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ムーミンシリーズ唯一の短編集。/スナフキンが「はい虫」に名前をつける話/ちびのミイがホムサをぺてんにかける、ちょっとこわい話/ムーミントロールが小さい竜をつかまえる話/いじめられて、すがたが見えなくなってしまったニンニのお話/ムーミンパパがニョロニョロと旅に出る話/よくばりスニフがだいじな犬を手放すお話/「クリスマス」というものがやってくるので、大騒ぎで準備するムーミン一家のお話他全9話。
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Posted by ブクログ
小学生の頃は、「世界で一番最後の竜」「目に見えない子」「もみの木」が物語として分かりやすく、アニメで映像化もされているので好きだったけど、 社会人になった今、すべての物語を読み返して面白いと思ったのは、「この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ」「しずかなのがすきなヘムレンさん」「ニョロニョロのひみつ...続きを読む」だから、本当にムーミン物語はすごい。 まさに、大人になっても楽しめる。 ムーミン物語のキャラクター達は、ファンタジー要素に溢れているけど、彼らの身に起こった出来事を解決するのは魔法の力なんかではなく、彼ら自身が内面を見つめたり、ほかの人からヒントをもらって解決していくことなのである。 なんら私達と変わらないところが、また愛しい。
ちょうど台風19号がきた後に、「この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ」から読み始めた。最後に全てを失ったフィリフヨンカが笑うシーンに爽快感があった。ムーミンパパがニョロニョロと彷徨って最後に身近な自由に気づく話も、とても素敵だった。
なんでそこでそういう感情表現になったんだろう…?と何度も考えさせられた。 雰囲気をあっさり楽しむのもいいけど、わからない心理描写で立ち止まりながら読んだらもっと楽しいのかも。 難しい…
これと、前作、ムーミン谷の冬、そしてムーミンパパ海へ行くの三点が至上の傑作。 キャラの造詣が、すごく深くなった。 新装版は美しい。背表紙もかっこいい。ムーミン展で購入。 ムーミン展では本作のスケッチが大量に出されていたが、習作からの厳選がおもしろい。より、自然で、より、無感情な絵にしていっている。 ...続きを読む特に釣りをしているスナフキンとムーミンなんて、表情はないのに距離感だけで心の具合が表れている。習作では、ムーミンはスナフキンを見つめてたりしているが、それではないとヤンソンは思ったのだろう。 そうやって削ぎ落とされていって、挿絵になったものは、どれも納得。いかようにも読み取れるように、自然な、簡潔な絵になっている。それでいて心情が表れている。やはり考え抜かれている作品だということがわかり、正しかったのだと知る。
ムーミンシリーズの、これは短編集です。 これまでの長編作品に登場してきた色々な人物たちが主人公になっています。 相変わらず派手さはないですが、季節の移り変わりのなかで、自然の恵みも猛威も、浮き世のしがらみも幸せも、受け入れながら暮らす小さな生き物たちの心の動きを丁寧に追った良作ばかり。 昨年からム...続きを読むーミンシリーズ再読プロジェクトを始めて、これは私好きだな!と思いながら楽しく読んでいますが、実はいまだに、「ムーミン」とか「ヘムル」とか「ヘムレン」とか「ホムサ」とか「ミーサ」とかいった名前が種族を表すのか個人名を表すのか、いまいち理解できていません^^; でも、突然作者が出て来て色々と背景を解説してくれる司馬遼太郎小説とは違って、全体的に、「そもそも世界は説明できないことだらけですものね」といったユルい雰囲気が漂っているムーミンシリーズ。 たとえば本作にはニョロニョロの生態に迫るお話もありますが、ニョロニョロがどんな姿をしていて、どんな行動をするのかということが描かれるだけで、「ニョロニョロとは、我々の世界で言うところの◯◯である」なんてことは書かれないのです。「こんなニョロニョロってなんなんだろうね」と、ムーミンパパと一緒に考えちゃう感じというか…。 そういうわけなので、ちょっと説明不足と思われる固有(?)名詞が出てきたときに感じる戸惑いに目をつぶり、むしろそのモヤっと感を楽しむつもりで読んでいけば、初めて読むムーミン小説としてこの短編集を選ぶのも、ありかもしれないなーと思いました。長編は、ダレるので…。 備忘メモ。 ■春のしらべ ザ・スナフキン・ライフ。ムーミンとの友情もちらり。 ■ぞっとする話 ホムサの子がお父さんの無理解に怒って家出をする。子どもと大人の生きている世界って違うのかなあ。最後はお父さんが迎えに来てくれる。 ■この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ 臆病で面倒な女だけど、わかるなあ…。家の中にいるより外に出たほうが怖くなかったとか。 ■世界でいちばんさいごの竜 スナフキンとムーミンの男の友情。ムーミンママの見守る愛。 ■しずかなのがすきなヘムレンさん 年金生活に憧れたり、いやだということを覚えたり、自分だけが幸せになろうとしても幸せにはなれなかったり、示唆に富む。陽気すぎるヘムルたちのキャラクターも面白い。 ■目に見えない子 素晴らしい。尊敬する人ムーミンママです。おしゃまさんもいい。 ■ニョロニョロのひみつ ムーミンパパもこんな夫じゃ困っちゃうけどかわいいよな。 ■スニフとセドリックのこと 物への執着を捨てきれないスニフに、スナフキンがとっておきのお話を聞かせる。説教され慣れていてなかなか素直に聞かないスニフに対する、スナフキンの接し方がすてき。 ■もみの木 冬眠するムーミンたちが起こされて、初めて「クリスマス」なるものの到来に対し見よう見まねで準備する。面白いです。
「世界でいちばん最後の竜」 友情と冒険のはざまで葛藤する、クールなスナフキン。 哀しくて空想豊かな、ムーミンシリーズを端的に表しているようでこの話がいちばん好きです。
個人が個人として求める個々の最良の生活は、理解はされなくても許されるものだし、それはむしろ当たり前のことなのだと。 わからないけどそれもまあアリだよなというゆるやかな個人主義が心地良い。「だれだって自分のすきかってにやるのが、いちばんたのしいんだからな(p158〜159)」
いままでの挿し絵とは、ちょっと違っていました。 「もみの木」 わらっちゃいます! 冬眠をするムーミン一家 クリスマスなんてしるはずもないですよね。「クリスマスがくるよ」と、言われて 何をしていいやら クリスマスって… 怖い人?とか、 ムーミンママが クリスマスは、お腹がすいているんですかね。 ...続きを読むというところでは、クスリ♪と わらっちゃいました。 ママかわいい♪
短編集 どの話も穏やかな中にも締まりがあって好き 特に 「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」、「しずかなのがすきなヘムレンさん」 あとはニンニの話も懐かしかった
読み終えてから、たのしさがひたひたと波のように戻ってきて、くすくすっと笑ってしまいたくなるようなすてきな一冊。短篇集で、会ったことのない登場人(?)物たちも、おなじみのメンバーもそれぞれにおはなしを繰り広げる。それぞれがそれぞれらしくあって良い、というような本。
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「ムーミン谷のなかまたち」
2019年4月~ NHK BS4K
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新装版 ムーミン谷の仲間たち
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トーベ・ヤンソン
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