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明るすぎるし、見晴らしがよすぎる。どうも死ににくい。 飄然から超然へ。爆発する自意識。世界を睥睨する町田文学の新境地。 「もはや死神にも見放されたか」 波をわけて進む舟の前方には田宮の町が見えていた。日はいままさに山の向こうに沈まんとして、 山の斜面に建ち並びその残照に輝く白い建物が墓標のようであった。 誰の? ほほほ。善哉。善哉。(本文より)
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Posted by ブクログ
今までにも増して、脳味噌をぐぢゃぐぢゃに掻き回されたような読後感。 私の脳が「余」のとりとめのない思考と、洪水のように溢れ出す 訳のわからん言葉に浸食、いや侵略されそうだ。 やばい、やばい。 うかうかしていると町田康に脳を乗っ取られかねない。 中毒性のある麻薬のような言葉は、もはや快感。 ツボすぎて...続きを読む自分が怖くなる(笑)
果たしてこの想像力、いや妄想力を、おもしろいと言わないでなにになるのだろうか。おもしろすぎる。愉快過ぎる。ひたすら、町田さんが、すごすぎる。
なにしろ、町田さんの文体が好きだから。好き、というのとはちょと違うかな(無論、嫌いではない、ほとんど快感)、ただ引き込まれる、と言うべきか。内容はともかく(もちろん貶してるわけじゃなくて)、文体だけで読ませる作家って、「往年の」にはいるけれど、今では少ないのじゃないかしら。それでこの本。『東京飄然』...続きを読むではなく「超然」なのか。文体や内容の好き嫌いはあろうから、内容についての感想は控えます。代わって、本体の佇まいを少し。メタリックなシルバーカバーと同素材の帯がよろしい。そこに白文字でタイトルもなかなかお洒落。そして花布と栞紐が黄色…うーん、私の好み。そんなわけで、私は町田康作品、猫と犬だけ読んでるわけじゃありませんよ、ということにて。
呆れるほど不毛で、生きる活力の溢れる物語。 冒頭から、自殺を志向するという現代的な悩みを持つ主人公ながら、不可解な出来事(?)にどんどん迷い込んでしまう達人。自意識過剰なあまり300P近くの大作になるまで右往左往を続ける。町田作品の中でも、ここまで意味のなさを追求して、笑えて、力が漲る物語はないかも...続きを読むしれない。
作者の分身?的な「余」が綴る、街の散策日記的内容。町田康の頭の中はこんなに忙しいのか、面白い。脱線しまくり言い訳しまくり。
熱海と思われる場所に移り住んだ「余」が、周辺をうろつくという話。強烈なボケもあっておもしろい。社会の底辺のパンク歌手の物語を書くことで金を稼ぎ、とうとうリゾート地に住んじゃったプチセレブ(に見える)な自分の現状について、ちょっと複雑な心境があるのかなという気がした。
もーーーなんなんすか、この人ーーーー!! 面白いよ!! 十数年ぶりに町田康さんの文章を読んだ感想です。 「余」の一人勝ち。 私は本書を病院の待合場所やカフェなど、公共の場所で読んだのですが失敗でした。数ページに数回は声をあげて笑いたくなる箇所が訪れるため、笑いをこらえるのに苦労しました。 ひと...続きを読むり、心置きなく声をあげて笑うことができる環境で読むことをおすすめします。
日々、頭の中で取り留めもなく考えていることを一字一句そのまま文字に表したら こんな感じになっちゃうんじゃないんだろうか。 所々に時流に乗った単語を入れてくるのはずるい。不意に笑ってしまう! 脳で遊ぶ という言葉がとても気に入ったので ネガティブな思考に陥ったら即座に思い出そう。
あえて迷いこもうとする迷路のようであり、脱線ぐるぐる自己完結のオンパレードなのである。その様を眺めるのはたいへん愉快。いちいちげらげら。それは突飛だからウケてしまうのではなくて、なんというか親近感、そう思うわーとか何その捻くれ具合わかるわとか、そういうの。現実ってもんはこんな感じだよね、僕も私も。あ...続きを読むと「余」と一緒にうだうだ巡らすことによって、はっと気付かされることがあるなあと思った。 あ、そうだ盗撮婆が気になって眠れない。
声を出して笑える。料理を注文するのに何ページも使うのはこの人ぐらいだ。エッセイっぽいけど一応フィクションなんですね。
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