むに 長々刊行間隔あいて完結まで読めるかいろいろな意味であやしいが 完結していなければ評価できない病と思えばまあそういうものか 作者と好み的に合わない部分はやはりあるけれども まだエンタメとして読み得る感
航空戦から引き込まれた戦闘妖精・雪風シリーズが、気がついたら言語SFとなっていた。何を言っているのかわからないが、刺激的で且つ大満足。問題はいつになったら「I have control」と自信を持って言えるような生き方ができるのかだ。ところで、「戦闘妖精雪風<改>」だけ未読だが、やはり読もう。
言葉という武器。認識というトラップ。インターフェイスという戦場。 不肖鴨、もぅ20年以上SFを読み続けていますが、これほど過激な(物理的な意味において、ではなく、構造的な意味においてです)戦闘シーンを目の当たりにしたのは初めてです。 シリーズ第一作では、「人間と機械の相克」が主なテーマでした。が、...続きを読むこの第三作に至っては、第一作のテーマすら小さいと思えてしまうぐらい、斜め上の世界に到達しています。もぅ本当に、タイトルで損をしている作品。爽快なスカイ・アクションを期待していると肩すかしをくらいますが、それ以上に激しい「思考の格闘」が、壮絶なヴィジョンと共に眼前に立ち現れます。 作品の前半部分は、主要な登場人物が主観的な目線で、ひたすら自己の思考を執拗なまでに克明に詳細に記載していきます。読者としてはかなり冗長なフレーズなんですが、物語が大きな展開を見せる後半部分において、ここまでもどかしいストーリー展開の理由が明らかにされます。 この作品を読むという、その行為さえが世界観に取り込まれているというこの驚愕。 それらの重層的構造を扨措いても、ラストシーンの雪風の美しさよ!続編を切に期待します。
神林長平の雪風シリーズが好きなら外せない本。 読んだ直後「このシリーズも行くところまで行っちゃったなー」と思わせましたが、『いま集合的無意識を、』を読んだ後だと、スッキリします。なるほどそういうことかってね。 おすすめ。
ジャムの代理人による人類への宣戦布告から始まる第三部。 だが中身は戦争ものというよりも“意識”や“世界”、“リアル”という諸認識を探る哲学書の趣――なのだが、これが面白いのだから実に困る、いや困らないか(笑)。 そして、第三部にして、ようやっと、深井大尉は戦闘を宣言したのだな。 「おれは、人間だ...続きを読む。これが人間だ。わかったか、ジャム」 それに応えたかのように飛ぶ雪風は、痺れるほど美しい。 SFの醍醐味だ。
いよいよFAFと特殊戦がジャムの総攻撃にさらされる……のだが、戦闘描写については前二作よりも少なめ。それよりも哲学的問答が多くなり、人間とは何か、ジャムとは何かを幾度となく問いかける。ジャムの攻撃によって、主人公達も、そして読者も予想のつかない展開に巻き込まれて行くのには驚いた。一応空戦ものなのだが...続きを読む、敵が哲学的性質を帯びているため、他には無い哲学的、量子学的戦闘を展開する様子は、人を選ぶものの自分としては読んでいて面白かった。
3冊を一気読みしました。巻が進むごとに難しくなって会話が増え皆さん饒舌です。 アンブロークンは★4かなと思ったけど最後のシーンがよかったので5つです。 哲学的で疲れますがやっぱり面白く、次も読みたいです。
シリーズ3冊目。 異星体との闘いを描いたSFながら、哲学的というか、自己とは何か、ということを掘り下げていくのは変わらないけど、今回は量子論も絡んできた。「素人が一知半解で量子論を持ち出すんじゃない」と予防線も張っている(笑)。 禅問答的な会話の応酬が多いので、そういうのが嫌いな人にはかなりウザいか...続きを読むもしれないが、私は興味深く読んだ。作家自身の自問自答を覗かせてもらっているような感じ。 一冊目から気になっているのは、基本的な設定に関すること。 ジャムとかフェアリィ星とか、誰がいつどういう理由で名付けたのか(ジャムが名乗るはずもないし)説明されていないように思う。 基地の建材とか燃料とか、もっと基本的な生活物資も、どこからどう調達してるのか? 派手な戦闘シーンや長い会話劇、ストーリー展開に気を取られて、読み落としてるだけかもしれないけど。 SFマガジンで第4部連載中だし、最初からもう一度丁寧に読み直すか。
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アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風
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神林長平
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