Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

Dの殺人事件、まことに恐ろしきは

792円 (税込)

3pt

歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!

カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。

長崎港を訪れた「私」は、ビデオ通話で恋人に風景を見せながら旅する奇妙な男と出会う。男に誘われた路面電車での観光の車中、「私」はその恋人が、人気アイドルのヴィーナスだと明かされる。だが、2人の馴れ初めを語る男の話には、明らかにおかしな点があり……(「スマホと旅する男」)。

「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……本格ミステリ界随一の騙しの達人が、江戸川乱歩の名作群を最先端テクノロジーでアップデートした、驚愕の翻案ミステリ短編集!

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Dの殺人事件、まことに恐ろしきは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久しぶりの★5作品!

    たまたま平行して江戸川乱歩の「蜘蛛男」を読んでいたから、現代のテクノロジーが導入されているにもかかわらず違和感のない世界観が展開されている点により驚愕。

    江戸川乱歩をまったく知らなくても楽しめる。
    薄気味悪さがクセになる。

    0
    2020年12月21日

    Posted by ブクログ

    短編集で読みやすい。

    歌野さんの作品はあまり読んだことがなかったけど、私好みのどんでん返し系が多くて、今まで読んでこなかったことを後悔。

    江戸川乱歩の作品とリンクしていて、原作を知っている人ならさらにおもしろいんだろうなぁと思う。

    個人的に好きだったのは「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」と「

    0
    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    初めての歌野晶午。
    グロくてホラーな感じでちょっと好みではないけれど、ストーリーはとても面白かった。
    気味悪いけれど、先が気になってどんどん読めてしまう。
    誠に恐ろしかった…笑

    0
    2023年05月12日

    Posted by ブクログ

    有名な乱歩作品を現代風にアレンジした翻案物の短編集。
    しっかり乱歩を踏襲してあり、現代の技術を使ってあり、と面白かった。
    乱歩をまた読もうかなぁ…

    0
    2022年05月13日

    Posted by ブクログ

    どの作品もどんでん返しがあって面白かった。「陰獣幻想」が一番インパクトあった。流石歌野晶午。短編集は読みやすい。

    0
    2021年02月28日

    Posted by ブクログ

    短編だからなにより読みやすかった。乱歩の作品を読んだことはないのだが、それでも十分に面白かった。乱歩作品を読んでから再度読むとより楽しめそうな気がする。

    最後のオチは毎話驚かされるし発想が斜め上で面白い。作者の別作も買ってみたので読むのが今から楽しみ!

    0
    2020年05月17日

    Posted by ブクログ

    翻案小説という言葉を初めて知りました。
    江戸川乱歩の作品を読んだことがないのですが、あらすじは書いてあるので、イメージは掴めました。
    どれも現代的に書かれてるので、すっと入ってきましたが、それにしても気味が悪いというか、ぞっとする話が多い。
    ジャンルはホラーになるのかな。
    ずっと避けてたジャンルです

    0
    2023年06月14日

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩の名作をモチーフに、歌野晶午が翻案したミステリ短編集。

    翻案といえど乱歩らしさは薄れず、じっとり湿っていて淫靡な感じ。ただ、使われる小道具やギミックは大分現代風になっています。
    どれも何となく後味悪く、ホラー的な話も含まれます。そういうところも乱歩っぽい。

    個人的には『人間椅子』をモチ

    0
    2022年11月28日

    Posted by ブクログ

    江戸川乱歩の作品をモチーフにした短編集。
    乱歩らしくじめっとした感じのミステリーやホラーでじんわりと怖さがくる。
    どの作品もとても面白くて、初めての著者だったけど他の本も読んでみたいと思った。

    0
    2022年05月02日

    Posted by ブクログ

    乱歩のオマージュ短編集。
    乱歩の元ネタを読んで、歌野版を読み、2倍楽しめた。
    元々乱歩にハマった時期があったのだがお勢登場と押し絵の旅する男の収録されている文庫は持ってなかった。残念。
    乱歩の変態っぷり、歌野の巧みさを改めて思い知った。

    0
    2022年02月23日

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