ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
関ヶ原の折の屈辱を忘れかねる徳川秀忠は、家康が死去するとただちに信之の真田藩に襲いかかった。秀忠は、信之の側近に送り込んだ隠密を使い、冬の陣の直後に幸村と密会した事実を突いて取潰しに追込もうとするが、ただ一人生き残った草の者お江の活躍で信之は難をまぬがれる。そんなある日、上田城に向井佐助の最期を見とった摂津の農夫が遺品を届けに現れる……。全十二巻完結。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
試し読み
1~12件目 / 12件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
全12巻という圧倒的なボリュームから読む前は凄く心配だったが…読み出してしまえばその小気味よい会話のテンポ感、瑞々しい風景描写、そしてあっけなく死んでいく登場人物たち… 文章を読んだだけで目の前に映像が色鮮やかに浮かんでくるんですよね 数多くの人々のドラマを見たかのような、長い長い絵巻物を読んだかの...続きを読むような… 長い間多くの人々に読まれてきた理由がはっきりと分かりました 真田丸をきっかけに読んでみようと思った本作ですが真田信之に対する印象が変わりました やはり豆州は天下の宝…!! 忍びの活躍もいいですよね 単純に武将の手足ではないというか 言うときは言う主君との信頼関係、圧倒的な身体能力をサラッと魅せる描写…たまりません
読み終えた。 長かったなあ。 ただ「深夜特急」を読み終えた時の気持ちに似て、ロス感がある。 最終巻、真田信之が、彼が絶対的な信頼をおいていたにもかかわらず徳川の内定者となって動いていた馬場彦四郎をその盟友であり碁敵であった小川治郎右衛門と共謀して3年もその機会を待ち討ち果たしたエピソードが全編を通し...続きを読むたストーリーとは別格に浮き上がり衝撃だった。
真田家の存続に子を二手に それも死をもって 家を守るとはどういうことなのか 歴史小説の常套テーマだが その度に考えさせられる
波瀾万丈の真田家の物語、ここに完結。 前巻にて大阪夏の陣が終わり、今作はその後の真田信之を中心に、主要登場人物たちのその後が描かれる。 全12巻、大変に楽しんだ。 真田父子3人のみならず、お江をはじめとする草の者たち、向井親子、鈴木右近、樋口角兵衛、滝川三九郎などなどの魅力的な登場人物たち。 真...続きを読む田一族の波瀾万丈の史実を中心に、草の者の活躍や真田家のお家事情などを絡めた、エンターテインメント性の高さ。 智、仁、勇で象徴される真田父子の生き様のカッコ良さ。 池波正太郎ならではの情感。 さすがに太平洋戦争を経験する世代の著者とあって、女性観などが現代の価値観からしてあまりに古いのが難点か。 とはいえ、歴史小説において、オールタイムベストクラスの面白さの作品だったと思う。
高校時代にこれが原作のNHKのドラマが大好きだった。 いつかはこの作品にチャレンジしたいと思いつつ40年近く過ぎてしまった。 この最後の巻の辺りは記憶から抜け落ちてしまっていた。 大体、真田一族ものは幸村主人公が多く信之がこんなにクローズアップされるのはこの作品くらいだろう。 そういう点を除いてもこ...続きを読むの作品が真田一族を扱った小説の中でも最高峰なのは間違いない。
最終巻は、五十を越えて燃え上がる伊豆守信之の戦魂と恋情、住吉慶春とお江二人の忍び働き、そして幕府(秀忠)との闘い。いずれも面白い。 6月から読初め12巻を読み切って茫然としている。池波正太郎の歴史、人間、人生に対する深い洞察に感謝。楽しかった!
大坂夏の陣の後の話であり、真田昌幸も幸村も既に世を去っているため、読む前はエピローグ的な内容になっているのかと思った。 確かにそういう側面もあるが、しかし物語はまだ続いていた。つまり真田vs徳川の闘いは終わっていなかったということである。 前巻までは真田昌幸・幸村vs徳川家康だったのが、この最終...続きを読む巻では真田信之vs徳川秀忠になっている。もちろん、互いに武器をとってのドンパチというわけではないが。 信之が松代に移るところで話が終わっているため、信之と秀忠のどちらが勝ったのかは定かではないが、松代藩は明治維新まで生き残ったわけだから、その意味では信之の勝ちではないかと思う。
最終巻十二巻「雲の峰」 豊臣は滅び徳川の天下となり、家康も死去。 二代将軍秀忠の時代となります。 さて、時代劇などにおいて、大阪の陣での豊臣家家臣たちは「数年籠城して、家康が死んだら、有利な状況で和睦、千姫の父である秀忠は家康より交渉しやすいだろう」と考えていた…ように描かれますが、 あくまでも「...続きを読む後世からみると」ですが、 大名家も公家も押さえつけ取り潰し、風紀が乱れたと朝廷の女官たちも処罰させるような秀忠のほうがよっぽど怖い。 やっぱり”大阪の陣”というものを起こした時点で豊臣家に行く末はなかっただろう…。 …とまあ、こんなコワい秀忠政権下で、真田信之は真田家の行く末に暗いものを感じ、ますます身体を引き締めます。 そして草の者のなかでただ一人生き残った女忍びのお江さん。 上田に戻り信之の元で真田家を守るための忍び働きを行います。 信之54歳、お江さん65歳くらい? まだまだ草の者としての腕前は超一流。 真田家を取り潰そうとする幕府との駆け引き。 このへんの描写は著者も実に楽しそうです。歴史に大きな流れは描いたのでこの長期小説をどう絞めるか、描きたい人の描きたいことを描くぞーという状態か(笑) そして最終巻らしく、生き残った者たちの”その後”が静かに語られます。 穏やかな晩年を過ごす者、失脚する者、飼殺される者、失意のうちに消える者…。 そんな姿が静かに描かれます。 この長期連載のラストは、真田家が上田から松代に転封となるところで終わります。 これからは実直な昔ながらの武士のままでは生きられない政治の世界となります。そんな中古い時代を生き抜いた誠の武士である信之、古い時代の卓越された忍びの術を持つお江さんは老境に入ってもまだまだ隠居などしていられないようです。 お江さんについては…後書きで作者は「お江のその後を私は知らない」と書いています。「しかし彼女のことだからきっと長寿を保っただろう」。あとは読者の想像にお任せということなので、信之の裏で忍び働きしながら穏やかに老後を過ごしたと思っておきましょう。信之さんは94歳で亡くなるのだからこの先まだ人生は長い、身分を超えて良い茶飲み友達は必要だろう(笑) そして後書では、真田家のその後が描かれて…終幕。
天下を取った徳川家も太刀打ち出来なかった、 真田家の興亡を描いた作品。 著者の抜群の文才で戦国の世の泥臭さ、友情、愛情、激情、権謀術数が堪能でき、読者は戦国時代にタイムスリップ出来る。 敵味方に分かれても変わらない兄弟の絆、最後の最後の最後まで不屈の闘志を貫く幸村に感動。 全12巻。
信之が松代へ国替えとなり、上田から出発するところで物語は終わる。 信之って家康より忍耐強いかも、 佐助の死が伝えられる場面は、通勤車中にありながら涙が止まらなくなった。この歳になって涙もろくなったのに加え、人前でも平然と泣けるようになった。末期的かも。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
真田太平記
新刊情報をお知らせします。
池波正太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
鬼平犯科帳(一)
剣客商売一 剣客商売
侠客(上)
黒幕
鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】
青空の街
新しいもの古いもの
仇討ち
「池波正太郎」のこれもおすすめ一覧へ
▲真田太平記(十二)雲の峰 ページトップヘ