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小学三年生の詩穂と紗江子は親友同士だったが、紗江子の母の再婚相手である義父と詩穂の母が失踪、駆け落ちと見られていた。その日から、紗江子の母の精神状態は普通ではなくなる。詩穂も父親からDVを受けるようになり、児童養護施設に入れられてしまう。その後、二人は地獄のような人生を送ることになるのだが、実は驚くべき真実が隠されていた。得体の知れない恐怖が襲う、著者最恐のホラー・ミステリー!
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Posted by ブクログ
面白くて一気読みしてしまった。 最初は取り留めもない文章が続くので、わけわからないストーリーだなと思ったがすべて仕組まれたもので読み進めるうちにつじつまが合っていく。 虐待、貧困など世代をこえて連鎖する不幸というのは確かに存在するのだろう。 なぜそうなるのかという部分に深く踏み込んだ結果突拍子もない...続きを読む結論になってしまっているが、常識や知っていることが世の中のすべてではないとしっかり釘をさしているところが秀逸であると感じた。
帯でやたら怖い怖いと煽ってるからビビって読み始めたら、歌野節前回のエンタメ小説だった。「女王様と私」に近いものがあるが、よりホラー寄りでより多重な構造になってる。ひさびさに濃い歌野晶午を読めて最高だった!
終わらない悪夢 ミステリーとして何重にも仕掛けられた伏線が回収されていくのに マトリョシカ構造の最後の箱の中身がホラーだった、みたいな感じ 救いのない話なので人には勧めづらいけど(勧めたら嫌われそうで) ハロウィンにかこつければおすすめできるかも、な小説
途中、あまりにも気持ち悪くて(その世界にどっっぷりはまり)電車を降り損ねてしまった… 最後に全ての気持ち悪さが解消されるところはお見事!
良く考えられている凄い話だとは思うけど、とにかく読後感が悪い。 ずーっと嫌な感じがつきまとっていて、こんな気持ちになるために時間を使ったのかと思うと、正直読まなきゃ良かったと思った。 好みの問題だけど、私は嫌ミスはダメだと痛感した。
面白かった。一気に読んだ。でも最後のオチに期待しすぎてしまった。そして帯にあるような「最恐」ではない。スリルは楽しめた。
最恐のホラー・ミステリーということだったが、得体の知れない気持ち悪さがあった。 その気持ち悪さが何に起因するか、理由を知りたくてどんどんページをめくっていき、気がつけば一気読みしていた。 失踪した人間の家族の、地獄のような人生の物語。
救いようのない後味の悪さ。誰も幸せな人は存在しない話。夢か現実か、薄気味が悪いと思ったまま最後まで一気読み。一章(なのかな?)を読んだ時は、ハズレだったかと思ったけれども、最後まで読んで納得がいった。 しかし、歌野晶午という作家、葉桜の季節…だけじゃなかったのね。(密室殺人ゲームシリーズも読んでる...続きを読むけど)
不条理ホラーと見せかけてのミステリからのホラーやないか! 帯に、風呂敷を破綻なく畳んでる…みたいなコメントがありましたが、破綻なく畳めなくてホラーで蓋した感はあります。 オチまで含めて文句のつけようがない胸糞加減ですが、ライトな語り口とキレキレのツッコミに時々笑ってしまう。 ラノベ好きの方にもオスス...続きを読むメです。
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