うらはぐさ風土記

うらはぐさ風土記

1,870円 (税込)

9pt

30年ぶりにアメリカから帰国し、武蔵野の一角・うらはぐさ地区の伯父の家にひとり住むことになった大学教員の沙希。
そこで出会ったのは、伯父の友人で庭仕事に詳しい秋葉原さんをはじめとする、一風変わった多様な人々だった。
コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを瑞々しく描く物語。

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うらはぐさ風土記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    クスッと笑えて、ほっこりできて、じわっと心にもしみる、ご褒美的な物語でした
    懐かしいさと新しさの間でしなやかに生きる主人公が魅力的でした。あんな風に生きたいなぁ

    0
    2024年05月23日

    Posted by ブクログ

    東京のうらはぐさ地区、武蔵野あきる野市あたりが舞台。古い町や商店街、主人公は築52年の伯父の家に住んだ帰国子女。消えそうな近隣の関わりや若い世代の思いもよらない生き方など、リアルではあるがそこかしこに古き良き時代の描写がある。登場人物が全員とても魅力的で、キャンバスでも居酒屋でもお話しをしたいと切実

    0
    2024年05月19日

    Posted by ブクログ

    日々を大切に過ごす事がどれほど贅沢なことなのか、気付かされる。
    この小説の舞台だけではなくて、日本のあちこち、よく調べれば何かしらあるのだろう。
    時々混ざる戦争の描写に胸が苦しくなり、一方で学生との会話や飲み屋での風景にほっこりする。
    魅力的な登場人物が多くて、深刻にならずに読める。
    過去の話、未来

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    ゆるーく始まるのだが、そこは中島京子。
    ゆるいだけで終わるはずがない。

    ゆるい中にも、山椒のようにピリッと現代社会に鋭く斬り込み、こんな社会で、こんな人生もアリだよね、と読者に囁く。思い切り頷いてしまいました笑 

    サッと読めちゃうのだが、いい小説!
    中島京子、好きだわ。

    0
    2024年05月09日

    Posted by ブクログ

    過去にどんなことがあったかはさておいて…
    淡々と、日々を丁寧に暮らしている感じがする主人公が、とても愛おしく感じました。
    変な言葉遣いの女子大生とか、働いたことがないけど、ちゃんと生活しているおじいちゃんみたいな人とか、そのおじいちゃんとまあまあ最近結婚した奥様とか。
    ゲイの同僚とか。
    みんなみんな

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    沙希をはじめ、個性的なメンツが粒揃い。
    その中でも、秋葉原さんや従兄弟の距離感がなんとも羨ましい。
    こんな緩い町で、ゆるーく生活してみたい。

    本のタイトルや装丁から、著者のやエッセイ?と思ったら小説だったけれど、なんだかエッセイのような四季の移ろいも感じられ、両得感(小説のようなエッセイのような)

    0
    2024年04月18日

    Posted by ブクログ

    離婚を機にアメリカから帰国し、東京の西部・うらはぐさ地区の空き家だった伯父の家に住まうことになった沙希。そこで出会ったちょっと癖のある人々。武蔵野の自然とそこに暮らす人々の日常を描く群像劇。

    なかでも、満月になると吠える父親を狼男だ信じていたという秋葉原さんの話「狼男と冬の庭」は響いた。まだPTS

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    中島さんらしい雰囲気の作品です。スカッと抜けてるわけでは無く、どちらかと言えばドヨンとしているのだけど重くはない。多分、独特のユーモアのせいでしょうね。なんだか可笑しいのだけど、なぜ可笑しいのか良く分からない。
    30年ぶりにアメリカから帰国した大学教員の沙希が主人公で、舞台は武蔵野の一角・うらはぐさ

    0
    2024年04月03日

    Posted by ブクログ

    大きな騒動は起こらない、とてもゆったりした物語でした。
    人と人との縁やつながりを大切にして、季節のうつろいを感じながら暮らす。
    素敵な、気持ちのいい作品でした。

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    読みやすく負担にならない。
    それぞれの変わらないでもらいたいもの上手く残せると良いです。叔父さんの、こちらに考えさせる切り返し…いいなあ。

    0
    2024年05月06日

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